始まりは今から10年前。もう少しで桜の花が咲く頃の話です。
私には7歳の長女と5歳の次女、そして同い年の妻がいました。
妻のお腹の中には7ヶ月になる新しい命が宿っておりました。
当時、30半ばの私たち家族は生まれてくるその命を楽しみにしておりました。
私の仕事は交替制勤務で、その日は夜勤をしていました。
あと2時間くらいで仕事が終わると思ったその時に携帯電話がなりました。
それは妻からの電話でした。
あまり仕事中には電話をしてこない妻から・・・嫌な予感がしました。
予感は当たりました。
電話越しに妻が破水したと私に告げました。
私は急いで会社を早退し、家に戻りました。
家に妻の姿はなく近所のママ友が私の帰りを待っていました。
ママ友の話では破水したので救急車を呼んで欲しいと妻から連絡を受け、妻の入院準備を済まし搬送したところだと言われました。
搬送先は掛かり付けの産婦人科でした。
私はママ友にお礼を言って直ぐに病院に駆け付けました。
病院で診察の結果、うちでは処置出来ないから設備の整った病院に連れていくとの事でした。
しばらくするとまた救急車がやって来て妻を違う病院に運んで行きました。
私は車で妻の後を追いました。
診察の結果、妻のお腹の中にはほとんど羊水が残って無く、今直ぐ出産すると子供が小さすぎて生命に関わるとの事でした。
妻には絶対安静が言い渡され、点滴でお腹の子供に負担が係らないように処置されました。
私は取り敢えず妻の実家に行きました。
実家には義父が迎えに行ってくれた2人の子供たちがいました。
そして心配そうに私の顔を見ていました。
子供たちは私に「ママは?ママは大丈夫?」と聞いてきました。
電話で事情を先に話ていた義母が「大丈夫やで‼ママは直ぐに元気になるで‼」と言いました。
「赤ちゃんは?」次女が私に言いました。
また義母が「大丈夫‼大丈夫やよ‼」
子供たちに心配させまいと言葉をかけました。
私にはその時何故か「大丈夫」その言葉が言えず、子供たちに現状を隠さず話しました。
妻が絶対安静であること、赤ちゃんの命が危ない事、そしてみんなの協力が無いとこの状況を乗りきれないことを・・・。
今思えば何故そんな話を小さな子供たちにしたかは分かりませんが、何故か私は子供たちに本当の事を知ってもらいたかった様な気がします。
そして、これが私たち家族の始まりの話へと続いて行くのです。
続く
私には7歳の長女と5歳の次女、そして同い年の妻がいました。
妻のお腹の中には7ヶ月になる新しい命が宿っておりました。
当時、30半ばの私たち家族は生まれてくるその命を楽しみにしておりました。
私の仕事は交替制勤務で、その日は夜勤をしていました。
あと2時間くらいで仕事が終わると思ったその時に携帯電話がなりました。
それは妻からの電話でした。
あまり仕事中には電話をしてこない妻から・・・嫌な予感がしました。
予感は当たりました。
電話越しに妻が破水したと私に告げました。
私は急いで会社を早退し、家に戻りました。
家に妻の姿はなく近所のママ友が私の帰りを待っていました。
ママ友の話では破水したので救急車を呼んで欲しいと妻から連絡を受け、妻の入院準備を済まし搬送したところだと言われました。
搬送先は掛かり付けの産婦人科でした。
私はママ友にお礼を言って直ぐに病院に駆け付けました。
病院で診察の結果、うちでは処置出来ないから設備の整った病院に連れていくとの事でした。
しばらくするとまた救急車がやって来て妻を違う病院に運んで行きました。
私は車で妻の後を追いました。
診察の結果、妻のお腹の中にはほとんど羊水が残って無く、今直ぐ出産すると子供が小さすぎて生命に関わるとの事でした。
妻には絶対安静が言い渡され、点滴でお腹の子供に負担が係らないように処置されました。
私は取り敢えず妻の実家に行きました。
実家には義父が迎えに行ってくれた2人の子供たちがいました。
そして心配そうに私の顔を見ていました。
子供たちは私に「ママは?ママは大丈夫?」と聞いてきました。
電話で事情を先に話ていた義母が「大丈夫やで‼ママは直ぐに元気になるで‼」と言いました。
「赤ちゃんは?」次女が私に言いました。
また義母が「大丈夫‼大丈夫やよ‼」
子供たちに心配させまいと言葉をかけました。
私にはその時何故か「大丈夫」その言葉が言えず、子供たちに現状を隠さず話しました。
妻が絶対安静であること、赤ちゃんの命が危ない事、そしてみんなの協力が無いとこの状況を乗りきれないことを・・・。
今思えば何故そんな話を小さな子供たちにしたかは分かりませんが、何故か私は子供たちに本当の事を知ってもらいたかった様な気がします。
そして、これが私たち家族の始まりの話へと続いて行くのです。
続く