先週長崎に行ってきました。

前回の「いざ軍艦島へ!!!………上陸失敗の巻」に続き,今回は長崎の食について書いてみます。

まずはこちらから。
料理に甘さが足りないと“この料理は長崎から遠いな”逆に十分甘いと“長崎に近いね”と言うんです。

これは,『美味しんぼ 98巻』<日本全県巡り 長崎編>の29ページのセリフから。

美味しんぼ 98 日本全県味巡り 長崎編 (ビッグコミックス)/小学館


そう,長崎では甘さが料理の1つの基準になってるそうです。
今回,高校2年の修学旅行以来,20年ぶりの長崎ということで,このあたりを意識しながら長崎の食を堪能しました。

■長崎,その前に呼子へ
長崎の料理を!と行く前に,まずは,長崎に行く途中に寄った呼子にて。ここは佐賀県最北部にある,漁業の盛んな地域。とくにイカが有名です。
最初のランチは,呼子にある「海舟」にて。

まずは,なんといってもイカの活造り。透明なイカの身がステキです。美味い!

馮富久のブログ - Tomihisa Fuon's Blog-呼子のイカ

他にも刺し身や天ぷらなどなど。

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■卓袱料理――円卓を囲んでワイワイと
夕飯は,宿泊したルークプラザホテルにて,長崎名物の卓袱料理を。卓袱料理とは,中国や西欧料理を日本風にアレンジした宴会料理の総称で,円卓を囲んでワイワイがやがやと楽しみます。和洋中が混ざった独特の料理。

写真でどうぞ。

馮富久のブログ - Tomihisa Fuon's Blog-角煮とパン

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■トルコライス――日本発祥の洋食盛り合わせ
翌日のランチはトルコライスを食べました。トルコライスは,具体的に何というのがないみたいなんですが,洋食のメニューを複数盛り合わせたものを指すそうです。長崎発祥と言われているそうですが,実際は不明とのこと。

今回,長崎にある喫茶店「ツル茶ん」にて。ここは,長崎に始めて生まれた喫茶店で,創業から100年以上経っています。

一緒にいた人たちはみな,定番のトルコライスを,僕は「RYOMAトルコ」という,ビフカツにピラフ,ボンゴレスパゲッティが乗っているオリジナルトルコライスを食べました。

馮富久のブログ - Tomihisa Fuon's Blog-トルコライス

食後はこれまたここの名物ミルクセーキを。甘ウマー。

馮富久のブログ - Tomihisa Fuon's Blog-ミルクセーキ

■魚介いろいろ――五島近海の新鮮な素材を
2回目の夕飯は,タクシーの運転手の方に教えてもらった居酒屋「雑魚屋」へ。長崎近海・五島近海で採れた新鮮な魚介を楽しめるお店です。

醤油はいろいろあります。

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ウチワエビ。

馮富久のブログ - Tomihisa Fuon's Blog-ウチワエビ前

ミノカサゴ。

馮富久のブログ - Tomihisa Fuon's Blog-ミノカサゴ

いろいろ。

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採れたてのウチワエビやミノカサゴの唐揚げ,ウニなどなど,これまた舌鼓を打つ料理ばかり。最高です。

■一口餃子――思案橋のレトロな雰囲気の中で
食後に散歩をしつつ,もうちょっとだけ楽しもうと,思案橋まで。思案橋は,長崎の繁華街の1つ。『思案橋ブルース』をはじめ,歌の舞台としても有名な場所ですね。

ここでは,雲龍亭本店の一口餃子を食べました。一口餃子というと,他にも福岡や大阪など他の地域でも有名ですね。
雲龍亭は1955年創業の老舗中華料理屋。ニンニクの効いた風味のある餃子,最高です。他にも,ブタニラやキモテキも美味かった。ソースをかけるのがいい感じ。

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■ちりんちりんあいす――昔ながらの長崎名物
3日目。終日観光をする中,めがね橋にある屋台にて,長崎名物の「ちりんちりんあいす」。昔ながらの甘みがいいですね。昭和を思い出す味でした。
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■水出しアイスコーヒー――日本初の西洋レストラン
グラバー園を観光中,陽射しが強くなってきたのでちょっと休憩を。日本初の西洋レストラン「自由亭」にて,水出しアイスコーヒーを飲みました。スッキリとした味わい。

馮富久のブログ - Tomihisa Fuon's Blog-水出しアイスコーヒー

■〆はちゃんぽん&皿うどん――長崎ちゃんぽん&皿うどん発祥の店「四海樓」
最後は,長崎ちゃんぽん,そして,皿うどん発祥の店としてしられる「四海樓」で円卓ランチ。名物の長崎ちゃんぽんや皿うどんの他,いろいろな中華料理を楽しめました。

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■3時のおやつ――モンドセレクション金賞のカステラ
空港に向かう途中,心泉堂のカステラ工場に。
ここはモンドセレクション金賞受賞をしているとか。いろいろな味わいのカステラがありました。

馮富久のブログ - Tomihisa Fuon's Blog-カステラ

■長崎に近かったのか?遠かったのか?
以上,2泊3日という短い間でしたが長崎の食を満喫しました。

さてさて。

今回のお題「長崎に遠い?近い?」,はたしてどうだったのか。個人的には,醤油などの調味料全般が甘い感じがしつつも,料理の味付けとしては塩っけがほどよくあって,甘いというより,甘辛い料理が多かったように思います。

そういう意味では,長崎にちょっと近かった?のかな。

あと,味覚ではないのですが,どの味も懐かしく,昭和を思い出させる,そんな味が僕の中での「長崎の味」となりました。

それから,今回一番気になったのが「ハトシ」。元々中国や東南アジアの料理が,貿易を通じて長崎に伝わったとのことで,海老や魚のすり身をパンにはさんで揚げた,いわゆるはさみ揚げというヤツです。これ,酒のつまみにいいですね。

今回長崎でいろいろなものを食べることができ,こういう風にその土地々々の料理を楽しめるのは旅の醍醐味の1つだな,と改めて感じることができました。

ps
20年ぶりの長崎に行って感じたのが,どこもかしこも坂本龍馬推し。前に来たときは龍馬の存在なんてほとんどなかった気がするんだけどなー。やっぱり,大河ドラマの影響ってすごいな。

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ことりっぷ長崎 (ことりっぷ国内版)/昭文社