気がついてみたら4月も最終日。
そして,毎度のことながら筆不精になってました汗

今日は,今年から運営スタッフに参加させていただいているトークイベントコミュニティ「TechLION」について書いてみます。

■TechLIONとは
TechLIONは,現ゼネラルマネージャー兼MCの法林さんとUSP研究所の皆さんが中心となって立ち上げたトークイベントコミュニティで,

IT文化の振興と、UNIX/Linux文化の楽しさを広く伝え、エンジニア同士の連帯を図ることを目的とするトークイベント

となっています。

TechLION
http://techlion.jp/

コンセプトからして面白い,このコミュニティにお声がけいただいて本当に嬉しかったです。

■TechLIONに初参戦@大忘年会
さてさて。
僕がTechLIONに初参戦したのは昨年12月に開催された,TechLION Vol.5。

馮富久のブログ - Tomihisa Fuon's Blog-TechLION Vol.5

法林さん曰く「忘年会だし,お酒を呑んで楽しめる人をスピーカーに選んだ」とのことで,メインゲスト,プロのよっぱらいことよしおかさんをはじめ,wakatonoこと宮本さん,JANOG仲西さんととても豪華な顔ぶれの中,スピーカーの一人として参加させて頂きました。

年末ということと,あと,僕の立ち位置から,2011年のWeb振り返り,電子出版についてといった内容をお話しました。

プレゼン資料はこちらに↓
http://www.slideshare.net/tomihisa/techlion-vol5

いま振り返ってみても,壇上からお酒をオーダーしてプレゼンできるイベントなんて,これぐらいしかないだろうなーと思いますw

■TechLIONのスタッフになって
そして,実はイベント参加と並行して,2012年からTechLIONの運営が少しリニューアルするとのことで,僕にも運営スタッフに参加しませんか?という打診をいただきました。
ご存じの方もいらっしゃるかと思いますが,僕は技術評論社という出版社に1999年に入社して,入社直後から『Software Design』という技術系月刊誌の編集を担当していました。それから2008年9月まで,今の事業部が立ち上がるまでの約10年間,編集,そして後半5年は編集長としてSDに関わらせていただき,この間,たくさんのオープンソース系コミュニティ,そして,たくさんの人達と関わることができ,オープンソースの根底にある「つながり」を肌で感じることができました。
それが,今の自分の形成に大きく影響を与えてくれていると思っています。

ちなみに,法林さんとはもうかれこれ長いお付き合いをさせていただいているのですが,仕事の面ではSD2006年3月号の執筆をお願いしたとき以来,その後,KoF(関西オープンフォーラム)やIT Impactといったイベントでご一緒させていただいたりしております。

こういった経緯もあり,これまでも大変お世話になっている法林さん,そして,現在細かなディレクションを担当しているUSP研究所鎌田さんからお誘いいただいたときは,とても嬉しかったです。
また,現在の自分の立ち位置からオープンソースやテクノロジーのコミュニティに関わることで,(生意気な言い方をすれば)自分がこれまで積み重ねてきた経験や人脈を少しでもフィードバックして,恩返しができるんじゃないかと思い,喜んで引き受けさせていただきました。

前置きが長くなりましたが,このブログでも紹介しているWebSig24/7や電子書籍を考える出版社の会といったさまざまなコミュニティに関わってきた中で,TechLIONに参加することで,ようやく自分のスタート地点とも言える場所,オープンソースコミュニティ(と言っていいですよね)に関わることができたのです。

■スタッフとして初参戦したTechLION Vol.6
運営スタッフとしての最初は4月12日に開催したTechLION Vol.6。

メインゲストはRubyの父,まつもとゆきひろさん。
さらに,トークゲストに,FreeBSDコミッター後藤大地さん,KDDIウェブコミュニケーションズ角俊和さん,ユーザーローカル閑歳孝子さん。
そして,MCは法林さんと僕というメンバー構成です。

自分で言うのも何ですが,本当に豪華な顔ぶれでw

しかも,まつもとさんとはここ数年,毎年トークセッションでご一緒していたり,大地さんとは連載の担当をさせていただいたり,角さんも発表会などでご一緒したり,そして,閑歳さんとは仕事というか,呑み仲間だったりとw
トークゲスト全員と密なコミュニケーションを取らせていただいたこともあって,とても気持ち良くイベント進行ができました。

馮富久のブログ - Tomihisa Fuon's Blog-TechLION Vol.6

ただ,初めてMC2人体制だったことにちょっと戸惑ったりも。
これからは,OSS貢献車掌を受賞され,さらにパワーアップされている法林さんのMCテクを盗みつつ,自分の立ち位置をもっともっと確立させていきたいと思っています!

当日のTogetterはこちら↓
http://togetter.com/li/287283

■日本全国に展開!
そうこうしているうちに,もう次のTechLIONの開催が迫っています。

次回,TechLION Vol.7は名古屋での初開催!

TechLION Vol.7
http://techlion.jp/vol7

また,夏以降にも東京やその他の地域での開催も検討中です。
スタッフである自分的にもこれからのTechLIONの展開がほんとうに楽しみ:-)

■コミュニティやイベントに参加すること
最後に。

僕が最近こういうコミュニティやリアルのイベントに積極的に参加していることについて書いてみたいと思います。

第一にあるのは,当然ながら仕事として,たくさんの人とお会いして,そのつながりをメディアやコンテンツにつなげていくという目的です。

ただ,僕の中では,こういうコミュニティやイベントに関しては,誤解を恐れずに言えば,仕事とかプライベートっていう線引きがなくて,そういった枠を超えて感じられるリアルなつながり,リアルな場の強さ・深さがあるから,そこに身を置いているんだと思っています。

また,これまでの13年間の僕の社会人生活の中で体験させていただいた「人脈という価値」を,ソーシャルネットを通じたもの・リアルを通じたもの,両方の側面から,少しでも広げて,一人でも多くの方に共感して体感してもらえたらいいな,なんて思ったりもしています。

もちろん,参加すること・参加させてもらうことは強制ではないですし,参加するとなれば,どんなイベント1つとっても,きっちりと形にしなければいけないという責任もあると感じているので,そのあたりは慣れ合いにせず,良い刺激を受け,与え,そんな場を作っていきたいです。

今年から参加しているTechLIONでも,今後もそういった場をどんどん作っていけるんじゃないかと。

スタッフの皆さん,関係者の皆さん,これからもよろしくお願いします:-)

ps
いつか,今関わっているWebSig24/7や電子書籍を考える出版社の会など,近そうで実は深くは繋がっていないコミュニティ同士を,横断的につなげていけたらいいなー,なんて野望を持っていたりもします:-)

アート・オブ・コミュニティ ―「貢献したい気持ち」を繋げて成果を導くには (Theory in practice)