■3回目の開催となった東北六魂祭
先日,6月1,2日の2日間,福島で東北六魂祭が開催されました。
東北六魂祭
http://www.rokkon.jp/
これは,2011年3月11日に起きてしまった東日本大震災からの復興を誓い実現すべく,東北の6大祭りが団結し,東北からの熱いメッセージを伝えようと,同年7月から行われているものです。
2011年は仙台で,2012年は盛岡で,そして今年は福島で開催されました。
僕は,2011年の仙台に参加し,そして,震災から4ヵ月後の被災地(多賀城・閖上)を観てきました。
(詳しくは以下のmixi日記で)
・東北六魂祭(2011年7月)
・被災地を観て(2011年7月)
あれから2年,被災した東北地方がどうなっているのか,また,僕自身初めて訪れる福島がどういう場所なのか,福島についてはメディアからの情報しか持っていない自分がどう感じるのか,そして,祭を楽しみたいという,さまざまな想いとともに2日間参加してきました。
まずは人生初の福島。
駅に降りると,その瞬間から東北六魂祭を盛り上げる場作りが。
駅からタクシーで10分ほど,歩いても30分かからないぐらいの場所にある,メイン会場。
福島市役所ヨコの広場です。この日はピーカンで,天気も祭を盛り上げていました。
あまりの暑さに,公式新聞で日よけをする方たちも。
■黙祷,そして福島市長の挨拶から
9:00に会場に到着。でも,もっと早くから並んでいる方たちがいて座席には座れず,最前列の立ち見で開幕を待ちました。
そして,10:00に開幕。
開幕にあたって,まず,被災された方たちへの黙祷を。
この場で,こういう雰囲気の中で眼をつぶることで弔いの気持ちとともに自分の中の3.11を思い出しました。
福島市の市長の挨拶では,今回のテーマとなった「福」を取り上げ,
「(ああいう,つらく悲しい出来事があったが)災い転じて福となす。そうなるきっかけとなる六魂祭にしたい」
という強いメッセージが伝えられました。
そして,各都市の市長さんのご挨拶や-族-Yakara-による太鼓演奏が続き,開幕セレモニがー進みます。
その後,今回の題字を書いた中学生書家の高橋卓也君の挨拶とともに,テーマである「福」の字が紹介されました。
開幕後,暑いのでまずは一杯。ビールが美味い :-)
■6都市の祭を楽しむ!
前回の六魂祭は1日滞在,しかも,予想以上の参加者数で運営が捌ききれず,タイムテーブル通りに進まなかったこともあり,各地の祭を楽しめなかったのですが,今年は2日滞在,いろいろ余裕を持って祭りを楽しみました。
初日は,6大祭のパレードをじっくり,しっかり堪能。
写真とともにどうぞ。
3回目の運営ということもあり,観客の誘導や交通整備などがしっかりとされていました。関係者の皆さん,暑い中,おつかれさまでした。
秋田竿燈まつり
http://www.kantou.gr.jp/
トップバッターは,秋田の竿燈まつり。竿燈を持ち上げ,真夏の病魔や邪気を払う,ねぶり流し行事として生まれたそうです。
福島わらじまつり
http://www.fmcnet.co.jp/waraji/
続いて,ご当地福島から。わらじまつりです。
大わらじを担いだ祭人が,威勢よく練り歩き,その後ろにさまざまな踊り子さんが続きました。
わらじ,でかいっ!
山形花笠まつり
http://www.hanagasa.jp/
3番手は山形の花笠まつり。華やかに彩られた山車を先頭に,艶やかな衣装と花笠をあしらった笠を手にした踊り手が続きました。先頭は山形市長の姿も。
みんな華やかで楽しそう!
仙台七夕まつり~すずめ踊り
http://www.sendaitanabata.com/
4番手は,福島からすぐの仙台で行われる七夕まつり。メイン会場特設ステージに,あの笹飾りが飾られていました。パレードでは,仙台すずめ踊りが披露されました。
七夕まつりは一度現地のものを参加したことがありましたが,改めて観て,華やかで厳かな雰囲気を感じました。
盛岡さんさ踊り
http://www.sansaodori.jp/
5番手,盛岡のさんさ踊りです。この踊りは,盛岡の三ツ石伝説に由来するそうで,当時,鬼退治をしたあと,三ツ石のまわりをさんささんさと踊り回ったのが「さんさ踊り」の始まりだと言われているそうです。
観ていて一緒に踊りたくなりました :-)
青森ねぶた祭
http://www.nebuta.or.jp/
ラストを飾ったのは,東北の最北,青森のねぶた祭。これはもう,「ねぶた」の存在感が圧倒的。初めて観て感動しました。そして,その周りを踊る踊り子さんたちの勇猛かつ繊細な雰囲気がまたすごい。
これ,現地で,夜に観てみたいなー!
最後は各祭の踊り子さんが入り乱れてのパレード。観ているこちらもウキウキ,楽しい気分になりました!
そして,各地を彩るミスの皆さんも。綺麗ですね~
■ブルーインパルス出動!
祭パレードに先駆けて,航空自衛隊のブルーインパルスによるさまざまなパフォーマンスが。
本当に本当に快晴だった青空にマッチして,清々しくなるパフォーマンスを観せてもらえました。
■土地々々の名産&B級グルメ
さて,祭を見るだけではなく,今回は,東北各地のグルメを屋台で満喫。
せっかくなので福島由来のものを中心に楽しみました。
写真でおすそわけ :-)
まずは,飯坂の焼きラーメンと桑折カレー。
焼きラーメンは焼きそばよりももっちりした感じ,そして,桑折カレーは,桑折名産のトマトをふんだんに使って,酸味が良いバランスで効いたカレーでした。
個人的に酸味の強いカレーは苦手だったんですけど,これはめちゃ美味かった!
合間に福島のビール呑み比べ。
ラガー,ピルスナー,りんご,モモと,それぞれ独特の味わいとコクを。
途中,伊達鶏を使った六魂串。六魂祭にちなんで6切れの鶏肉を串焼きにしたもの。
全長37センチ。でかっ!
おやつにはこちら。
喜多方名産(?)のラーメンバーガー。
これ,美味かったけど,重かった苦笑
最近,ロッテリアが始めたラーメンバーガーとは違って,ラーメンがバンズ状態に。
具にチャーシューやメンマなど,本当にラーメン的な。
次はいわきに移動して。
いわき名産のウニをたっぷり使ったウニの貝焼きに,ベーコンの炙り。
ウニ,詰まり過ぎで幸せでした :-)
またまた会津に戻って。
最近,会津料理屋さんでよく見かけるソースカツ丼を。あと,オムソバも。
ソースカツ丼,美味いね~
他,海産物から。
南三陸でとれた新鮮な牡蠣の,焼き牡蠣。超ジューシー!
仙台牛たんも。
そして,東北といえば日本酒。今回,福島の奥の松(発泡タイプ)をおみやげに買いました。
その他,こけしラムネも。
以上,2日間,観るか食べるかという時間を過ごしてましたw
■祭を盛り上げたパフォーマンスと人々と
パレード以外にも,各会場のステージではいろいろな演し物やパフォーマンスが行われ,祭をみんなで盛り上げました。
みんな力いっぱい,そして,楽しさが伝わってくるものばかりでした。
会場にはいろいろなゆるキャラも登場。
今話題(?)の八重の桜から,八重たん。
ミスピーチとツーショットを撮ってもらったり,ねぶたの前で記念写真も。
■素晴らしかったボランティアスタッフ
さてさて。
僕は仕事やいろいろなコミュニティを通じて,イベント運営側にまわることもあるのですが,そういう経験から,運営目線でもちょっと祭を観てしまったり。
今回すごいと思ったのが,ボランティアスタッフの皆さん。
きちんと意思統一され,みんなで参加者を楽しませようというだけではなく,自然に,住民の皆さんへの配慮をしようということが行われていて,結果,楽しんで終わり,ではなくて,終わった後の,みんなが満足できる場作りを意識して心がけ,行動しているなーと思いました。
その1つがゴミの対応。
会場付近にはほとんどゴミ箱がなかったのですが,代わりにスタッフがゴミ袋を持って会場を回っていたり。また,お手洗いに関しては,現地のお店なども開放するなど,街全体の一体感を肌で感じることができました。
本当にすばらしかったです!ありがとうございました!
■福島で観た,僕の中の1つの非日常
もう1つ。
これまで,震災に関していろいろとブログを書いたり,人と話したり,できる範囲で取り組んできた中で,福島に関しては接しづらかったというか,個人的に悩ましい問題が1つありました。それは,原発に関すること。
実は今回の六魂祭当日のmixi日記でも書いたように,原発に関してはコメントできないというのが正直な気持ちです。
それでも,僕の周りには原発問題に取り組んでいる人たちや論ずる人・友人・知人がたくさんいるのですが,僕はまず,原発の知識がなく,半端なことは言えないし,言いたくないのでやっぱり多くは書けないです。この考えに対するご意見を頂いても反応できないです。
ただ,東京で暮らしている自分の中にはない非日常に触れました。
会場内や街中に設置されていたガイガーカウンター。そして,天気予報での情報。
これが,僕が福島で観た,1つの非日常でした。
■また来たい,本当にそう思える祭だった!
さて,だいぶ長くなりました。
今回,2日間,祭を満喫しました。そのため,会場付近以外の被災地を観るまでの時間を取れなかったのですが,一方で,六魂祭の目的である,復興を誓い実現すること,その団結力と東北からの熱いメッセージを,強く強く感じることができる2日間でした。
こういう形で,被災した皆さんが中心となって「復興」に取り組む姿を目の当たりにして本当にすごい・強いと感じると同時に,(結果的にではありますが)3.11を機に僕自身が福島に初めて訪れることになり,またこれからも何度も足を運んでみたいという気分になりました。
絶対にまた来ます!!!
あれから2年3ヵ月が経過しました。
まだまだなんだというのはわかってはいるつもりです。
でも,こういう場を観て体感して,2年という年月で前に進んでいる部分があるというのを感じることができました。
最後になりますが,開会の挨拶で福島市長がコメントされていたように,
「災い転じて福となす」
これが100%具現化した未来に早くなりますように!
ps
以下余談。
ちょっと前の長崎日記でも書きましたが,NHKの大河ドラマって本当にスゴイなと思います。福島では,どこもかしこも『八重の桜』だらけ。
綾瀬はるかファンとしては嬉しいんですけどねw
八重の桜 前編 (NHK大河ドラマ・ストーリー)/NHK出版
先日,6月1,2日の2日間,福島で東北六魂祭が開催されました。
東北六魂祭
http://www.rokkon.jp/
これは,2011年3月11日に起きてしまった東日本大震災からの復興を誓い実現すべく,東北の6大祭りが団結し,東北からの熱いメッセージを伝えようと,同年7月から行われているものです。
2011年は仙台で,2012年は盛岡で,そして今年は福島で開催されました。
僕は,2011年の仙台に参加し,そして,震災から4ヵ月後の被災地(多賀城・閖上)を観てきました。
(詳しくは以下のmixi日記で)
・東北六魂祭(2011年7月)
・被災地を観て(2011年7月)
あれから2年,被災した東北地方がどうなっているのか,また,僕自身初めて訪れる福島がどういう場所なのか,福島についてはメディアからの情報しか持っていない自分がどう感じるのか,そして,祭を楽しみたいという,さまざまな想いとともに2日間参加してきました。
まずは人生初の福島。
駅に降りると,その瞬間から東北六魂祭を盛り上げる場作りが。
駅からタクシーで10分ほど,歩いても30分かからないぐらいの場所にある,メイン会場。
福島市役所ヨコの広場です。この日はピーカンで,天気も祭を盛り上げていました。
あまりの暑さに,公式新聞で日よけをする方たちも。
■黙祷,そして福島市長の挨拶から
9:00に会場に到着。でも,もっと早くから並んでいる方たちがいて座席には座れず,最前列の立ち見で開幕を待ちました。
そして,10:00に開幕。
開幕にあたって,まず,被災された方たちへの黙祷を。
この場で,こういう雰囲気の中で眼をつぶることで弔いの気持ちとともに自分の中の3.11を思い出しました。
福島市の市長の挨拶では,今回のテーマとなった「福」を取り上げ,
「(ああいう,つらく悲しい出来事があったが)災い転じて福となす。そうなるきっかけとなる六魂祭にしたい」
という強いメッセージが伝えられました。
そして,各都市の市長さんのご挨拶や-族-Yakara-による太鼓演奏が続き,開幕セレモニがー進みます。
その後,今回の題字を書いた中学生書家の高橋卓也君の挨拶とともに,テーマである「福」の字が紹介されました。
開幕後,暑いのでまずは一杯。ビールが美味い :-)
■6都市の祭を楽しむ!
前回の六魂祭は1日滞在,しかも,予想以上の参加者数で運営が捌ききれず,タイムテーブル通りに進まなかったこともあり,各地の祭を楽しめなかったのですが,今年は2日滞在,いろいろ余裕を持って祭りを楽しみました。
初日は,6大祭のパレードをじっくり,しっかり堪能。
写真とともにどうぞ。
3回目の運営ということもあり,観客の誘導や交通整備などがしっかりとされていました。関係者の皆さん,暑い中,おつかれさまでした。
秋田竿燈まつり
http://www.kantou.gr.jp/
トップバッターは,秋田の竿燈まつり。竿燈を持ち上げ,真夏の病魔や邪気を払う,ねぶり流し行事として生まれたそうです。
福島わらじまつり
http://www.fmcnet.co.jp/waraji/
続いて,ご当地福島から。わらじまつりです。
大わらじを担いだ祭人が,威勢よく練り歩き,その後ろにさまざまな踊り子さんが続きました。
わらじ,でかいっ!
山形花笠まつり
http://www.hanagasa.jp/
3番手は山形の花笠まつり。華やかに彩られた山車を先頭に,艶やかな衣装と花笠をあしらった笠を手にした踊り手が続きました。先頭は山形市長の姿も。
みんな華やかで楽しそう!
仙台七夕まつり~すずめ踊り
http://www.sendaitanabata.com/
4番手は,福島からすぐの仙台で行われる七夕まつり。メイン会場特設ステージに,あの笹飾りが飾られていました。パレードでは,仙台すずめ踊りが披露されました。
七夕まつりは一度現地のものを参加したことがありましたが,改めて観て,華やかで厳かな雰囲気を感じました。
盛岡さんさ踊り
http://www.sansaodori.jp/
5番手,盛岡のさんさ踊りです。この踊りは,盛岡の三ツ石伝説に由来するそうで,当時,鬼退治をしたあと,三ツ石のまわりをさんささんさと踊り回ったのが「さんさ踊り」の始まりだと言われているそうです。
観ていて一緒に踊りたくなりました :-)
青森ねぶた祭
http://www.nebuta.or.jp/
ラストを飾ったのは,東北の最北,青森のねぶた祭。これはもう,「ねぶた」の存在感が圧倒的。初めて観て感動しました。そして,その周りを踊る踊り子さんたちの勇猛かつ繊細な雰囲気がまたすごい。
これ,現地で,夜に観てみたいなー!
最後は各祭の踊り子さんが入り乱れてのパレード。観ているこちらもウキウキ,楽しい気分になりました!
そして,各地を彩るミスの皆さんも。綺麗ですね~
■ブルーインパルス出動!
祭パレードに先駆けて,航空自衛隊のブルーインパルスによるさまざまなパフォーマンスが。
本当に本当に快晴だった青空にマッチして,清々しくなるパフォーマンスを観せてもらえました。
■土地々々の名産&B級グルメ
さて,祭を見るだけではなく,今回は,東北各地のグルメを屋台で満喫。
せっかくなので福島由来のものを中心に楽しみました。
写真でおすそわけ :-)
まずは,飯坂の焼きラーメンと桑折カレー。
焼きラーメンは焼きそばよりももっちりした感じ,そして,桑折カレーは,桑折名産のトマトをふんだんに使って,酸味が良いバランスで効いたカレーでした。
個人的に酸味の強いカレーは苦手だったんですけど,これはめちゃ美味かった!
合間に福島のビール呑み比べ。
ラガー,ピルスナー,りんご,モモと,それぞれ独特の味わいとコクを。
途中,伊達鶏を使った六魂串。六魂祭にちなんで6切れの鶏肉を串焼きにしたもの。
全長37センチ。でかっ!
おやつにはこちら。
喜多方名産(?)のラーメンバーガー。
これ,美味かったけど,重かった苦笑
最近,ロッテリアが始めたラーメンバーガーとは違って,ラーメンがバンズ状態に。
具にチャーシューやメンマなど,本当にラーメン的な。
次はいわきに移動して。
いわき名産のウニをたっぷり使ったウニの貝焼きに,ベーコンの炙り。
ウニ,詰まり過ぎで幸せでした :-)
またまた会津に戻って。
最近,会津料理屋さんでよく見かけるソースカツ丼を。あと,オムソバも。
ソースカツ丼,美味いね~
他,海産物から。
南三陸でとれた新鮮な牡蠣の,焼き牡蠣。超ジューシー!
仙台牛たんも。
そして,東北といえば日本酒。今回,福島の奥の松(発泡タイプ)をおみやげに買いました。
その他,こけしラムネも。
以上,2日間,観るか食べるかという時間を過ごしてましたw
■祭を盛り上げたパフォーマンスと人々と
パレード以外にも,各会場のステージではいろいろな演し物やパフォーマンスが行われ,祭をみんなで盛り上げました。
みんな力いっぱい,そして,楽しさが伝わってくるものばかりでした。
会場にはいろいろなゆるキャラも登場。
今話題(?)の八重の桜から,八重たん。
ミスピーチとツーショットを撮ってもらったり,ねぶたの前で記念写真も。
■素晴らしかったボランティアスタッフ
さてさて。
僕は仕事やいろいろなコミュニティを通じて,イベント運営側にまわることもあるのですが,そういう経験から,運営目線でもちょっと祭を観てしまったり。
今回すごいと思ったのが,ボランティアスタッフの皆さん。
きちんと意思統一され,みんなで参加者を楽しませようというだけではなく,自然に,住民の皆さんへの配慮をしようということが行われていて,結果,楽しんで終わり,ではなくて,終わった後の,みんなが満足できる場作りを意識して心がけ,行動しているなーと思いました。
その1つがゴミの対応。
会場付近にはほとんどゴミ箱がなかったのですが,代わりにスタッフがゴミ袋を持って会場を回っていたり。また,お手洗いに関しては,現地のお店なども開放するなど,街全体の一体感を肌で感じることができました。
本当にすばらしかったです!ありがとうございました!
■福島で観た,僕の中の1つの非日常
もう1つ。
これまで,震災に関していろいろとブログを書いたり,人と話したり,できる範囲で取り組んできた中で,福島に関しては接しづらかったというか,個人的に悩ましい問題が1つありました。それは,原発に関すること。
実は今回の六魂祭当日のmixi日記でも書いたように,原発に関してはコメントできないというのが正直な気持ちです。
それでも,僕の周りには原発問題に取り組んでいる人たちや論ずる人・友人・知人がたくさんいるのですが,僕はまず,原発の知識がなく,半端なことは言えないし,言いたくないのでやっぱり多くは書けないです。この考えに対するご意見を頂いても反応できないです。
ただ,東京で暮らしている自分の中にはない非日常に触れました。
会場内や街中に設置されていたガイガーカウンター。そして,天気予報での情報。
これが,僕が福島で観た,1つの非日常でした。
■また来たい,本当にそう思える祭だった!
さて,だいぶ長くなりました。
今回,2日間,祭を満喫しました。そのため,会場付近以外の被災地を観るまでの時間を取れなかったのですが,一方で,六魂祭の目的である,復興を誓い実現すること,その団結力と東北からの熱いメッセージを,強く強く感じることができる2日間でした。
こういう形で,被災した皆さんが中心となって「復興」に取り組む姿を目の当たりにして本当にすごい・強いと感じると同時に,(結果的にではありますが)3.11を機に僕自身が福島に初めて訪れることになり,またこれからも何度も足を運んでみたいという気分になりました。
絶対にまた来ます!!!
あれから2年3ヵ月が経過しました。
まだまだなんだというのはわかってはいるつもりです。
でも,こういう場を観て体感して,2年という年月で前に進んでいる部分があるというのを感じることができました。
最後になりますが,開会の挨拶で福島市長がコメントされていたように,
「災い転じて福となす」
これが100%具現化した未来に早くなりますように!
ps
以下余談。
ちょっと前の長崎日記でも書きましたが,NHKの大河ドラマって本当にスゴイなと思います。福島では,どこもかしこも『八重の桜』だらけ。
綾瀬はるかファンとしては嬉しいんですけどねw
八重の桜 前編 (NHK大河ドラマ・ストーリー)/NHK出版