素敵じゃないか?  ~アンダー愚乱堂~

素敵じゃないか?  ~アンダー愚乱堂~

見たり(映画、TV)聞いたり(音楽)読んだりしたものを愚にもつかぬ乱れた文章で書き殴るブログ

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 あ~どうにも気分が落ちてる。原因は仕事。どうにもうまくいってない。

それに自分の住んでる広島での大雨災害。

自分は何一つ災害被害受けてはないけど、やっぱやりきれない気持ち。

それに今の日本の政治を含めた社会のでたらめさ。

そんなこんなで気分は鬱なのである。

それに自分の(48歳独身コミュ障)この先のことを考えると暗澹とした気持ちになる。

「貧困クライシス」(藤田孝典)「ルポ難民化する老人たち」(林美保子)を読むと、介護、離婚、病気など何らかのことがあるとすぐに貧困に陥ってしまう。そしてまじめにやってきた人でも老後は安泰ではない。

どうしたって鬱になるわ~。まぁ、そうは言っても病院行くほどでもなく、あくまで自己診断。

なんとかテレビ見たり読書したりでオモシロセンサーはそれなりに反応。でも映画館に行くのはキツイかな。

そんななか図書館で予約してた「藝人春秋2」が順番回ってきたので借りてよんだのだが、著者の水道橋博士が「うつ」をわずらっていたと終盤に書かれていて非常に驚いた。

2015年の田原総一朗の映像発掘仕事やってる頃に発症。そうか~その頃俺はけっこう博士の活動見てたけどまったくわかんなかったな。

しかもけっこう色々と病院巡り治療も受けていたという。

いまは「うつヌケ」したと。

 

ここまで書いてなにかダルくなってきた。また気分が落ち着いたらブログ書こう。次はサブカルネタでも。

 

 

 

 

 最近なにやらシティポップがブームとやら。

今年2018年のレコードコレクターズ3月、4月号でも特集。シティポップを「LightMellow」って名称で本出してる金澤寿和氏も再出版で以前の倍売れてるとかブログ書いてたし、盛り上がってんだな。

で、YOUTUBEでも邦楽シティポップのリミックス選曲がいくつもアップされてて、それ聞いては色々カンドー(感動)したり、しなかったり。

最近は「和モノAtoZ」というガイド本片手にあれやこれやの音楽を入手してる。

大概はTUTAYAのレンタルでゲット(死語)できるのだが、なかにはレンタルしてないのも、そーゆのはタワレコにて注文。Amazonでポチればいいとか聞くけど、やりかたよーわからんのだよ。ケータイもいまだガラケーだし、世の中から完全に取り残されていってる感満載だわ。

 

で、最近入手したお気に入りを紹介します。

●沢田久美子「LoveMeOrLeaveMe」・・・このアルバムの「Imagination」って曲をYOUTUBEで聞いてメチャクチャ心に響いてタワレコにて注文購入(レンタルにはなかったのだ)79年の作品。バックがクリエイション。

「Imagination」ばっか聞いてる状態。

●前野健太LIVE2013-2014・・・6月1日に広島クラブクアトロのライブに行ってきた。前座のハンバートハンバート目当てで、実はマエケンにはそれほど期待せず、そんなにちゃんと聞いてないし、何曲か聞いてる曲にもピンときてないし。ところがこのマエケンのライブ最高に良かったのだ。俺は楽器できないけどバンドの楽器の音がヒジョーにクリアに立体的に浮かびあがってきてたのだ。特に1曲目「LOVE」って曲最高にかっこよかった。このライブ盤も1曲目「LOVE」で同じく高テンション。これはレンタルにて

●山口百恵「L.A.Blue」・・・前述した「和モノAtoZ」に取り上げられてて「喪服探し」って曲をYOUTUBEで聞いてそのメロウグルーヴにやられた。調べるとこのアルバムヒット曲ひとつも入ってないのな。そしてジャッケットも百恵ちゃん写ってない、風景写真。なんとレンタルにあった。

●cero・・・5月25日広島クラブクアトロのライブ。すんげぇグルーヴ感かって行った後期フィシュッマンズを思い出したわ。こーゆのポリリズムっていうのか。どうせレンタルでるだろうから新譜買ってない。けどCDで聞いて楽しめるのか、ちと疑問。

 

 

  2018年も、あっ、というまに4月。ブログも10月以来ぶり。

いや、1か月前にブログ(最近みた芝居や聞いてる音楽について)書いたけど、なんだかうまく投稿できず、書いた文章破棄したんだよな。

それでもうイヤになってほったらかしてた。今回はちゃんと投稿できんのかねぇ。

 

さて、ここんとこぼんやりとした不安症候群で、なにかやる気ないんだね。

それでもいくつかおもしろいと感じるCDを紹介したい。

 

●SPRING CAVE(YogeeNewWaves)  ヨギーニューウェイブスの6曲入り新譜ep。相変わらずのポップさ。昨年ライブ行ったときにやってた曲だね。広島来ないから、岡山まで見に行ったんだよな。そして4月8日また岡山へ。楽しみ。

●LOVE TRIP(間宮貴子)  82年のアーバンメロウポップ作。レコードコレクターズ3月号が70年代シティポップ特集で、それ読んでたらコレ欲しくて、かつて俺のリスペクトする菊地成孔もこの盤を絶賛してたのでいざ広島タワレコにて、1枚だけ置いてたので購入。いや~こりゃイイネ。流線形じゃん。

 

 

 誰かライブ感想書いてないか検索したけど見つからなかったんだな~。ツイッターでは何件か見たけど、あんま書く人いないのか、検索の仕方がまずいのか。

まぁ、俺もあんま書かないからなぁ~。

このブログ自体月一だもんな。

 

さてこのカクバリズムという角張渉が主宰するレーベルの所属アーチストたちがやってきて繰り広げたライブ。とても濃厚、そしてサイコーなライブでした。

 

なんでも86人の新幹線チケットで東京からやってきたって。

そもそもは去年広島でやった二階堂和美のライブ(21人編成の大バンド)がとても素晴らしく「来年のカクバリズム15周年ぜひ広島でもやりましょう」と。

 

ニカさんのおかげなのですね。それもあり広島のトリはニカさん。

実はわいはニカさんの音楽いまいちピンときてなかったんですが今回のライブでメチャ感動。

次の日すぐレンタルに走りました。(買えよ!)

 

では簡単にライブ回想録を。

当日は体育の日で休日。で、昼2時から開演。

ギュウ満かと思ってたが、当日券でてたわ。

前段フロアの真ん中あたりでみてたけど軽く踊れるぐらいのスペースはあったね(踊らないけど)。

まず最初はVIDEO TAPE MUSICから。バックにスクリーン。そこにビデオからエディトしたオシャレないかした映像を流し演奏。

VIDEO氏はピアニカを演奏するのな。で、トランペットとバリトンサックス(思い出野郎Aチームの2人)とパーカション(YOUR SONG IS GOOD以下YSIG)がバックで。

「世界各国の夜」「カンフーマンボ」あと新譜からの曲。さいごの曲はceroのギター橋本翼を呼んで一緒にやってました。

VIDEOTAPEMUSICのライブ見てみたかったんだよな。TVブロスで大根仁が絶賛してたんでね。期待通りのええライブ。MCでしきりに「気持ち悪い。自分のかっこつけMCが気持ち悪い」って言ってた。

 

2番手、思い出野郎Aチーム。このバンドはいま俺の1番のお気に入り。メンバー全員仕事持ちでライブは週末や休日にやってるので、広島でみれることはないだろうとあきらめてたけど、こうしてカクバリイベントでみれるとは。

1曲目はサウンドチェックで「グダグダパーティ」。やり終えると舞台裏にはけていき改めて再登場という。

この段取りはその後出てくる人たちもみな同じ。

「MagicNumber」「ダンスには間に合う」「彼女のダンス」「アホな友達」「週末はソウルバンド」と5曲やったとおもう。もちろん、ぜんぶサイコー。

MCで「カクバリでの新参者です。」「カクバリで一番の汚いやつらの集まり。あと2曲我慢すれば、あとはオシャレでかっこいい人たちがでてきます」(笑)

 

3番手YSIG。このグループも1,2曲ぐらいしか聞いたことなかったけど、ライブの盛り上げがすごいんだ。

サイトウJ×J×ジュン客席フロアに降りてきた。

YSIGも次の日レンタルした(買えよ!)

 

4番手在日ファンク。8月にカクバリに移籍で、思い出野郎Aチームよりも一番の新参者。

なんかメンバーがけっこう変わってんのかな?

「傷」「根にもってます」「京都」などスタンダード曲やってました。

「在日ファンクはもともとジェームスブラウンのカバーバンド。それを見て毎回大笑いしてたサイトウJ×J×がオリジナルやった方がいいといわれサイトウの作った「アイツによろしく」が在日でやったはじめてのオリジナル」とハマケンがMC。で、サイトウ呼んで一緒に歌ってました。

5番手キセルヒジョーにまったりした曲。客がけっこう外出てた。外ではドリンクのほかカレーとか売ってたけど、わいはそーゆーの食べるとたちどころにお腹の調子悪くなるので、ドリンクも最初の一杯飲んだだけ。

6番手cero安定のライブパフォーマンス。「Orphans」やってくれたのが、俺としてはツボでした。

そしてトリのニカさん。大屋政子がきてたような白いフワフワしたドレスきてた。いや、「いくよ・くるよ」がきてたようなドレスだ。

「カクバリズムってなんかチャラいイメージ。でも今日とてもかっこいいレーベルだと認識改めた」「広島に帰って10年カクバリズムと共に歩んできました」など

 

で、最後は出演者全員ステージに呼び込んで、ニカさんが「これだけミュージシャンがいてここの誰の曲でもない。京都で急遽バンドメンバーにアレンジしてもらい仕込んで披露した曲。京都の一回だけじゃもったいないので広島でもやりますと」

で、トランペットが「スイングしなけりゃ意味がない」のイントロ。「へぇ~この曲やるのか」と思ったら、なんと「今夜はブギーバック」でした。

サイトウJ×J×がBOSEパート、Ceroの高城がANIパートで、途中キセルの人にむりやり歌わせたときはテンション低すぎ!客席からは苦笑が。ちとグダグダ感が。でもお祭りだからね。

9時過ぎに終わったのかな。それぞれのソロライブもみたいな。いいものみたわ。マンゾク、満足!

 

 

 

 

 

 

 

 没後20年ということで勝新のテレビ特別番組や書籍とか出て色々勝新トリビアを吸収。

村井邦彦は作曲家でアルファレコードを作ってユーミンをデビューさせた人なのだが、そのデビューコンサートに勝新がからんでいた。

ユーミンは呉服屋の娘という関係からそのデビューコンサートを京都の染め物会館でやることに。

それは親の取引先がいっぱいいるのでそれらの人がつきあいでチケット買ってくれるだろうとの考え、村井は勝新の映画音楽など作ってたのでつき合いあり、京都に住んでた勝にもコンサート来てくれるように頼むと二つ返事でOK。

しかし聞いたこともない新人の歌手のコンサートに頼まれたとはいえよく行くよな。勝新って器大きわ。

でコンサートには芸奴さんを大勢引き連れきてくれたと。

しかし客のほとんどはそーゆー関係者ばかりのせいかコンサートはあまり盛り上がらず。

中盤で勝は村井に「俺も歌ったほうがいいか」と。

村井は「デビューコンサートなので本人にまかせましょう」と。

ユーミンの音楽史の知られざるエピソードだな。これは村井邦彦の自伝読んではじめて知った。

ユーミンがよく通ってたキャンティという店の経営者だった川添浩史はかって外務省の委託職員で海外文化交流でアズマカブキと歌舞伎をアメリカで公演。それに三味線でついていったのが若き日の勝新。そのアメリカでジェームディーンをみて俳優を志すという経緯がある。

けっこう意外な接点があるんだよな。

 

五社英雄と勝新が雑誌の対談で盛り上がって「座頭市」を撮ろうと。プロデューサーに松竹の奥山和由

を立てるも、打ち合わせの食事の席でカツカレーの食い方でケンカ別れ。

五社が奥山にお詫びのしるしに企画出してくれ。なんでもやると。で、やった映画が「226」

これ、ショーケンが「ブラックレイン」の松田優作の役決まってたけど撮影が半年遅れて先にオファー受けてた「226」の撮影に入らなければいけなくなり「ブラックレイン」を降りたという。で、優作があの役になったという。

「ブラックレイン」若富の役も当初は勝新でと。たしか大麻パンツはかない事件で流れたんだよな。

 

で、その事件後に勝新と松方弘樹の顔合わせで「戦争と平和」というタイトルだけ聞くと文芸大作と勘違いしそうな、実は九州の工藤會と草野一家のヤクザ抗争を描いた映画が製作されるはずだったが、警視庁の横やりでながれた映画があったのな。