10月も中盤戦、一気に冬めいてきました。

 

そして、新型コロナウィルスの蔓延で、まったくの想定外の開幕を迎えたプロ野球2020シーズンも、セ・パ両リーグとも残り20試合を切り、いよいよゴールが見えてきました。

 

細かな振り返りは、シーズンオフに改めてするとして、まず、10月18日時点の結果と、9、10月の巨人の戦いの振り返り、そして、いよいよマジック7となり、セ・リーグV2が見えてきたところで、このあとの日本シリーズに向けてファンとしての希望と展望をまとめます。

 

まず、2020年10月18日時点の、セ・リーグ、パ・リーグの順位表です。

 

 

セ・リーグは、我がジャイアンツがマジック7。

 

 

9月15日にマジック38が点灯してから、約1ヵ月で30のマジックを減らし、ついに原監督の令和2回目のセ・リーグ胴上げ目前となっています。

 

この間、セ・リーグとしては2、3、4位のAクラス争いが熾烈でした。マジック38が点灯した9月15日の時点での2、3、4位の順位とゲーム差は次のようになっています。

 

2位:阪神 

3位:DeNA(0.5)

4位:中日(3.5)

 

しかし、この1ヵ月で、

 

2位:中日

3位:阪神(1.0)

4位:DeNA(1.0)

 

と、中日が快進撃、8年ぶりのAクラス入りが見えてきました。そして、巨人のマジック対象チームも、点灯時は阪神・DeNA両チームだったのが、現在は中日。このあと、どういう展開になるか。

 

一方、パ・リーグは、セ・リーグと異なり、1、2位のクライマックスシリーズ、その後の日本シリーズとなっているため、2位以内に入ることが2020シーズンの最初のゴールになります。10月9日時点では1位ソフトバンクと2位ロッテはゲーム差ナシで並んだものの、その後の、両チームは明暗がはっきり分かれ、5.5ゲーム差に。残り試合を見ると、まず、リーグ戦は1位ソフトバンク、2位ロッテで決まるように思います。

 

■9月、10月の巨人の戦い

さて、気が早いと書かれそうですが、巨人ファンとして、そして、野球好きとして客観的に考えても、残り試合19でマジック7、しかも、現対象チームである2位中日との対戦はすべて終わっている、という状況から、2020年シーズンのセ・リーグは巨人が優勝できると、確信しています。それがいつになるか、それは今週明日からの戦い次第。

 

その前に、この特別な、そして、6チームすべてにとって厳しい戦いの中、巨人がどう戦ってきて、今の位置にいるか、振り返ってみます。

 

個人的には、まず、この状況で歴史にも類を見ない9、10月にセッティングされた4つの長期連戦、その戦い方、そして、最初の長期連戦でスタートダッシュできたことが非常に大きかったと思っています。長期連戦の時期と結果は以下の通り。

 

10勝1敗1分1中止(13連戦:9/1~9/13)

6勝3敗(9連戦:9/15~9/23)

6勝4敗(10連戦:9/29~10/8)

2勝5敗1分1中止(9連戦:10/10~10/18)

 

最終的にこの4つの連戦で、24勝13敗2分2中止、貯金11となっています。勝率.649、とてつもなくすごい数字です。そして、最初の13連戦の結果が非常に素晴らしかった!ちなみに、この長期連戦の立役者は、エース菅野、そして、前回のジャイアンツエントリでも書いたように2首里の勝ちパターンを形成できた鉄壁のリリーフ陣のおかげと思っています。

 

 

改めて、この長期連戦間のあった、9月(26試合)、10月(16試合)の菅野および勝ちパターンリリーフ陣の登板数を見てみると、

 

菅野 (5先発/26、2先発/16)

デラ (13/26、6/16)

中川 (12/26、3/16) ※10/9に登録抹消、調整中

大竹 (8/26、登板なし) ※9/27に登録抹消、調整中

高梨 (12/26、7/16)

大江 (11/26、8/16)

鍵谷 (9/26、9/16)

 

数字を見てみても、エース菅野は9、10月だけではなく、6/19の開幕戦からローテーションを外れずに火曜日にずっと勝ちを提供し続けてくれ、また、上記で上げた6人のリリーフは、中川、デラのオフィシャル勝ちパターンだけではなく、残りの4名のすばらしい火消しで、勝ちを積み重ねてくれています。いやー、このリリーフは、僕が巨人ファンになってから史上最高です。今は、大竹寛ちゃん、そして、皓太の2人は故障で調整中ですが、今はしっかり直して、日本シリーズに戻ってきてほしい!

 

そして、先発陣に関して言えば、8月末までの戸郷、そして、いろいろ言われながらも7勝を上げているサンチェス、そして、僕は田口君の5勝がすごく大きいと思っています。

 

そして、9月以降で5回の先発で3勝を上げた畠、さらに、10月に入りようやく投手陣の最後尾から開幕を迎え、先日、1年以上ぶり、そして、背番号26として初勝利を上げた高橋優貴の2人が、ここに来て調子を上げてきてくれたことが先発陣を支えてくれると信じています。

 

このあとの19試合は、

 

菅野、戸郷、サンチェス、畠、高橋優貴の5人に、今村+期待枠の若手で回すのが良いのかなと、個人的に思います。そして、田口君はリリーフにまた戻ってしまいましたが、昨日のDeNA戦ではさすがの火消し。本人は先発への意識が強いと思いますが、2019年のプレミア12でもリリーフの一角として世界一になった経験を、まず、2020シーズン、そして、日本シリーズに向けて発揮してほしいです。

 

あとは、先に書いた6人のリリーフ(2人は抹消中)に関して、怪我せず、そして、疲れが見えてきた高梨、大江は少し緩めつつで、他の投手の奮起に期待だ。田中豊樹とビエイラはあと一歩のところまで来ていると思うんだよなぁ。

 

打つ方に関して言えば、開幕前から新型コロナウィルス陽性反応があり、ながら、キャプテンとしてチームを引っ張り、そして、個人成績としては2020シーズン内の2,000本安打達成まであと19本としているキャプテン坂本を筆頭に、有償請負人の丸、令和の巨人の不動の4番となった岡本の、サカマルオカの3人の安心感・安定感は(いろいろネットでは言われることはあるものの)、僕はまったく揺るがず、楽しく応援できています。

 

今年の打線に関して言えば、吉川尚輝がようやく1番に固定され、怪我なくここまで来ていること、このまま行けば規定打席も達成できる見込みが大きく、2番松原に関しては、正直、今年の想定外枠選手として、嬉しい誤算です。

 

助っ人に関して言えば、パーラにはすごく期待していた分、怪我での離脱は残念。今シーズンの復帰はなく、来シーズンも不透明とのことですが、ぜひまた東京ドームでベイビーシャークを応援したい。

 

その他、現在故障で離脱中の亀井と中島の38歳コンビ、途中加入のウィーラー、10月に入ってからは田中俊太と若林の93組の活躍、さらに、やや疲労が出てきたかなと思いつつ、2020年の巨人の扇の要として攻守ともに結果を出している大城と、万全と思います。

 

ただ、最後の9連戦、勝ちきれなかった要因は打線のつながりがなかったこと、そして、4番岡本のホームランが出なくなってきたこと。なので、これまた気が早いですが、日本シリーズに向けては、改めて打線のつながりと、4番岡本の、ホームランの復活(≠ヒット)を期待しています。ファンとしては、あえて、期待値を高めに応援するぞ!

 

そして、唯一気がかりなのは、令和のスピードスター、増田大輝の怪我。あまり情報が出てきていなく、正直不安ですが、日本シリーズまでに戻ってきてほしいという気持ち、あと、まだまだ未来があるので、無理はしないで、ぜひ代走からの盗塁王をいつか実現してほしいです。

 

ここまで選手のことを書いてきましたが、2020年の巨人の強さ、それは原監督と言っても過言ではない用に思います。今年の原監督のチームマネジメント、最高すぎますね!すごい、本当にすごい。

 

最初に書いたリリーフ陣の運用、そして、スタメンの休ませ方など、今年に関しては、セの他の5球団とはワンランクもツーランクも上のベンチワークをしていると、巨人ファンながらに思っています。

 

 

ということで、長くなりましたが、いよいよマジック7、ここから先は、怪我をせず1試合1試合1つずつ勝つ、あるいは、引き分けることを目指すことが大事です。とくに気温が一気に冷え込んできたので、疲れが溜まっているレギュラー陣は気をつけて。

 

巨人ファンとしては、GIANTS PRIDE 2020を持ち続け、そして、このブログの最初の写真で上げた、原監督からの一言「応援で取れる1点がある」――この言葉を信じで、まず、セ・リーグV2の瞬間を心待ちに応援を続けます。

 

レッツゴー!!!ジャイアンツ!!!!!