いよいよ今年も大晦日。

2014年に観た映画を振り返ってみようと思います。

2013年版はこちら→2013年に観た映画の振り返り――マイ・ベストは『42 ~世界を変えた男~』

まずは今年観た作品一覧から。
(時系列に新しい順です)

- サンバ
- フューリー
- 6才のボクが、大人になるまで。
- マダム・マロリーと魔法のスパイス
- 100歳の華麗なる冒険
- エクスペンタブルズ3
- ジャージー・ボーイズ
- レッド・ファミリー
- タクシードライバー
- イヴ・サンローラン
- フライト・ゲーム
- トランスフォーマー ロストエイジ
- GODZILLA
- ゴッドファーザー Part II
- ジゴロ・イン・ニューヨーク
- TRANSCENDENSE
- ネイチャー
- アメイジング・スパイダーマン2
- 白ゆき姫殺人事件
- クローズEXPOLDE
- 世界の果ての通学路
- アナと雪の女王
- ローン・サバイバー
- エージェント:ライアン
- 大統領の執事の涙
- 土竜の唄
- ウルフ・オブ・ウォールストリート
- アメリカン・ハッスル
- ソウルガールズ
- 大脱出

全部でちょうど30作品。幅広く観たなぁという感じ。
ただ,結果的に,人種や人権問題をテーマにした作品を多く観たという印象です。

■マイベストは『マダム・マロリーと魔法のスパイス』

さて,まずはマイベストだった作品を紹介。
2014年のベストは『マダム・マロリーと魔法のスパイス』でした。

マロリー

『マダム・マロリーと魔法のスパイス』

こちらの作品もある種の人権問題をテーマにしながら,料理をテーマに,人間関係や文化,恋愛などなどさまざまなトピックが盛り込まれていて。そして,とにかくハッピーエンディングで,未来につながる終わり方で,観終わったあとの爽快感が素晴らしく1位に選びました。

ちなみに現代は『The Hundred-Foot Journey』。これは作品内のレストランの距離が100フィート(30メートル)しか離れていないということから付けられたようです。個人的には,こちらはこちらで意味合いが深まって良いかもと思ったり。

レストラン映画はいろいろある中で,材料を買いに行くところから,メニューを決める様子など,良い意味でエンターテイメントになっていて,それでいて,どこか以前観たドキュメンタリー映画『エル・ブリ』に通ずるリアリティがあって,それがとくにハマったように思います。

※余談ですが,これディズニー作品だったのをあとから知りました。個人的にはレリゴーよりもこちらのほうが名作な気がしました :-)

その他,2位以下はこんな感じです。

2位:100歳の華麗なる冒険
3位:白ゆき姫殺人事件
4位:世界の果ての通学路
5位:エクスペンタブルズ3

いろいろと順位付けは迷ったのですが,『100歳の華麗なる冒険』,これ,もっとハートフルな作品だと思っていたんですけど,主人公が元スパイ,そして,奇想天外なストーリーがとても良く。どことなく,『ロック、ストック&トゥー・スモーキング・バレルズ』の世界観にも通ずるところがあって2位にしました。

そして,3位の『白ゆき姫殺人事件』,これは上期というか10月までは1位でした。Twitterとコラボした創り込み方,これは本当に良くできた作品で,こういうことってもうすでに身の回りで起きているんじゃないかと思わせるものでした。僕はソーシャルネットは自己責任で,使いたい人間が使いたいように使えば良いと思っているんですが,今のように無意識に使いながらも,どこかで「目立ちたい。けど目立てない」というような,葛藤が起きたときに起きるトラブルっていうのが,まさにこの作品が一番フォーカスしたい部分だったんじゃないかなーと。これはネットを使う人にはぜひ観てもらいたいと思いました。

4位は『世界の果ての通学路』。完全ドキュメンタリーの作品。日本,とくに東京ではあたりまえのように教育が受けられて,その方法論についての議論が多いですが,ここで出てくる地域では,まず,学ぶための敷居が高い,それを実現するための現実とは何なのかを見せつけられた作品です。やっぱり勉強って自発的にするもんだし,その環境をきちんと整備しなければ,方法論なんてどうでも良いんだなと思う作品でした。

5位。とにかくこれは観ていて楽しい。エンタメとして盛り上がれます。頭を使わずに楽しめました。

その他もトップ5に入らずとも印象に残った『レッド・ファミリー』や『ウルフ・オブ・ウォールストリート』などなど,今年はとくに後半に印象的な映画が多かったかな-。

あ,『ゴッドファーザー Part II』と『タクシードライバー』は川崎チネチッタの名画座で観て,ランキングからは外しています(名画なのでw)。

■4DXはやばい

あと,今年初めて体験した4DXの2作品『アメイジング・スパイダーマン2』『トランスフォーマー ロストエイジ』,これは作品としての創り込みはもちろん,とにかく,アトラクションのような体験ができるのが最高でした。

おそらく『パシフィック・リム』や『ガンダム』シリーズのように,操縦席に乗るタイプだとさらにハマるような気がします。あと,個人的に,やくざものの4DX作品が出たらぜひ観てみたいところ。

最後に。ここ5年の映画鑑賞数はこんな感じ。

2009年 17作品
2010年 20作品(3)
2011年 25作品(2)
2012年 33作品(4)
2013年 37作品
2014年 30作品

だいたい月2~3本平均な感じです。来年は週1本,月4作品ぐらい意識的に観に行こうかな。