6月29日,WebSig会議 vol.33@ミクシィさんセミナールーム&コラボスペースを開催しました。
今回のテーマは「感覚的アプローチからのスマホUIデザイン」。元々えふしんさんからの提案がきっかけで,ヒットアプリと言われるものの多くはUIが特徴的だよね,という仮説から,じゃあそれを生み出すにはどうすればいいんだろうと議論が進み,最終的に,UXではなく「UI」,それもスマホアプリの「UI」にフォーカスしたものにしよう,ということで今回のvol.33開催に至りました。
スピーカーには,@fladdictこと深津さん,GunosyのアプリUIデザインを担当しているグッドパッチ代表の土屋さんをお招きし,とても貴重かつおもしろいお話を伺うことができました。
イベント当日の様子と発表資料についてはこちらをご覧ください。
WebSig会議 vol.33「感覚的アプローチからのスマホUIデザイン」終了報告&セッション資料公開
http://websig247.jp/meeting/33/000265.html
■モノに触れる,モノを使う,モノから考える
さて,今回のブログでは,グループワーク「直感的なUIデザインアプローチの体感」のことについて書いてみます。
![馮富久のブログ - Tomihisa Fuon's Blog-発表](https://stat.ameba.jp/user_images/20130707/18/tomihisa18/3b/15/j/o0600045012601746023.jpg?caw=800)
これは,深津さんと土屋さんと事前MTGをした際に,グループワークの話になった時,深津さんからの「実際に身近なものを使ってプロトタイプを考えてみるのはいいのでは?」というコメントがきっかけでした。
そこで,実際に身の回りにある「モノ」を用意して,それを触り,動きを考え,UIのプロトにつなげる,このプロセスをグループワークの形で進めてみよう,ということで,「モノ」を使ったスタイルが決まりました。
加えて,モデレーターMTGでさらにブレイクダウンしていき,坂西さんやえふしんさんから「デザイン思考のワークショップ」体験談の話を聞いて,それを参考に実施したのが今回のグループワークです。
グループワークのおおまかな流れは以下のとおりです。
- 説明
- チーム分け&自己紹介&課題設定
- 個人による課題に対する思考とプレゼン
- チームによるブレスト&プロト作成
- プロト発表
2つ目のステップに挙げた課題として用意したのは,
- 「学び」を楽しくする教材のUI
- 新聞のUI
の2つ。前者は,これまで自分たちが学校で学んできた体験を振り返りながら,スマホアプリのUIとして何が提案できるかを考えるというもので,後者はデジタル化が進んでいく新聞に関して,紙を前提としたUIではない何かを考えるといったあたりにポイントを置いて用意したものです。
![馮富久のブログ - Tomihisa Fuon's Blog-モノ](https://stat.ameba.jp/user_images/20130707/18/tomihisa18/ea/b8/j/o0600045012601746021.jpg?caw=800)
![馮富久のブログ - Tomihisa Fuon's Blog-モノ](https://stat.ameba.jp/user_images/20130707/18/tomihisa18/87/2d/j/o0450060012601747374.jpg?caw=800)
この2つに関して,まず,個人で課題に向き合って考えるステップとそれを周りの人に話すというプロセスを体感してもらった上で,実際にみんなで「モノ」に触れ,「モノ」を使い,「モノ」を考えるという,手触りを中心に置いたグループワークを提供したのです。
参加した皆さんの声を聞く限り概ね好評だったと思いますし,進行の立場から見ていても盛り上がったと感じています。一方で,もうちょっと早めに「モノ」に触ってもらっても良かったのかなとか,実際にグループワークに参加していた和田さんたちの意見で「もう少しゴールを絞り込んだほうが良かったかも」という意見が出るなど,さらにブラッシュアップができそうな可能性も感じています。
■感覚を言語化する
今回,進行の立場で横からグループワークを見て思ったのが,「モノ」に触れてUIプロトを創るという行為の中で,モノをただ使うだけではなくて,それに伴う感覚を表現する言葉,すなわち感覚を言語化するという作業が,今回のグループワークのポイントになっていたんだな,ということ。
たとえば,シュッとかズシッとかの擬音だけではなくて,実際にモノとともに説明をすることで,それが文章になり,相手にきちんと伝わるプロセスになっているように思いました。もちろん,人それぞれの経験値や知識によって,その表現力は異なるのですが,モノの動きを言語化することで,(無意識の)感覚を共有することに繋がるということを学べた1日でした。
それから,今回は時間の関係でサテライトとのやりとりができなかったのですが,今度,こういったグループワークでオンラインを通じた物質的な距離を無くしたスタイルのものもやってみたいですねー
たとえば,その土地ならではの「モノ」を使うということで,また,新しい思考が生まれるのかもと思ったり :-)
改めまして,スピーカーの皆さん,参加者の皆さん,ミクシィの皆さん,ありがとうございました!モデレーターのみんな,お疲れ様でした!
■最後に宣伝(笑),次回は10月5日開催のWebSig1日学校2013
次のWebSig会議は,ここ3年恒例となっているWebSig1日学校です。まだ,モデレーターMTGでも詰め切れていないので勝手なことは言えませんが(笑),vol.33で開催したような,モノを使い思考を表現する体験型グループワークはぜひ盛り込んでみたいと思っています。
ちなみに今回は10月5日に開催。場所はこれまでと同じく,八王子にあるデジタルハリウッド大学八王子制作スタジオ(旧三本松小学校)です。
8月には受付を開始する予定なので,皆さん,予定を空けて待っていてください!
あと,企業の皆さん,企業スポンサーのご協力,お願いいたします :-)
(ご興味ある方がいらっしゃいましたらご連絡くださいー)
デザイン思考が世界を変える―イノベーションを導く新しい考え方 (ハヤカワ新書juice)/早川書房
![](https://img-proxy.blog-video.jp/images?url=http%3A%2F%2Fecx.images-amazon.com%2Fimages%2FI%2F411kN1OJcKL._SL160_.jpg)
今回のテーマは「感覚的アプローチからのスマホUIデザイン」。元々えふしんさんからの提案がきっかけで,ヒットアプリと言われるものの多くはUIが特徴的だよね,という仮説から,じゃあそれを生み出すにはどうすればいいんだろうと議論が進み,最終的に,UXではなく「UI」,それもスマホアプリの「UI」にフォーカスしたものにしよう,ということで今回のvol.33開催に至りました。
スピーカーには,@fladdictこと深津さん,GunosyのアプリUIデザインを担当しているグッドパッチ代表の土屋さんをお招きし,とても貴重かつおもしろいお話を伺うことができました。
イベント当日の様子と発表資料についてはこちらをご覧ください。
WebSig会議 vol.33「感覚的アプローチからのスマホUIデザイン」終了報告&セッション資料公開
http://websig247.jp/meeting/33/000265.html
■モノに触れる,モノを使う,モノから考える
さて,今回のブログでは,グループワーク「直感的なUIデザインアプローチの体感」のことについて書いてみます。
![馮富久のブログ - Tomihisa Fuon's Blog-発表](https://stat.ameba.jp/user_images/20130707/18/tomihisa18/3b/15/j/o0600045012601746023.jpg?caw=800)
これは,深津さんと土屋さんと事前MTGをした際に,グループワークの話になった時,深津さんからの「実際に身近なものを使ってプロトタイプを考えてみるのはいいのでは?」というコメントがきっかけでした。
そこで,実際に身の回りにある「モノ」を用意して,それを触り,動きを考え,UIのプロトにつなげる,このプロセスをグループワークの形で進めてみよう,ということで,「モノ」を使ったスタイルが決まりました。
加えて,モデレーターMTGでさらにブレイクダウンしていき,坂西さんやえふしんさんから「デザイン思考のワークショップ」体験談の話を聞いて,それを参考に実施したのが今回のグループワークです。
グループワークのおおまかな流れは以下のとおりです。
- 説明
- チーム分け&自己紹介&課題設定
- 個人による課題に対する思考とプレゼン
- チームによるブレスト&プロト作成
- プロト発表
2つ目のステップに挙げた課題として用意したのは,
- 「学び」を楽しくする教材のUI
- 新聞のUI
の2つ。前者は,これまで自分たちが学校で学んできた体験を振り返りながら,スマホアプリのUIとして何が提案できるかを考えるというもので,後者はデジタル化が進んでいく新聞に関して,紙を前提としたUIではない何かを考えるといったあたりにポイントを置いて用意したものです。
![馮富久のブログ - Tomihisa Fuon's Blog-モノ](https://stat.ameba.jp/user_images/20130707/18/tomihisa18/ea/b8/j/o0600045012601746021.jpg?caw=800)
![馮富久のブログ - Tomihisa Fuon's Blog-モノ](https://stat.ameba.jp/user_images/20130707/18/tomihisa18/87/2d/j/o0450060012601747374.jpg?caw=800)
この2つに関して,まず,個人で課題に向き合って考えるステップとそれを周りの人に話すというプロセスを体感してもらった上で,実際にみんなで「モノ」に触れ,「モノ」を使い,「モノ」を考えるという,手触りを中心に置いたグループワークを提供したのです。
参加した皆さんの声を聞く限り概ね好評だったと思いますし,進行の立場から見ていても盛り上がったと感じています。一方で,もうちょっと早めに「モノ」に触ってもらっても良かったのかなとか,実際にグループワークに参加していた和田さんたちの意見で「もう少しゴールを絞り込んだほうが良かったかも」という意見が出るなど,さらにブラッシュアップができそうな可能性も感じています。
■感覚を言語化する
今回,進行の立場で横からグループワークを見て思ったのが,「モノ」に触れてUIプロトを創るという行為の中で,モノをただ使うだけではなくて,それに伴う感覚を表現する言葉,すなわち感覚を言語化するという作業が,今回のグループワークのポイントになっていたんだな,ということ。
たとえば,シュッとかズシッとかの擬音だけではなくて,実際にモノとともに説明をすることで,それが文章になり,相手にきちんと伝わるプロセスになっているように思いました。もちろん,人それぞれの経験値や知識によって,その表現力は異なるのですが,モノの動きを言語化することで,(無意識の)感覚を共有することに繋がるということを学べた1日でした。
それから,今回は時間の関係でサテライトとのやりとりができなかったのですが,今度,こういったグループワークでオンラインを通じた物質的な距離を無くしたスタイルのものもやってみたいですねー
たとえば,その土地ならではの「モノ」を使うということで,また,新しい思考が生まれるのかもと思ったり :-)
改めまして,スピーカーの皆さん,参加者の皆さん,ミクシィの皆さん,ありがとうございました!モデレーターのみんな,お疲れ様でした!
■最後に宣伝(笑),次回は10月5日開催のWebSig1日学校2013
次のWebSig会議は,ここ3年恒例となっているWebSig1日学校です。まだ,モデレーターMTGでも詰め切れていないので勝手なことは言えませんが(笑),vol.33で開催したような,モノを使い思考を表現する体験型グループワークはぜひ盛り込んでみたいと思っています。
ちなみに今回は10月5日に開催。場所はこれまでと同じく,八王子にあるデジタルハリウッド大学八王子制作スタジオ(旧三本松小学校)です。
8月には受付を開始する予定なので,皆さん,予定を空けて待っていてください!
あと,企業の皆さん,企業スポンサーのご協力,お願いいたします :-)
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