この週末,6月25,26日の2日間,青森県青森市にて東北六魂祭が開催されました。

東北六魂祭
http://www.rokkon.jp/

六魂祭

Web東奥をはじめ各所で記事が上がっていました。

東北六魂祭、絆を確かめ合って閉幕
http://www.toonippo.co.jp/news_too/nto2016/20160626014883.asp





また,友人の杉山さんが跳人として祭に参加していました(写真はFBから拝借しました)。

今日と明日は東北六魂祭in青森 東北6県のお祭りが大集合
http://nebuta.hatenablog.jp/entry/2016/06/25/074823

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宮城県仙台市から始まり,岩手県盛岡市,福島県福島市,山形県山形市,秋田県秋田市,そして,今年の青森県青森市と,今回で東北六県を周ったことになります。

今回を含め6回開催のうち,4回参加することができました。

2011年宮城県仙台市:「東北六魂祭
2013年福島県福島市:「東北六魂祭,そして初めての福島
2014年山形県山形市:「今年も東北六魂祭に行ってきた~山形で改めて思ったこと・考えたこと
2015年秋田県秋田市:「初めて灯が点った秋田での東北六魂祭,さらに前へ

改めて5年前の仙台,あのときは思い出してみても,とにかく考えるより行動をという気持ちと,なんかやらなきゃみたいな雰囲気に押された感じで,そして,不謹慎と言われるかもしれないけど,2011年3月11日に東北で何があったのか,今どうなっているのか,自分の目で観たいという好奇心と勢いで訪れました。

祭自体は想定以上の来場者で初日は半分キャンセル,そのあと,被災地を観たときに360度何もなかったという,あの衝撃を思い出します。

そして,2年目の岩手には行けず,3~5年目,福島,山形,秋田と訪れ,その街その街での想い,それとともに東北,日本の復興への想いというのを現地で感じました。毎回東北六魂祭に参加するたびに自分でも良かったと思ったのは,とにかく祭に参加するという行動をしたこと。

その前後に,内省をするにしても,反省をするにしても,行動自体には,自分には意味があるとわかったことでした。

そして,その間には,2011年の福島,2014年の広島,2015年の茨城の大豪雨や,今年に入ってからは4月の熊本・大分の大地震が起きるなど,実は東日本大震災のあとにも自然災害は日本の各所で起きているという事実。天災・人災に対する意識を持つようになったのが,東日本大震災以降の自分の気持の変化だったように思います。

東北六魂祭は,今回で一区切りとのこと。東日本大震災という悲しい出来事が起きた事実はずっと残り続けるけども,そこから一歩ずつ動き出していることを知る,そして,つねに何かに対して考えるきっかけとなった東北六魂祭は,自分にとってとても大きな影響を与えてくれる祭でした。

今年は「跳」――この先に向かって


最後に,毎回のテーマ(題字)を振り返ってみたいと思います。

2011年の仙台市では「祈」。
2012年の盛岡市では「希」。
2013年の福島市では「福」。
2014年の山形市では「起」。
2015年の秋田市では「輝」。

今年2016年の青森市では「跳」。

青森ねぶた祭の「跳人」,そして,東北地方の災を跳ね飛ばし、さらなる跳躍を願い付けられたものだそうです。

ニュースによれば東北六魂祭としての形は今回で一区切りつくものの,後継の祭・イベントが検討されているとのこと。

<六魂祭>後継イベント 来年は仙台有力
http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201606/20160625_13004.html

こういった形から,一人ひとりができることが広がっていけばいいと思います。そして,自分もできることをできるときにちょっとずつ。東北六魂祭はそうした気持ちを教えてくれた場だったように思います。

そして。いつなんどき自分が同じ状況になるかもしれないわけで,そのときの心構えも忘れずに。