先週末,長崎に行ってきました。その中で楽しみにしていたことの1つが軍艦島ツアー。

最近では谷口さんの記事「ウェブ企画で長崎『軍艦島』など東京から離れた所でロケ撮影する方法」や,その記事で取り上げられている映画『007/スカイフォール』の舞台になるなど,改めて注目を集めています。



ということで,僕もあそこの地に立てるのかとワクワクしていました。

ところが……。

前日夜から雨。そしてツアー当日(5月10日)は朝から大雨&風。
そして,長崎地方は暴風/強風,そして波浪注意報が出ていました。

長崎県 長崎市の警報・注意報
http://weather.livedoor.com/warn/detail/42/4220100#alert-history
馮富久のブログ - Tomihisa Fuon's Blog-長崎

これはツアー自体が中止かなと思っていたのですが,今回ツアーを申し込んだ「軍艦島コンシュルジュ」さんはツアーを開催。ちなみに,現在5社あるツアーのうち,当日は3社が欠航したそうです。

軍艦島コンシュルジュ
http://www.gunkanjima-concierge.com/

乗船前の待合室には説明用DVDや関連資料が飾ってありました。

馮富久のブログ - Tomihisa Fuon's Blog-待合室のビデオ

今回乗った船はこちら,マーキュリー号。定員130名の船です。

馮富久のブログ - Tomihisa Fuon's Blog-マーキュリー号

さっそく乗船。船は前部・後部に座席が分かれていて,前のほうが揺れるとのこと。一応,船釣りをしたり,たぶん酔わないだろうという根拠のない自信もあり(笑),せっかくなので一番前に陣取り,いざ出船!!

前方には窓,そして,目の前には解説用DVDのディスプレイとスピーカーが。さらに僕の席の前にはコンセントがあったので,ずっとiPhoneの充電をしながらネットを満喫できました:-)

馮富久のブログ - Tomihisa Fuon's Blog-一番前

さてさて,出船前から窓には雨が打ち付け,外海に出るまでもやや揺れながらも窓には雨が。

馮富久のブログ - Tomihisa Fuon's Blog-船の中(はじめ) 馮富久のブログ - Tomihisa Fuon's Blog-船の中(はじめ)

さらに!外海に出ると一気に波が高くなり,大しけでした。船に乗っているというよりはちょっとしたアトラクションです。一番前に座っていたので,「あ,来る!」というタイミングで船が揺れ,ジェットコースターを体験している気分に。あのふわっとした感じを何度も何度も体感。

馮富久のブログ - Tomihisa Fuon's Blog-大しけ 馮富久のブログ - Tomihisa Fuon's Blog-大しけ

動画はこちらで。


そうこうして40分ほど船が進み,窓に打ち付ける雨の向こうに黒い影が。そう,軍艦島です。

馮富久のブログ - Tomihisa Fuon's Blog-軍艦島(中から1)

おー,やった!と思いつつ,実はこのとき船内自体はだいぶテンションが下がり目に。近くに座っていた他のお客さんたちがだいぶ船酔いをされていて……(以下自粛)。

さらに,上陸するかどうかについてツアー側での検討が行われる中,まずは,軍艦島の周囲をぐるっとゆっくり廻ることに。

ということで,まずは船内からの軍艦島。正直雨のせいではっきり見られず,モヤモヤモヤモヤ……

馮富久のブログ - Tomihisa Fuon's Blog-軍艦島(中から) 馮富久のブログ - Tomihisa Fuon's Blog-軍艦島(中から)

余談ですが,このゆっくりとした船の動きが,他の多くの乗客の皆さんにとってはだいぶやばかったようで。波による横揺れが強くなり,先ほど以上に周りのお客さんたちが船酔いをし,ちょっとした阿鼻叫喚(苦笑)

僕はたまたま体調が良かったこともありなんとか船酔いせずに。今日は母の日ですし,元気な身体に産んでくれた母親に改めて感謝です。

話がそれました。

で,10分ほど経ってから船長さんからの「上陸できず」の判断が。

がーんがーんがーん。がびーん。

正直なところ厳しいというのは頭ではわかっていたのですが,やっぱり残念です。
ちなみに,長崎県からの決まり事で,波の高さが50センチを超えた場合,軍艦島への着岸は禁止となっているとのこと。この日の波の高さは4メートルでした。

結果,このまま帰るのも忍びないという判断により,希望者だけ,デッキに上がって,肉眼での軍艦島観察ができることになりました。自分を含めだいたい15名ほどの乗客が雨と風が打ち付けるデッキに上がり,軍艦島観光(遠目から)。

馮富久のブログ - Tomihisa Fuon's Blog-軍艦島1

じゃーん!軍艦島(遠目から)。
馮富久のブログ - Tomihisa Fuon's Blog-軍艦島2

こっちの角度(遠目から)。
馮富久のブログ - Tomihisa Fuon's Blog-軍艦島3

もう1つオマケに(遠目から)。
馮富久のブログ - Tomihisa Fuon's Blog-軍艦島4

最後にピースで(遠目から)。
馮富久のブログ - Tomihisa Fuon's Blog-軍艦島ピース

そして,再び座席に戻り。

戻る際,船内では,ここでPVを撮影したというB'zの『MY LONELY TOWN』が流れていました。が,船酔される方が多くいてどんよりした中で,あの曲はちょっと場違いだったような気もします………。


MY LONELY TOWN(通常盤)/VERMILLION RECORDS


最後に,上陸できなかったお詫びとして記念のポストカードをいただきました。

馮富久のブログ - Tomihisa Fuon's Blog-ポストカード

まあ,なんというか天候にはかなわず,半分だけの軍艦島観光となってしまいました。ちなみに,こちらの軍艦島コンシュルジュさんのツアーでは着岸率96%だとか。今回は,残りの4%に入ってしまったわけですが,逆にレアな体験をできたと思ってます(笑)

さてさて。今回,残念ながら軍艦島上陸はかなわなかったんですが,実は僕自身,そもそもこの島がどういう島だったのか,歴史や背景についてまったく知識がなかったわけで(今も)。

次回,チャンレンジするときまでにはきちんと勉強して,その上で,万全の体制で観光したいと思います!絶対リベンジするぞ!!

そして,今度こそ晴れますように。お願いします!


おまけ。

宿泊したルークプラザホテルの部屋から撮影した夜景。ここは函館山からの夜景,摩耶山掬星台からの夜景とともに,日本三大夜景の1つとして挙げられる場所。本当にキレイな夜景でした :-)

馮富久のブログ - Tomihisa Fuon's Blog-夜景

[復刻]実測・軍艦島: 高密度居住空間の構成/阿久井 喜孝