秋田市出身の舞踏家
「土方巽没後二十六年を語ることⅡ」が
彼の命日である1月21日に
慶応大学の交流ホールで開催されました。
予定よりもかなり多くの人が集まったため
部屋が狭くなりましたが、みな熱心に
土方に関わること
感じたこと、思ったことなどを
口々に語り合っていました。
大阪での万博に上映された映画「誕生」に
出演していた映像が一部上映されました。
このフィルムが見つかって
デジタル化してできあがった再現映像です。
わずか数分の「誕生」の一部でしたが
当時の土方巽がそこにいました。
以前から舞踏に興味がありましたが
昨年秋田市で開催された
「没後二十五年 土方巽 舞踏の世界」での
森下隆さんの講演を聞いて関心が深まりました。
「語ることⅡ」には
ゲストの笠井叡氏のほかに
103歳で亡くなられた舞踏家大野一雄氏の
ご子息慶人氏、33年ぶりに日本に帰ってきたという
玉野廣市氏、当時の土方巽を知る生き証人の方など
ご縁の深い方々の濃密な空間に
時間の経つのも忘れるほどでした。
みなさま、まだまだ語り足りないようでした。
大野一雄さんも秋田県の大館市で育っています。
もう一人秋田にゆかりのダンサーがいます。
地元紙に「石井漠・没後50年」の小見出しを
見つけました。
秋田県三種町(旧山本町)出身の石井漠氏の
没後50年にあたる今年
愛弟子の李さんが台湾から秋田に
やってくるという記事でした。
李さんは現在87歳で台湾の人間国宝だそうです。