昨日も、今はバブルなのか?バブル崩壊前なのか?といった内容の話をしましたが、最近は特にこの辺りの情報収集をしています。


1点昨日の投稿内容を適正しますと今の日経平均はPERが20.43で、ダウが24.40、ナスが24.73だそうです。


一般的に日経平均はPERが13、ダウは15が過去で中立にある様ですので割高圏なのは間違い無いのですがバブル期は60あったので、株を上げたい方々の見解はまだバブルとは呼べない、との事でした。


ただ、やはりバブル当時の日米の投資環境と今は全然違いますので単にPERだけの数字を比較するのはどうか?と思います。


以前から書いていますように、バブルで浮かれていられた時代と今とは国民生活が異なります。特に日本の場合は人口減少、少子高齢化が顕著ですので、この2年のインフレはデフレで抑え込まれていた部分、特に値上げをしてこなかった風潮が続いた所からの補正なだけで、本質的に需要増の値上げではありません。


ただ売る物の価値という意味でのインフレは人件費だけは異なると思います。それは、需要増ではなく人口減少により労働者不足が起きていますので1人辺りの単価は必然的に上がります。


一方で今の20歳以下の子供達は我々親世代の半分しかいません。大手企業の初任給が30万が当たり前となりつつある様に思いますが、IT等の発展により人の手による仕事は我々の働き始めた時期より断然減っています。


同じ売り上げを得るにしても、半分の人で売れる時代ですから採用者も昔ほど必要有りません。当然1人辺りの賃金は上がりますよね。企業は当時の20万の初任給を30万に引き上げたとて、新卒採用が半分で済むなら当時より新卒者に払う給料が減る訳です。


100人採用(我々の時)

20万×100=2000万

50人採用(今)

30万×50=1500万


そう思うと、よくも30年も平均給与が上がらない事を企業は続けてきたなと思います。全ては当時からの政府の責任です。


話が飛びましたが、今の新卒者が賃金面で我々世代よりは良くなっても高齢者を支える負担、税金・社会保険料という面では遥かに厳しいです。


バブル崩壊当時は今ほど国の借金もなければ、高齢者に対する年金費用、医療費もかかっていません。FIREしている私がいうのも変ですが、働き世代の支える固定負担が全く異なります。


それなのにPER60まで膨らむような余力なんてあるでしょうか?要は浮かれられる時代ではないという事です。会社に例えるなら借金だらけの会社なのに、無駄な散漫経営が出来ますか?という話です。


野村証券のアナリストが昨年の11月に書かれていた記事をたまたま拝見しましたが、NASDAQは以前からPERがずっと20前後なので少し上がりつつはあるけど、やはり60までは程遠いというのでバブルの入り口にはあるかも?とのこと。


明確なバブルの時は業績が良くないどころかマイナスの銘柄が日経平均を吊り上げていたそう。


それ、今ですよね?昨年の11月頃から東京エレクトロンやディスコといった半導体銘柄が急騰していますが、東京エレクトロンはマイナス、ディスコは微増ですから。株価は何倍にもなっているのに。半導体なら他にもスクリーンも有りますし、鉄鋼のJFEなんてThe仕手株になっています。


経済背景の異なるPER論はもはや意味が無く、寧ろインフレ株高論者の都合の良い過去の事例になっています。


バブルとは、

『実現できていない物への過剰な投資、期待=吊り上げ』

です。


それはAIの過剰投資と高い政権へのリスクを顧みないお祭りそのものだと思うんですがね。