とみざきのNetflix鑑賞日記

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Netflixで観た映画やドラマの感想文を書いてます。Netflixの回し者、ステマではありません。テラスハウスは観ません。

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#未来少年コナン (全26話) を観ました!

お恥ずかしい話ですが、私は宮崎駿の初監督作品は「ルパン3世 カリオストロの城」(1979)だと認識していました。もちろんその後の「ナウシカ」「ラピュタ」から「風立ちぬ」まで全作何度も観てますし、宮崎アニメにはそこそこ造詣があるつもりでいました。

うーん、本当に恥ずかしい‥。

Wikipediaによると、どうやら「カリオストロ」の前年にNHKで放映されたこの「未来少年コナン」が事実上の初監督作品らしいです。

今回、Netflixで全話配信されているので初めて観たのですが‥

何が恥ずかしいって、テレビアニメだからといって敬遠して、これを観ずに自分が生きてきたことが本当に恥ずかしい!!この作品は、宮崎駿の原点なのですね。全26話、見どころ盛りだくさんで、感嘆しながら一気見しましたよ。

巨匠と呼ばれている映画作家が初めて監督する作品には、その監督の全てが込められているものです。この「未来少年コナン」には、宮崎駿が後の作品で描くことになるテーマやモチーフが凝縮されています!

超科学兵器を使用した最終戦争によって文明が滅びた後の世界、というのは「ナウシカ」ですし、その超科学兵器を蘇らせようと企む勢力が敵なのは「ラピュタ」とも共通です。コナンとラナの凛とした主人公像は「ラピュタ」のパズーとシータそのまだし、宿敵レプカはムスカと瓜二つです。モンスリーはクシャナ、ダイスはクロトワかな。

モンスリーとダイスといえば、この2人は主人公を苦しめる敵の将校として登場するのですが、ストーリーが進むと主人公に協力的になります。こういったキャラクターの転換をすることで人物描写に深みを持たせる演出は、その後の宮崎作品で繰り返されますね。愚かな人間を徹底的に愚かしく、戒めを込めて描く一方で、凛として生きる人類への暖かい眼差しを感じさせるのは「もののけ姫」に通じます。

「もののけ姫」と言えば、この「コナン」の第19話「大津波」のクライマックスは「もののけ姫」と全く同じで驚きました。ということはモンスリーはエボシ御前でもあります。

また、私が感心させられたのは、第13話「ハイハーバー」第14話「荒地」のあたりで農村の素朴な暮らしと共同体社会の営みを丁寧に描いていたところ。コナンとジムシィが村の一員になるために仕事を探すのですが、「働く」ことの意味(「労働」ではない)を宮崎駿がテレビの前の子どもたちに優しく語りかけている感じがして、これは「魔女の宅急便」「千と千尋」と共通するな~!と唸らされました。

‥ということで、アニメファンの方からすれば「常識」だと冷ややかに注意されそうなことを、観終わった後の興奮そのままにだらだらと書いてしまいました。でも、もう観終わったから言いますよ。「コナン」を観ずに宮崎駿を語るな!ですね。

あ、宮崎駿がメカ・飛行機オタクぶりを発揮してて、ナチスのバカでかい飛行機「ギガント」が出てくるのは「風立ちぬ」に繋がりますね~!

#Netflix
#未来少年コナン
#宮崎駿