9月も残すところあと1日となりました。2020年は時間が経つのが早いというか、不思議だ。

 

そんな中、激動の状態から始まった日本プロ野球も、セ・パ両リーグとも2/3の試合数を消化し、いよいよ優勝決定に向けての1ヵ月が始まります。本来であれば、10月はクライマックスシリーズ、そして、日本シリーズという時期ですが、今年はまだリーグ戦真っ只中。しかも、過密日程が続きます。

 

そんな中で、僕は幸運にも9月に今シーズン2回目の東京ドーム観戦、そして、今シーズン最初の勝利の瞬間を、自分の目で観ることができました。

 

ということで、今回はそのときの模様を含め、9月の巨人の戦いっぷり、そして、10月決戦に向けての展望などをまとめてみます。

 

まずは、セ・パ両リーグの2020年9月29日の試合終了時点での順位表。

 

 

セ・リーグは巨人がかなりぶっちぎりで首位キープ。9月15日にマジック38が点灯してから2週間、12試合でマジックを15減らしています。これは過去に類を見ないぐらいの順調な試合運びではなかろうか。自分が覚えている限り、勝利という点では、自分の人生で最強の巨人と感じています。

 

まだまだ油断はできないものの、9月は13連戦、9連戦という2つの山があったわけですが、それぞれ、10勝1敗1分(1中止)、6勝3敗、合わせて貯金12という非常に順調な勝ち方でした。この間、先発に関してはエース菅野に加えて、田口君が戻ったのが大きいね。そして、9月は疲労から勢いが止まっていた戸郷も一昨日の中日戦でしっかりと勝てたので、このまま新人王を狙ってほしい。

 

ただ、今シーズンは先発というよりは、盤石なリリーフ陣、中川・デラの勝ちパターンに、新加入の高梨、投げ方を変えてブレイク中の大江、そして、昨シーズンからリリーフとなりサムライジャパンにも選ばれたブルペンの柱、大竹寛ちゃん、さらには鍵谷と、2種類の勝ちパターンが整備されている、このブルペン陣が、ここまでの巨人の勝利を支えていると思います。

 

打つ方に関して言えば、8月初旬まで冷え込んでいた坂本・丸が完全復調、やや冷え込んでいた岡本もヒット数は減ったものの、ホームラン、そして、何より打点を稼いでいて、今の時点で23HR、71打点の2冠をキープしているので、このまま初タイトルを録ってもらいたい。

 

あとは何と言っても吉川尚輝。日本の安打記録を持つ秋山(現MLBレッズ)が認めた逸材が、いよいよその本領を発揮してきて、さらには、大城の成長、ナカジの復活、最近では育成から上がった松原の活躍などなど、パーラ、ウィーラーの両外国人の怪我&不調をモノともしない完璧な打線のつながりで点を取れているのが素晴らしいですね。

 

そして、坂本にはぜひ今シーズン中の2,000本安打を、まずは2年連続セ・リーグ制覇と合わせて達成してほしいです。

 

9月はあと1試合残していますが、ここまで25試合で、19勝5敗1分、明日勝てば月間20勝に。田口君、頑張れ!

 

巨人の話ばかりとなりましたが、セ・リーグは2位争いが熾烈。

 

今時点で阪神・DeNA・中日の3チームのゲーム差は3.5。これはまだどうなるかわからないですね。当然、巨人としてはまず、対象チームの阪神、さらには、あと9試合直接対決が残っているDeNA、そして、今シーズン、5チームの中では最も分の悪い中日、それぞれと当たるわけなので、どのチーム相手にもしっかり勝ちたい。

 

という対巨人的な観点を除くと、エース大野がいる中日が有利なのかなと思っています。阪神は先日の新型コロナウィルス観戦の影響でリリーフの主力が抜けている間、藤浪がどこまで埋められるか、そこにかかっているかと。

 

DeNAについては打線は梶谷、ソト、オースティン、佐野の破壊力がヤバいんですが、今永、平良が抜けている先発陣がちょっと辛いでしょうか。

 

5位広島に関しては、先発が続々怪我しているのが、今の順位につながっているのかなぁと。新人森下と、巨人戸郷との、新人王争いは注目です。

 

6位ヤクルトに関しては、村上がすごいんですが、個人的には青木。やっぱり、イチロー、松井につぐ、日本人メジャーリーガーの実績を持つ、そして、NPBの通算打率で1位(4,000打数以上)で、堂々の1位に君臨している、まさにレジェンド。レジェンドの現役を観られることは幸せです。でも、巨人戦で打つのはもう少し控えてほしいw

 

続いて、パ・リーグ。

 

こちらはソフトバンクとロッテの首位争いがアツい。さらに2位と5.5ゲーム差ながら逆転の優勝・CS進出を狙う3位東北楽天あたりまではどうなるか。

 

パ・リーグの試合はしっかり観ていないのですが、巨人ファン的には電撃トレードでロッテに移籍したマッスル澤村の活躍に一喜一憂しています。というか、少なくとも今日時点までは、リリーフはすべて無失点で、素晴らしすぎる活躍。さすが澤村。

 

あとは個人的には、ソフトバンク柳田、東北楽天浅村、日本ハム中田、近藤、オリックス吉田の日本人選手による打撃個人成績争いに注目しています。

 

ちなみに今の順位に関して言うと、なんで東北楽天が3位なのかという点だけは不思議なものの、やはり、前半戦の同一カード6連戦で、今シーズンに限って言えば、各チームの戦力(スタメンの力+バックアップのポテンシャル)の結果が、今のところそのまま反映されたのかなと思います。

 

パ・リーグは1、2位のCSからの日本シリーズなわけで、気が早いと言われそうですが、このまま巨人がセ・リーグV2を達成したときの相手がどこになるのか、去年4連敗したソフトバンクへの雪辱、あるいは、対戦することになれば50年ぶりとなるロッテ、はたまた2013年神の子マー君にやられた東北楽天へのリベンジなどなど、どこが来ても非常に楽しみ(4位以下のチームのファンの皆さん、すみませんw)

 

■試合観戦記(その2)

さて、次は今シーズン2回目の試合観戦記です。

 

2回目に観たのは2020年9月21日の対広島戦。

 

結果は、10-3で巨人の勝利。いやー、やっぱり東京ドームで巨人の勝ち試合を観られるのは最高ですね。ということで、時系列で紹介していきます。

 

 

チケット。そして、今回ももちろん自宅で検温していきました。大丈夫。

 

 

東京ドームの前でパチリ。今回はナイターでしたが、到着したときはまだ日が明るかったです。

 

 

 

そして、前回8月15日に観戦したとき、入場時の検温は人の手によるものだったんですが、今回は機械による自動化が導入されていました。

 

 

あとで知ったのですが、この日は、2021年開催の東京オリンピックに向けて、西村経済産業省大臣が来場して、いろいろと見学していたそうです。

 

そして、チケット情報も提出。ニューノーマルな野球観戦をみんなで作り上げています。細かなところですが、こういうのも大事ですね。

 

 

そして、入場。前回は1階席だったんですが、今回は2階席(というか建物上4階w)だったんで、各種ショップも前回観られなかったところを観ました。今シーズンからできた、グッズバ(グッズショップ)とタベルバ(テイクアウトフードショップ)。

 

 

 

タベルバはこの日は未開場でした。来年はここで食べながら試合前のワクワク感を楽しめるといいなぁ。

 

とは言え、フードショップは充実しています。今年はこんな感じで、選手プロデュース弁当以外の、各種フードグルメが展開。

 

 

ということで、今回は選手プロデュース弁当ではなく、選手プロデュースグルメの中から、こちらのお店にて。

 

 

巨人の新若大将、岡本和真の、ねぎタマゴ明太の銀だこ。これ、めっちゃ美味かった!

 

 

あと気になったところでは、あの肉のエアーズロックで有名な大木屋のショップがあったこと。これもぜひ来年食べてみたい🍖

 

 

前置きが長くなりましたが、いよいよ着席。今回の席の眺めはこんな感じで、投手の投げる姿がしっかり観られる、絶好の場所。

 

 

前回もそうでしたが、ニューノーマルな野球観戦のカギはファンの手拍子。この日も、東京ドームを使っての盛り上げが行われていました。新しい応援スタイル、ぜひ動画でどうぞ。

 

 

今までのような鳴り物、そして、選手のプレーに対する歓声、周りのファン同士でのハイタッチ、オレンジタオル回しといったものは、今はありません。

 

それでも、拍手や手拍子、その音だけで、球場の一体感は作れます。そして、それは必ず選手にも届いているはず。

 

加えて、これは、開幕当初からも取り組まれていましたが、ホームチームの球場ごとに、応援サポート(音響設備の活用やスタンドのアレンジ)が、まさに、今の時代の、ニューノーマルな野球観戦スタイルなんだ、というのを、実体験できているのは、非常に貴重なことだと思っています。

 

そして、この日は入場者数が緩和され、おそらく、自分が見えたところ以外にも、さまざまな運営の準備と対策がされていたはずです。こうした、自粛ではなく、アジャスト・アップデートしていくこと、それを支えている皆さんには本当に感謝ですし、その一員として、球場に足を運べたことは本当に幸せです。

 

そんな幸せな気持ちを高めつつ、いよいよ試合が始まりました。

 

この日の先発はこの人。

 

 

長野県出身、プロ2年目の直江。戸郷とともにこれからの巨人を背負って立つ投手として期待されているピッチャーです。ここまで1軍での登板は先発2回、いずれも、責任投球回前にマウンドを降りており、今日こそプロ入り初勝利を!という日でした。

 

スタメン。

 

 

監督による選手表の交換。

 

 

さあ、プレイボール!直江、頑張れ!

 

 

 

試合は初回、いきなり田中広輔の2ランで先制されるも、そのあとのピンチを無失点に。そして、1回に岡本のタイムリー、2回に松原のホームランで同点に追いつき、3回には丸のファーストゴロの間に1点、ついに勝ち越し。

 

直江に関しては、2回以降立ち直り、良いテンポのピッチング。さらに4回には中島のソロホームラン、吉川尚輝、坂本のタイムリーで3点追加で4回終了時で6-3でリード。

 

直江、いよいよプロ入り初勝利か!となった5回表。1アウトを取ったあと、四球、死球でランナーを2人溜めてしまったところでまさかの降板。惜しかった!けど、この悔しさを糧に、これからのジャイアンツ人生を駆け上ってほしい。

 

ちなみに直江は本日9月29日に腰のヘルニアの手術実施が発表され、今シーズンの登板機会はナシ。2021年度、先発ローテの一角として戻ってきて!

 

5回のピンチも1アウト満塁になったものの、鍵谷のパーフェクトリリーフで無失点。

 

6回にはこの日猛打賞となる3本目のヒットがタイムリーツーベースとなった坂本、そして、2打点目のタイムリーを打った岡本の活躍で3点追加、8回にも1点追加して、結局は19安打の猛攻、10対3で快勝でした。ヤッター!!!

 

 

 

その他、球場の様子から。まずはこの人、パーラです。

 

 

サメパペットともに、みんなでベイビーシャーク。こちらも動画でぜひ。

 

 

7回裏の前の、闘魂こめて。最高ですね。

 

 

そして、この日9月21日から、東京ドームでは入場制限が緩和され、これまでの5,000人から1万9,000人まで観客数枠が増えました。各スタンドはこんな感じでした。

 

3塁側。

 

 

レフトスタンド。

 

 

ライトスタンド。

 

 

パッと見、密かな?と思ったんですが、僕が座っていた1塁側2階席に関して言えば、両隣と前の席は空いていて、基本1人できている人が多く、会話もあまりなくて、そこまで密ではなかったです。例えるなら、ドアの開閉がない、今の通勤電車ぐらいでしょうか。

 

さらに、球場スタッフの方たちの一層の努力も。イニングの合間には協力要請がされていて、ファンの皆さんもルールを守っていて安心でした。

 

 

さらに、今回から入場者数が増えたこともあり、試合後の退場にも規制が。

 

 

結果的に、ドームの出入り口、このぐらいの人の数で、全然密ではなかったです。

 

 

さらにJR水道橋駅もこのぐらい。例年の試合ごと比べたら、格段の人の少なさ。このあたりも、東京ドーム以外の施設の皆さんの取り組みのおかげですね。ありがとうございます!

 

 

ということで、2020年2回目の試合観戦記、入場者数緩和の最初の日でしたが、非常に安心して観戦でき、まさに、ニューノーマルな野球観戦を一ファンとして体感できました。巨人の勝利も観られて最高!

 

そして、ナイターだったので、夜の東京ドームもパチリ。

 

 

自撮りもw

 

 

最後に。

 

 

前回のエントリでも書きましたが、2020年はまさに緊急事態下での、プロ野球の実施。ようやく2/3まで消化しました。開幕前の坂本や大城、さらには、他のチームの選手を含め、新型コロナウィルスの感染は起きてしまっています。

 

それでも、選手や監督・コーチ、チーム関係者、そして、各球場のスタッフの皆さんの努力によって、試合は行われており、ゴールが観えてきました。まずは、ここまでの状況に改めて感謝です。

 

この先、どうなるかはわかりませんが、今回、東京ドームで体感したような、ニューノーマルな野球観戦スタイルとともに、選手・チームとファンが一体となって、リアル・バーチャルどのつながりからも、野球を楽しんで応援できることに喜びを感じて、これからもますます応援していきます!

 

そして、しつこく書きますが、巨人の2年連続セ・リーグ制覇、そして、8年ぶりの日本一を!個人記録としては坂本の2,000本安打、さらには、菅野の開幕投手としてのシーズン連勝記録の更新にも期待です。

 

レッツゴー!!!ジャイアンツ!!!!!