昨日、トメ子が10日ぶりに帰宅しました

夕方、職場から家に電話を入れたのですが、

トイレにでも入っていたのか、眠っていたのか、

１０回目のコールでやっと電話に出たトメ子

「はい、○○でございます・・・」

昔のように名前を言って出るときは、比較的しっかりしています。

「もしもし。ヨメ子ですけど・・・」

「え～っ？？？」

トメ子は私の名前を完全に忘れているのですが、

あえて、もう一度名乗ってみました。

「ヨメ子ですけど、覚えてますか？」

「もちろん覚えてるわよ～～　ずいぶん久しぶりじゃな～い。今日はどうしたの？」

私だと分かっていたらこんなこと言うはずがありません

本当に調子のいい人です。

ちょっと面白かったので、私はそのまま、長男の嫁だとは言わずに会話を続けました

「今日帰ってくるって聞いたから、どうしてるかなと思って」

「え？今日帰ってくるって？」

「今日、帰ってきたんじゃないんですか？」

「え～？帰ってくるって、私が？」

「はい。そう聞きましたけど・・・」

「ううん。私はどこにも行ってないわよ」

「あれ？ショートステイっていう、お年寄りがたくさんいるところに行くって聞いたんだけどな・・・」

「あ～、そのことね。うん。ちょこっと行ったけど、今日は行ってないわ」

「え？ちょこっとですか？泊まってきて、今日帰ってきたんじゃないんですか？」

「うん。いつもちょこっと行くだけで、泊まったりなんてそんなとこじゃないの」

ショートステイのことは完全に忘れ、デイサービスのことを言っていると思われるトメ子。

何度か聞いてみたのですが、反応は同じでした。

そのうちトメ子は面倒くさくなったのか、話を反らしてきました。

「そっちはどうなの？元気にしてるの？」

「はい。元気ですよ」

「そ～。それはよかったわ。元気が一番よね」

「そうですね。そちらも元気そうでよかったです」

「うん。元気よ～」

「じゃあ、また電話しますね」

「はい。わざわざありがと～。それじゃあね～」

・・・トメ子は一体、誰と話しているつもりだったのでしょうか？

夜、帰宅した夫にこの話をしたところ、

「それって、単なるいたずら電話じゃん」

と言われました

・・・そう言われれば確かにそうですね

元々は、トメ子がちゃんと元気に帰ってきてお留守番しているか、

確認するつもりだったんですけどね

久しぶりに３位に入りました

いつもクリックありがとうございます