音楽座ミュージカル 冨永波奈オフィシャルブログ「send a brand new message to ...」Powered by Ameba -3ページ目

オリジンになる。その1

最近高校生とのワークショップも若手のメンバーがリーダーをやることが多くて、NEWリーダーのデビューに立ち合うことも増えました。

人前に立って何か言うとか、何十人もの人を一定の時間同じ目的に向かって導いていくとなると、どうしても、どーーーしても、最初はやることに追われます。「緊張しないで」って言われたってそりゃなかなか難しい。はっきり言って、初めてやるのに緊張しないでやるなんて多分無理。みんなノートにセリフを必死にメモって、録音を何度も何度も聞いて練習します。私も、初めてワークショップをやり始めた頃はそうだったし、いまでも先輩たちの本番を録音して聞きます。

やることに追われて焦らないためにも、芝居と同じで段取りとかセリフは早いとこ落とし込む作業が必要です。

でも、それでパーフェクトではない。

たとえば、いまやっているトレーニングは元々リーダーのみんなで考えて、回数を重ねて内容そのものは確立してきた感がある。だから、段取りとか間とか伝えられることはあるんだけど、じゃあそれをそのまま正しくやれば成立するかというと必ずしもそうではない。ワークショップは芝居よりももっと参加者自身が主体的に参加しやすい環境なので、やることが明確になってさえいれば、会としては成立の範囲内には入るとは思います。決して失敗にはならない。でも、それ以上のことにもならない。もっと言えば、誰がやっても同じ。っていうこと。

でも、それじゃあねえ。せっかく頑張ってやってるんだし、毎回圧倒的な場を創りたいじゃないですか。

だから、私が新しくリーダーにトライするメンバーに伝えることは一点。「自分がいちばん求めてるトレーニングをやってみて」ということ。リーダー自身が「これをやれば絶対に今より素敵な自分になれる!」って確信を持ってやっていることが何よりも大切だと思うから。

今ある内容と同じことをやる必要はないのです。リーダーが目的を持ってやっていれば、何をやったって成立するんだと思います。オリジンになるっていうこと。

ってゆうのも、言ってる私がいちばん見失うポイントがここなんです。
まさにこの4月から6月にかけての自分の気づきがここだったから。

なんか長くなりそうだから次にしますね。、、ってこの流れ、渡辺修也的だよねww

ま、いっか。