昨日,今話題のモノづくりカフェ「FabCafe」に行ってきました。

FabCafe
http://www.fabcafe.com/
馮富久のブログ - Tomihisa Fuon's Blog-店内2馮富久のブログ - Tomihisa Fuon's Blog-店内1

Fabとは,

・FABrication(モノづくり)
・FABulous(愉快な,素晴らしい)


の2つの意味が込められているとのことで,ここでは誰もが手軽に「Fab」体験できるようになっています。カフェのトータルプロデュースは,普段からお世話になっている777 Interactiveの福田さん,ロフトワークの諏訪さん,林さんの3名が担当。

ということで,どんなFab体験ができるか,ワクワクしながら行ってきました。

■FabCafeの主役“レーザーカッター”
FabCafeの主役は,店内中央に配置してあるレーザーカッターです。

レーザーカッター
馮富久のブログ - Tomihisa Fuon's Blog-レーザーカッター

いろいろなモノを加工できます。
馮富久のブログ - Tomihisa Fuon's Blog-素材

専用のソフトウェアでデジタルデータを取り込み,そのデータをこのレーザーカッターを使って対象物に加工していきます。今回,何をつくろうかなと思い,ちょうど今自分が関わっている電子出版サービス「Gihyo Digital Publishing」のロゴデータを,ノートに掘り込むことにしました。

Gihyo Digital Publishing(GDP)
http://gihyo.jp/dp
馮富久のブログ - Tomihisa Fuon's Blog-GDPロゴ

電子出版というデジタルサービスのロゴを,リアルなノートに掘り込むというのがなかなか味わい深いかな,と:-)

具体的な工程は以下のとおり。

・加工したいデータの準備(AIファイル)
・加工するモノの選択(ノート,iPhoneケース,アクリル板など)
・データの設定(担当の方にしていただけます)
・レーザー加工
・完了


今回,GDPのロゴ文字に抜き部分が多く,それを切り抜くと文字にならなくなってしまうのでどうしようかとなり,切り抜きではなく,彫りの強弱をつけてロゴイメージを表現することになりました。ちなみに,オープンしてからこういう3段階の強弱をつけたのは初めてとのことで,どんな感じになるかちょっとドキドキしていました:-)
余談ですが,アルファベットを切り抜きたい場合は,ステンシル系のフォントを使えば大丈夫なんですが,ロゴなんでそうもいかずにw

こんな感じでつくっていきました。

ロゴの彫りの強弱を設定
馮富久のブログ - Tomihisa Fuon's Blog-彫りの強さ

位置調整
馮富久のブログ - Tomihisa Fuon's Blog-採寸

レーザー加工中!
馮富久のブログ - Tomihisa Fuon's Blog-彫っているところ

完成!
馮富久のブログ - Tomihisa Fuon's Blog-完成!

■“モノ”をつくるという体験
世の中,いろいろとデジタル化が進み,リアルとバーチャルの価値というのが日々変わっています。変わっているというか,進化しているというか。
その中で,ついついインターネット関係の仕事をしているとバーチャル寄りになりがちですが,FabCafeに行って,デジタルとリアルがつながったイマドキのモノづくり体験をしたことで,あらためて“モノ”をつくる価値みたいなものを感じることができました。
自分の中では,小さい時によくプラモデルをつくったり絵を描いたりした,あの創造的なワクワク感を,大人になった今,改めて体験できたように思いました。しかも,それをちょっとした時間で手軽に体感できたことがとても新鮮でした。
(このあたりは,当時と比べて,パソコンを使ったり手軽にレーザーカッターで加工できたりと,このあたりは技術進化の賜だなと思います)

さてさて。
今回紹介した「FabCafeは今大人気!」で,とくに土曜日は混むとのことです。なので,Fab体験を希望する方は早めに予約を取るか,平日の日中(仕事があると難しいかもしれませんが)がお勧めです。

最後に,今回アレンジ・説明をしてくださった,ロフトワーク広報の中田さん,ありがとうございました!また新しいモノをつくりにいきますー

馮富久のブログ - Tomihisa Fuon's Blog-中田さんと