日本の年間の出生数は、約80~90万人

 

死亡数は、出生数の約1.5倍ほどで、約130~140万人。

 

2週間の死亡数は、130~140万人÷365日×14日=約50000

 

例えば、今日、朝ご飯を食べた人と、食べなかった人、2週間の死亡数は、約50000人。

 

昨日の夜、十分睡眠を取れた人と、取れなかった人、2週間の死亡数は、約50000人。

 

当たり前ですね。

 

 

(例) 

  ★ある国の人口が、1億人。14日間の死亡数を30000人とする

 

   3000万人がワクチンを接種し、14日以内に死亡した人が1000人だった場合、

 

   ワクチンを接種しなかった人で死亡した人は何人だったでしょうか??

 

   簡単な計算問題ですね。

 

   30000-1000で29000人ですね。

 

   ワクチンを接種する人を1億人に近づければ近づけるほど、14日以内の死亡数は、

 

   30000人に近づくことが分かります。

 

   もし、3万人にならなかった場合、死亡率を下げるなんらかのバイアスがかかっているといえます。

 

 

 

 

   ちなみに、日本のワクチン死亡数でいえば、仮に1億3000万人にワクチンを接種して、14日以内の死亡数を

   

   今のワクチン死亡率で計算すると、1500人程度になります。

 

   14日死亡数が、約50000人なのを考えると、おかしいですね。

 

   (さらに、若い人のワクチン死亡率を考えると、1500人よりもっと少なく、

 

    約1000人前後(高齢者のワクチンがほぼ終わっているので)になると思います)

 

    

    

    心疾患と脳血管疾患について

 

    日本の年間死亡数の2位の心疾患と、4位の脳血管疾患を足すと、22.5%になります。

 

    14日死亡数を50000人とすると、50000×22.5%=11250人

    

    5000万人をランダムで抽出したとしても、少なくとも4000人は死亡していることになります。

 

    施設に入っている高齢者を多く抽出した場合はもっと多くなるはずです。

 

    ワクチン接種者を8000万人まで増やせば、心疾患と脳血管障害の14日死亡数は、

 

    約8000人ほどになるはずです。

 

    (これは、ランダムに8000万人を抽出した値で、です。)

 

    

 

 

 

  

    

 

 

説明文を読むときに一番大事なのは、A=Bを探す作業です。

 

A=B・・・AイコールB

ABである

(「」を探す作業ともいえますね)

(「AにはBがある」なども、ほぼイコールとしてあつかいます)

A=Bを探す作業

A=Bを探す作業

A=Bを探す作業・・・。

 

下↓は例題です。リンク先はこちらです→「読解力」をつけるには(3)―説明文への取り組み方

 

【例1】1873年に明治政府がキリスト教を認めると、潜伏キリシタンはカトリックにもどる人、仏教や神道に改宗する人、今までの信仰の形を続ける人(かくれキリシタン)に分かれました

(朝日小学生新聞2018年6月29日付1面から) 

 

上の文章を分からないことがなくなるまで何回か読んでみてください。

 

分からないことがなくなったら続きを読んでください。

 

 

                   

この文章で、何が「分かれ」たのか問うと、戸惑う生徒が多いのです。主語は「潜伏キリシタンは」です。図に示すのもよい勉強になります=図参照。

 

キリシタンかえ

 

上の図を見て分かったでしょうか。これでもう分からないことはなくなったでしょうか。これ以上深く読むことはできないでしょうか。

 

それでは、A=Bを探す作業をやっていこうと思います。

 

まずは、「は」 に注目します。

潜伏キリシタン「は」←ありました!

ありましたね。「は」!です。「は」

 

これでA=Bを作れます

 

潜伏キリシタン=カトリックに戻る人

潜伏キリシタン=仏教や神道に改宗する人

潜伏キリシタン=今までの信仰の形を続ける人(かくれキリシタン

 

最初の2つは、同じ人間であることはイコールでいいのですが、何か違和感を感じますね。

とりあえず、3つ目のから見ていきましょう。

 

潜伏キリシタン=今までの信仰の形を続ける人(かくれキリシタン

 

これはイコールでいいのではないでしょうか。

「今までの」「続ける」とありますので、同じ信仰であることが分かります。

 

3つ目が、同じ信仰と分かったことで、最初の2つは違う信仰だということが分かります。

本文に「分かれました」とあります。

「分かれ」たのだから、違うものです。

A=Bをもう一度やり直しましょう。

潜伏キリシタン⇒カトリックに戻る人に変わった(潜伏キリシタンではなくなった)

潜伏キリシタン⇒仏教や神道に改宗する人に変わった(潜伏キリシタンではなくなった)

潜伏キリシタン=今までの信仰の形を続ける人(かくれキリシタン(潜伏キリシタンのままだった)

 

これで分からないことはなくなったでしょうか。もうこれ以上深く読むことはできないでしょうか。

 

 

潜伏キリシタン=今までの信仰の形を続ける人(かくれキリシタン)が成り立つのであれば、

潜伏キリシタン潜伏キリシタンでいいのではないでしょうか。

 

なぜわざわざ「かくれキリシタン」に変えているのでしょうか。

なぜ、「潜伏キリシタン=今までのように潜伏キリシタンのままだった」と書かなかったのでしょうか

 

これは、キリスト教を認める前と後で、呼び方が変わったとも取れます。

キリスト教を認める前までは、潜伏キリシタン。認めた後は、かくれキリシタン。と呼び方を変えたのではないでしょうか。

 

そうすると、またひとつ疑問が出てきます。キリスト教を認める前は、かくれキリシタンとは言わないのか。

 

キリスト教を認めているにもかかわらず、かくれキリシタンというのはなぜか。(かくれに疑問)

 

さらに疑問があります。本文をもう一度最初から読んでみると、

 

「キリスト教を認めると、」と書いてありますね。

 

「キリスト教を認め」ているにもかかわらず、なぜ仏教や神道に改宗する人に変わったのか

 

どうでしょうか。今までより深く読めたのではないでしょうか。

分かったつもりになってなかったでしょうか。

 

説明文は

A=Bを探す作業

A=Bを探す作業

A=Bを探す作業・・・。

 

 

 

 

 

 

牛乳カルシウムの真実というタイトルで、骨粗しょう症は牛乳をたくさん飲む欧米諸国に多いというものを見つけました。

 

牛乳カルシウムの真実

 

この中には牛乳を飲むと、骨粗しょう症の予防にならないどころか、骨粗しょう症のリスクになることが書いてあります。

 

その理由は、牛乳の消費量が多い国は、大腿骨頚部骨折が多くなっていることを理由にしています。

 

牛乳の消費量が多い国大腿骨頚部骨折が多い」(これは事実です。ですが・・・)

 

これだけでは結論を急ぎ過ぎています。

 

ここで、いったん話を変えましょう。

 

薬局で以下の調査をしたとします。

 

「野菜を食べる量と生活習慣病の関係」

 

この調査だと、野菜を食べる量が多い人は、生活習慣病にかかっている人の割合が多くなります。

 

生活習慣病の人には、野菜を食べるように指導していますので、当たり前のことです。

 

ただ、結論を、以下のようにした場合、違和感を感じないでしょうか。

 

「野菜を食べる量が多い人ほど、生活習慣病のリスクが高い」

 

また、歯医者で以下のような調査をしたとします。

 

「虫歯のある場所と、歯を磨く時間」

 

この調査だと、虫歯になっている場所ほど、歯を磨く時間が長くなるはずです。

 

虫歯になっている場所は、丁寧に磨くように指導されるはずですからね。

 

ただ、結論を、以下のようにした場合、違和感を感じないでしょうか。

 

「歯を磨く時間が長い人ほど、虫歯のリスクが高い」

 

理由は、虫歯が多い人ほど、歯を磨く時間が長く、虫歯が少ない人ほど、磨く時間が短かったから。

 

これは、さすがに誰でもおかしいと思いますよね。

 

さて、牛乳のほうに戻りますが、牛乳が、カルシウムの体内への吸収量が優れていることは、世界中で知られています。

 

骨量を検査して少なかった場合、牛乳を飲むのが普通ではないでしょうか。

 

他の要因で、骨量が低下して、その結果、牛乳をたくさん飲んだとも考えられないでしょうか。

 

いずれにしても、この調査だけでは、結論はつけられないということが分かりますね。