爪の表面が
白濁したり、黄褐色調の混濁が
あると白癬菌の疑いがあります。
皮膚は乾燥すると
バリア機能が落ちるので
かかとのガサガサ部分や爪周囲の皮膚から
感染し
爪に菌が移動して来るというのが多く、
爪の下に菌が入り込み
最後には
爪甲下角質増殖と言って
爪と角質が肥厚して行く症状になります。
ここまで来ると
ジェルはしない方が良いと思います。
爪下角質が必ずしも白癬菌とは限らないのでまずは皮膚科に受診して
菌の検査をして
本当に白癬菌か調べてもらいます。
稀にカンジダ菌の可能性もあります。
角質が、そんなに多くなければ
ただ単に靴に当たって出来たという可能性もあります。
白癬菌は自覚症状がないので多くの方が気付かず放ってしまいます。
角質はどんどん増え
爪を押し上げる程の力があります。
以前、ボランティアで
高齢者のフットケアに行った時
爪甲下角質増殖を、長年放ってしまい
爪甲港わん症になっている方が
沢山いらっしゃいました。
爪甲港わん症になる方がいらっしゃいますが
そうでない場合は
白癬菌を長年放ってしまったのが
原因と考えられます。
こうなってしまうと
高齢になった時、靴を履くのが痛くなってしまいます。
又、白癬菌は糖尿病と合併してしまうと
壊疽の可能性も出て来てしまうので
白癬菌と気付いたら
治す事が大切だと思います。
先日、皮膚科医の東先生の
勉強会に参加したのですが
白癬菌は
半年間薬を飲んで治すとの事でした。
ただ、白癬菌を治療する薬は副作用で
肝臓にダメージがあるので
血液検査で肝臓の検査をしながらの
服薬になるそうです。
知れば知る程かかりたくないですね…
東先生は温泉などの施設に行ったら
足の水分をよく拭いてから
すぐに自分の靴下を履いてから
スリッパを履けば予防になると
おっしゃっていました。
乾燥してると皮膚のバリア機能が
落ちるので
足全体にくれぐれも保湿は欠かさず
毎日した方良いと思います!