8月も今日で終わり,2013年も2/3が経過しました。

今月は全然ブログが書けていなくて今回が3エントリ目(実質2エントリ目)。

今回は,Web,そして秋に向けたイベントのお話です。

■インターネットとWeb
いきなりですけど,僕は1993年からインターネットに触れていて(芝浦工大システム工学部入学時),当時はMacintosh IIci上でtelnetなんかを使っていた記憶があります。その後,大学4年で研究室に配属された頃から,Netscape Navigatorを通じて,いわゆるWeb,当時でいうところのネットサーフィン的なことをしていたように思います。
それから,今の会社に入り,『Software Design』というインターネットやWebを含めたIT技術専門誌に配属され今に至るわけです。

で,前段が長くなったのですが,この経験上からうっすらと,肌感覚的にインターネットとWebって別物という認識が無意識に身に付いていました。

ところが,最近の若者wたちと話すケースがあるとき,インターネット=Webという認識で会話が進むことが多く,たしかにGmail使ったり,各種Webサービスに触れいてたらインターネットとWebって同義なんだろうなとも思ったりして,モヤモヤしたり。

そんな中,先日,大阪で開催されたイベント「まにまにフェスティバルP2」に出演させていただき,翌日時間が合って京都に行ってきました。その時,先ほどの雑誌『Software Design』時代から,もうかれこれ14年もお世話になっている安田さんとお会いし,安田さんアレンジの京都観光を満喫してきました。スタートは定番の二条城だったのですが,地元の酒屋や醤油蔵のある醤油専門店,最後は京大内のレストランと,なかなか普段では体験できない京都を。

またまた前置きが長くなったのですが,その時に今のインターネットとWebの話をしたんです。すると安田さんから,

「でもそれって,馮さんが電灯(ライト)のことを電気って言っているのと同じじゃない?本来の意味で言えば,電気を点けるって変な話で,電灯を点けるが正しいでしょ」

と。これを言われて「ハッ」となりました。たしかに言葉の意味としての正確性は重要なものの,体験や時流に合わせて言葉が持つ概念とニュアンスが変化しているんだなーと。僕がインターネットとWeb(を同義にすること)で感じる違和感っていうのもそれなのかも,と。

安田さんとお話すると,いろいろと教えていただけ,また気付きもあっていつも勉強になります。そして,京都案内ありがとうございました!(それにしてもあの日はほぼ40度と暑かったですね(^^;

■“あたりまえ”のWebって何なのか
さてさて。

このブログでもWebSigカテゴリで取り上げている,僕が参加しているWebSig24/7。そこのモデレーターMTGでは今みたいな話をしたり,また,それをふまえてイベントを考えたりしています。

そして,自分のFacebookやTwitterですでに何度がご紹介しているとおり,10月5日に4回目となる「WebSig1日学校2013」を開催します。

WebSig1日学校2013
http://1ds.websig247.jp/2013

今回のテーマは

Re-design:あたりまえになったWebを考えなおす

です。

馮富久のブログ - Tomihisa Fuon's Blog-WebSig1日学校2013

コンセプト紹介で,代表の和田さんが説明しているとおり,「あたりまえになったインターネット/Webが進む中、「ビジネス」、「ものづくり(主に受託の開発)」をどのように変化させていくのか(Re-design)について」をみんなで考えるというもの。

まさにここでいうあたりまえのWebっていうのは,先ほど書いたインターネット≒Webになっていく変化も含まれているわけで,その中で自分みたいにインターネット黎明期に近い時代から触っている人と,Web 2.0以降で触っている人,さらに,ソーシャルネット全盛・スマホ全盛で触っている人ではインターネット/Webに対する感じ方・接し方が異なるわけです。

でも,そういう異なる世代が同じフィールドにいるとことこそが,Webがあたりまえになってきていることでもあり,一方でそれを支えている技術は(進化はするものの)同じなわけで,その状況下において,Webに関わる人たちがどう創り,どう使うか,使ってもらうかをきちんと意識して考えなければいけないのかな,と改めて思った次第です。

こうした一般化してきているインターネット/Webにおいて,変化する感覚と普遍的な技術・モノ,そこにおける人(ユーザ)の関係性っていうのは,これからますます意識していかなければいけないポイントなのではと思っています。

こんなことを考えつつ,今は,来る10月5日に向けて「Re-design:あたりまえになったWebを考えなおす」というコンセプトしっかりと押さえて,良いイベントを開催できるよう,モデレーター一同で準備を整えているところです。

余談ですが,個人的にはイベント当日もそうですが,こういう感じでいろいろごちゃごちゃ考えw,イベントを設計し,創り上げていく過程が楽しかったりもします :-)
(さっきのインターネット≒Web論についても若手モデレーターと意見が食い違ったり議論もするわけなのですが,それも1つのスパイス的に:-))

■宣伝です!!
ということで,先日授業内容がFIXしたので,これから宣伝します!w

まず,授業内容はこちら→ http://1ds.websig247.jp/2013/teacher

共通授業の楠さんをはじめ,受託の未来コースの後藤さん,ヤスヒサさん,西村さん,サービスデザインの未来コースの大元さん,仁さん,川鍋さん,個別授業谷口さん,yusukebeさん,佐藤さん,長谷川さん,荒井さん,神原さん,合計13名の方による授業で,本当に大変すばらしい先生方にご登壇いただけることになりました。
ちなみに主催者側の僕がいうのもなんですがw,WebSigってコンセプト重視が強く,先生方にはお忙しい中,内容を詰める部分などでお時間をいただきつつ,その結果,良い形が見えてきて今から楽しみです!

さらに,今回は,株式会社人狼presentsの,出張人狼を開催する他,手軽に参加できるワークショップ(過去の1日学校にご登壇いただいた佐藤さんにお願いしています.まもなく内容公開!)を開催します。さらに「WebSig1日博」と題して,授業とは別軸で楽しみ体験できる場をご用意いたします(鋭意準備中,まもなく内容発表!)。

そこで,この授業以外の内容を十分満喫するためのチケット「ゆったりプラン」をご用意。こちらは,学校というシチュエーションにおける休み時間や放課後,あるいは文化祭にあったような,勉強の合間の“楽しみ”をお届けしたいという想いで,絶賛準備中です。まだ非公開のサービスの展示なども予定していますので,お楽しみ!

さらにさらに,チケットすべてが9/6(金)正午まで早割(最大15%OFF)にてお買い求めいただけます。皆さん,ふるってご参加ください~

10月5日,ぜひ多摩センターにあるデジタルハリウッド大学八王子制作スタジオにお越しいただき,参加者の皆さん,先生方,スポンサーの皆さん,スタッフ全員で,新しい「未来のあなたとWebを変える1日」を一緒に楽しく過ごしましょう!

WebSig1日学校2013
http://1ds.websig247.jp/2013