3ゴール2アシストのメッシ。
むしろその得点は少なく感じてしまう。
「バルサが8得点の快勝!」と聞けば、まあその半分はメッシの得点だろうと思う人が多いはずだ。
その点数にもメッシにも、今さら驚く必要はない。
この試合で特筆すべきは、やはりセスク・ファブレガスだ。
先のミラン戦でイニエスタが怪我を負ったため、その復帰に要するであろう4週間、バルサの心臓部を担うこととなった。セスクのバルセロナへの移籍が決まったのは、まだほんの一月前のことである。
バルセロナのカンテラ(下部組織)出身だからといって、現代サッカー最高の芸術であるあの中盤にこうも簡単にフィットできるものなのか。
16歳で海を渡り、ロンドンで8シーズン。リーガ・エスパニョーラとイングランド・プレミアリーグのサッカーは全く違う。バルセロナとアーセナルのサッカーももちろん違う。「どれだけ早くリーガに馴染めるか」を問う声も多かった。
答えは出た。その体に流れる血に疑いの 余地なく、33億円の大型補強においてわずかに燻っていた不安を一蹴してみせた。
こうなればあとはどんな「違い」を見せてくれるのか。ただただ楽しみである。
