あれから3年経ちました。

こうしてこの日に意識的にブログを書くのも3回目です。

正直、自分の中の意識は年々薄れています。だからこそ、あのとき何が起きたのか、今、改めていろいろ調べたり、観たり、人づてに話を聞くようにしています。

最近では、明日まで開催されている「震災から 3 年、キオクと復興の今~ 写真とストリートビューでたどる震災と復興の 3 年間。」や「2011.3.11平成の大津波被害と博物館」にも足を運びました。うまく説明できないけど、忘れちゃいけないっていう変な自意識がありながら、こういうところであのときの情景を、眼で、耳で振り返るとなんとも言えない気持ちになります。



自分にとってのこの1年間の東北を振り返ってみると、まず思い出すのは昨年生まれて初めて福島に行ったこと。

福島

このブログでも紹介した東北六魂祭へ参加しに。

東北六魂祭,そして初めての福島

東北六魂祭

あくまで主観ですが、2011年に参加した仙台開催の第一回目と比べると、祭から伝わる雰囲気が非常に、そして、自然に盛り上がっていた印象です。

もちろん、時間とともに復興に近づいてるからこそだとは思うけど、それ以外に、僕自身が時間経過でそういう気持ちになっていた・なりたいと思っていたことも多々関係しているんじゃないかと思います。

それと、自分の中でこの1年間で震災とリンクして思い出すことは、銀座に開いた復興支援酒場が、その役目を一旦終えて昨年7月末に閉店したこと。

このお店は、尊敬する方の1人中野さんにご紹介いただき、その後もたくさんの仲間・友人たちと足を運び、語り、美味しい東北の料理と酒をたくさんたくさん楽しませてもらいました。

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仙台や盛岡からこちらに来て働いていた店員さんたちとも仲良くなり。

過去形にするとしんみりしちゃうところもあるけど(笑)、そうではなくて、良い思い出がたくさん作れた、本当に良いお店でした。未来へ進んだ結果だと思います。

あ、閉店後はもともとの秋田料理店「秋田川反漁屋酒場」として営業しており、今も限定の岩手・宮城・福島料理が楽しめます。すでに何度かおじゃましてますが、これかも行きます :-)

それから、去年は東北楽天ゴールデンイーグルスのパ・リーグ初制覇、日本一もありましたね。とくに、9月26日、埼玉西武ドームでのパ・リーグ初制覇の瞬間を球場で観たこと、星野監督や嶋選手、マー君のインタビューが印象的でした。

優勝



身の回りの、こういうちょっとした1つ1つの出来事を振り返ると本当に時間がどんどんと経っていることを感じます。

一方で、先日NHKが公表した「データで見る震災3年」からの数字で見ると時間経過とは相反してまだまだ何も変わっていないこと・もの・場所はたくさんあるわけで、もう戻らないこともたくさんあるんだろうな、などと、直接被災していない身ですが考えます。そして、月並みですが復興を願うばかり。

2011年3月11日。過去の出来事だけど、忘れられない日です。これからも、たぶん、ずっと。

今年もまた、東北に足を運びたいと思います。

そして、また、来年のこの日にブログを書こう。