気がついてみたら2月ももう中盤に差し掛かっています。
今年は1ヵ月に最低3本エントリを書こうと思っていたので、そろそろ書かねば汗

さて、今日は僕が今、モデレーターとして参加しているWebSig24/7について書いてみようと思います。

WebSig24/7
http://websig247.jp/

■僕がWebSig24/7に参加したきっかけ
去年を振り返る前に、WebSig24/7と自分のつながりについてお話ししてみます。

僕が初めてWebSig会議に参加したのは、2005年12月10日でした。

第6回WebSig会議「Web 2.0 -ビジネスサイト、Web制作者にとっての2.0-」
http://websig247.jp/meeting/06/000007.html

元々のきっかけは、WebSig24/7設立メンバーの一人、アークウェブ中野さんにお声がけ頂き、ちょうどその月発売の『Web Site Expert #05』で中野さんにWeb 2.0の記事を書いていただいた流れで僕も参加させていただきました。
その後も、WebSigには取材の立場でほぼ毎回参加させてもらい、そのうちメインイベントだけではなく、2次会に参加しながらモデレーターの皆さんと仲良くなって、たしか2008年の年末イベントの打ち上げに、代表の和田さんと「今度何かイベントやりましょうよ」という話から第1回目のWebSig1日学校の開催に至り、実現しました。

で、その流れから、2010年12月9日のモデレーターMTGにて正式にWebSigモデレーターとして参加させていただくことになったのです。
馮富久のブログ - Tomihisa Fuon's Blog-モデレーター宣言。

ちなみに、坂西さんとは、もともと大学の友人つながりでWebSig参加前から知り合いだったり、また、和田さんともそのSINAPさんの設立記念パーティーでお会いしていたりと、実はWebSigに参加する前からいろいろと縁が深かったりします:-)
(他の皆さんともいろいろ仕事でご一緒していました)

■WebSigモデレーターとしての1年間
それから、2011年の1年、モデレーターの立場でWebSigの運営に関わり、イベントや記事企画、連動企画をみんなと一緒に作り上げました。
振り返ってみると、立案段階から以下の企画に関わることができました。

- ウェブ屋・ウェブ担 for 被災者支援 チャリティーパーティー(4月9日)
- 第27回WebSig会議 来るべきスマホ時代のコミュニケーションデザイン
 ~技術とコミュニケーションデザインの両側面から (6月4日)
- リアルWebSig塾プレイベント (6月25日)
- リアルWebSig塾本編第1回 (7月23日)
- リアルWebSig塾本編第2回 (8月7日)
- リアルWebSig塾本編最終回 (8月22日)
- WebSig1日学校2011 (9月10日)
- 第28回WebSig会議
 ~2012年に向けたWeb受託企業の戦略 (12月3日)
- リアルWebSig塾プレゼン in デメ研忘年会(12月10日)


このうち、一番最後のリアルWebSig塾プレゼンは、別イベントの出演とぶつかってしまい参加できなかったのですが、企画レベルで9本、参加・運営で8本に参加できました。この他、WebSig24/7では、2010年から続いてたプロジェクトイベントなどもあり、2011年1月から全部合わせると12~13本ぐらいのイベントを実施していたのではないかと思います。

本数で見ると月1本ペース。数字だけ見るとけっこうな本数です。
これらに関して、実際に運営側に参加してみて体感できたのが、1つ1つを実施するまでのMTG(オンライン/オフライン)の内容の濃さ、また、イベント実施時におけるモデレーターの皆さんの実行力の凄さでした。

僕ももう社会人になって10年以上経ちますし、一人でする仕事以外に、雑誌という媒体を介してチームとしてする仕事の経験をそこそこ積んできました。ですが、そういった日常の業務とはまた違った、業務に近い分野ではありながらも、なんていうか、別の会社や組織に属している、あるいはフリーランスとして仕事をしているみんなが、組織という枠を越えてそれぞれの考えを持ちながら、WebSigという核とともに「1つのことを考えて形にしていくプロセスの凄さ・価値」を、肌で感じられました。
その凄さや価値は、MTGの回数の多さ(リアルMTGは月2回、2~3時間/1回、オンラインではBacklogやメーリングリストを使って頻繁に)とかも関係しているとは思いますが、たぶんそれ以上に(抽象的な表現ですが)モデレーターたちの気持ちや思いが入っていることと、それが継続していること(WebSig24/7は今年の7月で丸8年!)から生まれてくるんじゃないか、運営側に身を置いて、わずかながらも体感できたWebSigモデレーター1年目でした。

■2012年のWebSig24/7は?――拡大版会議の振り返り
さて、WebSigでは毎年、年の始まりに昨年の振り返りとその年の方針や計画について議論する、「拡大版会議」を実施します。今年は2月4日土曜日に開催しました。午前中に始まり、みんなでランチを食べながら夕方まで。
参加メンバーは、代表の和田さん、坂西さん、吉澤さん、安藤さん、石丸さん、あやさん、平間さん、足立さん、そして昨年末から正式に加わった三国さん、僕の10名です。

馮富久のブログ - Tomihisa Fuon's Blog-和田さん(右)と坂西さん(左)。
WebSig代表の和田さん(右)と坂西さん(左)。

午前中は、まずモデレーターのみんなが去年1年間を振り返り、できたこと、できなかったことについて話しました。僕の場合、先ほどのような凄さや価値が体感できた一方で、企画にコミットしきれなかった、とくにスピーカーをお願いした皆さんとの企画を練る部分が弱かったことが反省材料の1つでした。また、これまで客観的にWebSigを観ていた部分を、中に入ることで初めて主観的に観ることができた1年だとも思っています。

ほかのモデレーターの皆さんの振り返りでは、共通項として挙がったのが2回目の「WebSig1日学校」の振り返りと継続について。あの、WebSig1日学校が持っている可能性、たくさんの方たちとの体験の共有、また運営の立場で感じられる達成感は今年もぜひとも実現していきたいと思っています。たぶん9月とか10月ぐらいに実施すると思いますので、お楽しみに!

(去年の様子)
WebSig1日学校2011を終えて
http://ameblo.jp/tomihisa18/entry-11015245637.html

もう1つ課題として挙がったのが「露出・集客」という部分。これについては、このあと書く「WebSigのカラー」みたいなものとも関係しているのかなと思いますが、まだまだやっていないこと(例:個人ブログ、外部への露出)もいっぱい見つかったので、今年はそのやっていないことをみんなでやっていこうという話にもなりました。

■「誰よりも早く、どこよりも深く。そして、答えのないものを」
ランチを挟んで、午後は、WebSigとして何をやるか、1年間全体のスケジュール、WebSigの運営全般などについて議論しました。

で、実際に目指すことを考えたときに、最もいろいろな意見が上がったのが「そもそもWebSigってなんだっけ」という問いです。

これに関しては、僕がモデレーターになる前から「WebSigって硬派なコミュニティ」だなと思っていました。これは、モデレーターのみんながリーゼントとかロングスカートとかっていう硬派ではなくて(表現古くてすみませんw)、イベントの趣旨とか狙いとか、本質的なところにフォーカスを当てていて、トレンドとか明日から使えるテクニックのような内容に振らないところで感じていたものです。実際1年間モデレーターをやってみてもその感じは変わらず、逆にますます硬いな、と:-)
(代表の和田さんの性格も影響しているのかも:-))

馮富久のブログ - Tomihisa Fuon's Blog-和田さんとツーショット。
和田さんと2ショット。より硬派に、よりクールに。

この写真はさておき。

それはおそらくWebSigモデレーターみんなに「流行りモノとかウケが良いものではなく、誰とやるか。何よりモデレーターが誰と何をやりたいか」と、まず人に重点を置いてからイベント設計をしていることに起因していると思っています。この点については、今年もその部分は踏襲しながら、具体的にどこを目指すかという話になりました。
そして、言葉として出たのが、

「誰よりも早く、どこよりも深く。そして、答えのないものを」

というコンセプト。

何を言いたいかというと、1つ1つのテーマ、それに紐付く人について誰よりも早くキャッチアップし、そのテーマ・人について深くコミットし、何より進化し続けるインターネットやWebについて答えのないものを探していくということ。言葉にしてみると、客観的に見てもキャッチーでカッコイイですよね。僕もそう思いますw

一方で、とても抽象度の高い表現で、インターネットやWebのような移り変わりの早い分野で、実際にそれを考えイベントとして実現するとなると本当に難しいことがたくさんあるかと思っています。
でも、WebSig24/7の設立趣旨にもある「Webサイトに関連するマーケットの健全な発展を促し、人々の生活を豊かにすることを目的とした任意団体」に沿ったコンセプトでもあるんじゃないかと。
(モデレーター歴の浅い自分がいうのも何ですがw)

何より、今いるモデレーターのメンバー、そして外部で協力してくれる・参加してくれるたくさんの皆さんとともに、このコンセプトを実現する空間・場を創り上げれたら、それはそれは本当に素晴らしいことだと思っています。ですから、僕もこのコンセプトをうちに秘めつつ、2012年のWebSig24/7をさらに盛り上げていきます!
(また、会議のスタイルについても着目し、参加型という軸をぶらさずに、WebSigならではの新しい形にチャレンジしていきたいです)

その第一弾として3月3日に第29回WebSig会議を開催します。

第29回WebSig会議
効率化だけではない!
中小~中堅ECサイトの成果を上げる「メディア編集力」とは

http://websig247.jp/meeting/29/000230.html

ECにフォーカスを当てつつ,Webというメディアにおける編集力について、クラシコム青木さんに実例と併せて解説して頂き、後半では参加者みんなによるグループワークを実施します。ぜひぜひご参加ください。

また、2012年は地方とのコラボ(サテライトの準備)やメインのWebSig会議とは異なる、WebSigスピンオフ的な企画など、縦軸以外の横軸(場所・内容・対象)への拡がりも目指していきます。第29回WebSig会議については、すでにサテライトを準備中です:-)

■おまけ:WebSigモデレーター新年会と新規モデレーターのお誘い
拡大版会議後は、新橋のお店で、WebSig1日学校を手伝ってくれたサポーターメンバーも加わり、モツ鍋新年会。美味くて楽しかった!
そして、そのお店で懐メロがかかっていたこともあり、みんなでカラオケに。
世代が近いのでメッチャ楽しかったです。
馮富久のブログ - Tomihisa Fuon's Blog-新年会。モデレータに加えてサポーターの皆さんも。馮富久のブログ - Tomihisa Fuon's Blog-カラオケのヒトコマ。

また、近々改めてご紹介しますが、今年はWebSigモデレーターMTGを、月一でオープンな場(コワーキングスペース)で実施する予定です。WebSigっていうイベントがどういう風に創り上げられていくのか、モデレーターたちが何を話すのか、何よりどんな人間がやっているのか、それを覗く絶好のチャンスです:-)
会場は渋谷のJELLY JELLY CAFEさんを使わせて頂く予定です!(白坂さん,あざっす!)

JELLY JELLY CAFE
http://jellyjellycafe.com/

馮富久のブログ - Tomihisa Fuon's Blog-モデレーターの仲間たち。

それらを見て頂きつつ、もし自分もこういう雰囲気を体験してみたい!と思う方がいらっしゃいましたら、ぜひぜひWebSigモデレーターになってみませんか?
ご興味のある方は info@websig247.jp までご一報いただくか、直接僕宛までご連絡くださいー。

インターネット&Webの必須常識100/WebSig24/7