FMのブログ

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昔のカメラNikon FM

竹が古来より伝統的な植物にされてきたのは竹には不思議な

生理現象があるからではないでしょうか?

 

この季節になるとタケノコがある程度成長していますが

タケノコは5月が旬を迎えます。

5月のタケノコは土を少し盛り上げる状態で顔を出しています。

 

実はタケにもさまざまな種類があるのをご存知だろうか?

マダケ・ハチク・モウソウチク。この3種類の竹のうち

ハチクとモウソウチクは中国から輸入された竹で非常に

繁殖力が強いのですがモウソウチクとハチクは10年に一度

花を開花させます。そしてモウソウチクは開花すると枯れて

しまいます。もちろん地下茎も枯れて生涯を閉じます。

しかし、開花した後は新しい芽を出して新たに地下茎を伸ばし

タケノコを出して同じ場所に竹林を形成していきます。

 

このモウソウチクとは別にハチクというのも10年の一度、開花

して枯れてしまいますが、モウソウチクとは異なり枯れるのは

地上の部分だけで地下茎は枯れません。

 

どちらにしても繁殖力が強いので10年の開花で一気に竹林が

広がります。

 

一方のマダケですがマダケには日本の在来種と中国原産があります。

どちらも同じマダケの品種です。このマダケに不思議なことが起こる

んですよ。日本の在来種のマダケと中国原産のマダケには違いはあり

ません。開花は120年に1回しか花は咲かせないのも同じ。

見た目もまったく同じ竹です。

 

モウソウチクやハチクの開花が10年周期なのに対してマダケ(真竹)

は120年の周期で1回だけ開花する植物。しかし、マダケの120年

周期には中国原産のマダケには竹林ごとにそれぞれの周期があります。

A地区のマダケの竹林が一斉に開花すると一斉に枯れますが、B地区の

マダケの竹林は開花しません。そりゃそうでしょう、地下の茎は繋がって

いるマダケもあるし、もともと同じ竹から派生してきたので開花時期も

同じです。

 

ところが日本の在来のマダケは離れた竹林でも一斉に同時期に開花します。

同時期に枯れる。それが統一しているのが不思議な世界に見えてしまう。

一環として遺伝性のものなんだろうけど、離れていても開花時期も枯れる

次期も狂わず世代交代するのは凄いと思う。

 

現在カラー写真で撮影されたマダケの開花映像は中国原産のマダケで日本

在来種ではない。日本在来種の開花は2090年ごろの予定であり1960

~1970年に一斉開花して一斉に枯れた。そして一斉に世代交代しました。

Wikipedia

 

 

竹から酒が出た。。。。

繁殖力の強いモウソウチクの竹林から枯れた竹を処分するため竹林を伐採

さいていたら竹から発酵の香りがする竹があった。

その竹を少し割ってみるとアルコールの香りがする液体が入っており舐めて

みると甘い液体だったという。昔の人がこれを呑めばなんとやらで神がかり

な神話も登場する。

 

本当に稀も稀な話である。

ある人はこの珍味な水を神酒な酒と呼び、ある者は、その竹を持ち帰って

さらに熟させ(ねかせる)て発酵させていたという。竹藪を刈っている

人にとっては人生でそんな現象の竹に出会えるか否か分からぬぐらい稀な

自然現象らしい。

 

竹の節の中は空洞ではありますが中には内側には糖分を含んだ

「竹紙(ちくし)」という薄い皮があり(熱燗を竹に注ぐと甘さが増す

のはこの糖分が溶け出すため)それが竹の節の中になんらかの要素で

竹水が溜まり発酵が進んだのではないかと考えられている。

 

この神水な酒は2通りあるそうだ。

一つはカブトムシやクワガタ虫、カナブンなどが好む樹液の香りのする

神水(竹酒)ですがアルコール度数は低いのですが飲めない水(酒)では

ないらしい、しかし、香りも味も不味いようだ。

 

もう一つは完全に樽酒のような香りがして飲めば日本酒さながらの香りと

アルコール度数も日本酒ほどではないが、完全においしい酒という神水。

 

実は2つ目の神水(竹酒)にはプレミアムなものが存在していた。

舐めると甘く現代のウイスキーのような香りを放つ酒だという。

香りはウイスキーで味は甘いのが特徴ですが、こんな竹酒は、本当に出会う

のは稀の中の稀で超がつくぐらいプレミアムだそうだ。

江戸時代にはコップ一杯で百両以上の値がついたという説もある。

※ウソか本当かは、分かりません。

 

しかし、竹の中から酒ってこれも不思議です。

江戸時代の旅人が良く腰に瓢箪をぶら下げていましたが、あれって水でしょ?

水筒なんだよって話ですが、瓢箪だけが水筒ではない。実は竹も水筒に

なっていました。

 

酒の話に戻りますが生きた竹の特殊な技法を用いて高圧で清酒を注入し1年~

2年ほど。さらに熟成させた酒が販売されている。味やクオリティーなどは酒

ですが注入される前の清酒とは味も香りもがらりと変わってアルコール度数も

ある程度抜けているため酒であるがピュアなドリンクになっているそうだ。

非常に飲みやすく子供にも飲めそうな酒、酒粕で作った甘酒ではありませんが

似たようなアルコール度数なんでしょう・・・・

 

でも自然発酵したプレミアムな神水(竹酒)は本当に樽酒やウイスキーだという。

ほとんどはカブトムシやクワガタ虫、カナブンが集る樹液の香りの水が多い。

これにアルコールの香りがする。しかも数メートル離れていても強烈な匂い

らしい。

 

一度、このプレミアムな竹のウイスキーを飲んでみたい。