明日からプロ野球は後半戦。個人的な見どころを踏まえて各チームの注目選手を挙げていこうと思います。
〈セリーグ〉
前半戦ではやはり打力が1枚抜けている広島が首位独走。大型連敗を喫した巨人とヤクルトが下位に沈む展開。しかし巨人の追い上げ、阪神の失速により首位の広島、最下位のヤクルト以外の4チームがAクラスを争っている展開に。
○広島東洋カープ(52勝29敗2分 首位)
去年のセリーグ覇者は今年も強い。大エース黒田博樹の抜けた穴を岡田、薮田、大瀬良で埋めている。また打線ではバティスタというラッキーボーイが出現。2連覇へ視界良好か?
【注目選手】
・薮田和樹 (前半戦8勝1敗防御率2.25)
先発転向後、素晴らしい活躍をしている。後半戦もこの勢いを維持できるかが注目。
・丸佳浩(前半戦.319、本16、点57)
去年よりも迫力が増しているイメージ。個人的にはシーズン200安打を狙ってほしい。
○阪神タイガース(43勝36敗 2位)
交流戦までの戦いは素晴らしかった。若手とベテランの融合で広島と競り合った。しかし交流戦終盤からの大型連敗は痛すぎた。ベテラン勢のさらなる奮起が必要か。
【注目選手】
・秋山拓巳(前半戦7勝4敗防御率3.44)
前半戦でなにか一皮剥けたようなピッチングを披露した。個人的にはストレートのキレはセリーグトップクラスといっても過言ではないと思う。夏場の阪神特有の大型ロード連戦をどう乗り切るか。
・大山悠輔(前半戦.214、本1、点6)
前半戦終盤に活躍を見せた期待のドラ1ルーキー。変な外国人使うより大山をファーストで使うべきだと思う。将来が楽しみ。
○横浜DeNAベイスターズ(41勝39敗2分 3位)
個人的には後半戦で勢いに乗ってきそうな予感があるチーム。打力は広島に劣らない。先発陣の奮起が後半戦のカギを握りそう。
【注目選手】
・石田健太(前半戦3勝3敗防御率3.06)
今シーズンの開幕投手。怪我で思うような活躍ができなかったが前半戦終盤にはいいピッチングを披露。この投手が二ケタ勝つような活躍をすれば広島を追い込めるかも。
・宮崎敏郎(前半戦.349、本7、点36)
現在のセリーグ首位打者。筒香があまり本調子でなかった前半戦を引っ張った選手の1人。宮崎とロペスがこのまま好調だと筒香も復調して恐ろしい打線がさらに強烈なものに。
○読売ジャイアンツ(38勝44敗 4位)
悲劇の13連敗から1か月半。前半戦終盤の広島、阪神とのロードでのカード勝ち越しは今後の戦いに希望が持てるような気がした。強力な先発投手陣で上位をかき回していきそうだ。
【注目選手】
・田口麗斗(前半戦8勝2敗防御率2.09)
セリーグトップの防御率。個人的には15勝を狙ってほしい。完投能力が高いので是非完投、完封をして強力リリーフ陣を休ませるようなピッチングをしてほしい。
・陽岱鋼(前半戦.286、本2、点8)
FA移籍組の1人。元々長打力があるので狭い東京ドームで本塁打量産を期待したい。あとは余計な怪我はやめてほしい。
○中日ドラゴンズ(37勝44敗3分 5位)
開幕当初はどうなるかと思ったが、若手が活躍し何とか踏ん張っている感じ。後半戦は森監督の手腕と、若手のスタミナに命運が握られている。
【注目選手】
・バルデス(前半戦5勝5敗防御率2.93)
打線の援護があれば勝利数ハーラートップにいたかもしれないというピッチングだった前半戦。中4日も難なくこなすタフな左腕の活躍が中日の命運を握っている。
・ビシエド(前半戦.246、本13、点38)
5月の月間MVP。しかし住民権取得のためアメリカに帰国しなんだかんだで1か月いなかった。去年は後半戦は散々だったので今年こそは大爆発してもらいたい。
○東京ヤクルトスワローズ(28勝52敗2分 6位)
10連敗2度というあまりにもひどすぎた前半戦。けが人が続出し戦いにならなかった。さらに監督の采配も空回り。今年はあきらめモードか。
【注目選手】
・原樹理(前半戦2勝5敗防御率2.88)
プロ初完投をみせたあの則本との投げ合いは素晴らしかった。ただリリーフ陣の大乱調などもあって2勝ほど消えていった。後半戦は自分がチームを引っ張る気持ちで活躍してほしい。
・上田剛史(前半戦.262、本0、点10)
バレンティン、雄平の怪我によって現在スタメンで活躍している。守備は一級品だが今年は打撃でも活躍している。
〈パリーグ〉
序盤から楽天が独走。しかし交流戦でソフトバンクが優勝したあたりから首位争いが激しくなった。一時は-0.5ゲーム差の首位という珍現象が起きたが前半戦最後の2連戦で楽天が連勝。一方で、他の4チームは一人旅状態。見どころは首位争いの2チームに絞られてきた。
○東北楽天ゴールデンイーグルス(50勝24敗1分 首位)
投打にかみ合って前半戦首位ターン。けが人も少しはいるが強力助っ人と則本、美馬、岸の3本柱、さらにはクローザーの松井裕樹がチームを引っ張っている。4年ぶりの優勝へは、タイトな日程がカギとなってきそうだ。
【注目選手】
・福山博之(前半戦 36試合5勝0敗15H1S防御率0.00)
いまだ自責点0のリリーフエース。松井裕樹につなぐ大事な役目を担っている。勝負所での登板が増えてくる後半戦でどのようなピッチングをするのかに注目。
・アマダー(前半戦.216 本8、点29)
ペゲーロ、ウィーラーが活躍している中、おいてかれている状況の外国人。左打者が多い打線の中で、この人が活躍すれば4年ぶりの優勝も近づいてくる。
○福岡ソフトバンクホークス(53勝30敗 2位)
去年は日本ハムに10ゲーム差以上をまくられて2位。今年はまさかの楽天に首位をとられて今のところ2位。選手層12球団ナンバー1の意地を見せられるか。
【注目選手】
・千賀滉大(前半戦7勝2敗防御率3.29)
WBCベストナインで一気に知名度を上げた今年。怪我で離脱してしまったが復帰してからは好調。今年12勝くらいすれば一流の選手といってもいいでしょう。ぜひ楽天喰いをしてもらいたい。
・柳田悠岐(前半戦.327、本23、点75)
現在パリーグ三冠王。去年は徹底マークで活躍できなかったが今年は大爆発。2年ぶりのトリプルスリーも視野に。この柳田が止まるようなことがあれば楽天独走か。
○埼玉西武ライオンズ(43勝34敗2分 3位)
連勝、連敗とふらふらしながら3位。ずーっと3位。リリーフ陣の好調さが今の位置と言ってもいい。上にも下にも差がついているが、オリックス戦の戦績をどうにかしないと尻に火が付きそうな予感が...
【注目選手】
・菊池雄星(前半戦8勝4敗防御率2.03)
前半戦、首位楽天には驚異的な強さを発揮した一方、ソフトバンクには相変わらずの弱さを露呈。後半戦はあえてソフトバンク戦を回避して他のチームとの試合で勝っていってほしい。
・源田壮亮(前半戦.266、本3、点27、盗塁24)
辻野球の体現者。ルーキーとは思えないプレーで西武の2番ショートを張っている。夏場の厳しい日程の中でどのような活躍を見せてくれるのかに注目。
○オリックスバファローズ(38勝41敗1分 4位)
4月好調、5月絶不調と波のある前半戦。また、マレーロの本塁踏み忘れの幻の本塁打などいろんな話題を提供してくれた。去年の成績と比べればいいが、狙うはAクラス。
【注目選手】
・山岡泰輔(前半戦3勝6敗防御率2.54)
オールスターにも選出されたドラ1ルーキー。安定した投球を見せるも打線の援護があまりなかった前半戦。打線が徐々に好調になった現在、山岡登板試合で打ってくれれば勝ちも増えてくるだろう。
・T-岡田(前半戦.287、本18、点37)
今年は非常に調子がいい。チームに左の強打者がT-岡田だけということでかかる期待は大きい。本塁打30本はぜひとも達成してほしい。
○北海道日本ハムファイターズ(31勝51敗 5位)
けが人続出でボロボロの4月と比べればいいが、近藤健介の離脱は痛すぎた。先発投手陣もパッとしない。去年の日本一チームの意地を見せてほしい後半戦。
【注目選手】
・上沢直之(前半戦2勝2敗防御率3.81)
今シーズン途中から復帰して、活躍をしている。投手陣にいいニュースがあまりない中、この上沢の復帰と活躍が後半戦にどうつながるか。
・松本剛(前半戦.293、本3、点15)
交流戦からレギュラーに定着。ドレイクの加入でどうなるかと思ったがしっかりとした活躍をしている。これからの活躍次第ではチームの顔になるかもしれない存在だ。
○千葉ロッテマリーンズ(25勝55敗 6位)
オープン戦首位の勢いはどこへ。ヤクルトよりも勝率が低い。最初のころに比べたらマシにはなったが、借金30は厳しすぎる。個人的には若い選手をどんどん使って楽天、ソフトバンクをかき回してほしい。
【注目選手】
・二木康太(前半戦4勝3敗防御率4.23)
オールスターにも選ばれた今年。涌井、石川両エースがあまり良くない中、1人気を吐いた。
・サントス(前半戦.292、本0、点3)
貧打のチームの補強第1号外国人。なぜこのサントス?と思った人も多いと思うが、まあまあの活躍。デスパイネの穴埋めとはいかないが新しい風を吹かせてほしい。
ということで12球団の注目選手を挙げていきました。後半戦、両リーグともに白熱した試合に期待しましょう。
