71回目の夏・・・ | 写真家 TOMCATのブログ

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朝からテレビでは暑い中、先の大戦中に広島でアメリカの原子爆弾で虐殺された英霊の追悼式典の模様を放送していた。

71回目になる。

人類史上最悪の兵器と言われる核兵器。

そして、それを人類史上初めて投下された日本の広島。

三日後には長崎にも投下され多くの日本人が虐殺された。

虐殺された日本人の多くは、非戦闘員で本来は戦争と言えども殺してはいけないはずではないのか?

戦争って一応国際的にルールがあるはずなのだが、先の大戦ではいろいろ破たんしていた。

広島と長崎に投下された原子爆弾はタイプの違う二種類。

以前テレビで検証番組を見たときに言っていたが、アメリカは原爆投下より先にポツダム宣言を日本が受諾しないように仕向けて、仕方なく原子爆弾を落とし、それで日本が屈服したかのように見えるようにしたと。

日本がポツダム宣言でこだわった、天皇陛下の身分の保証。

戦後の日本復興に天皇陛下の存在は絶対だと当時の政府はゆずらなかったといいます。
アメリカはそこを突いてきたのですね。

要するにアメリカはなにがなんでも自分たちが作った原子爆弾の『検証実験』を実戦レベルで行いたかったのです。

当時の日米の状況を見れば、戦争そのものの勝敗はもうついていたといってもいいでしょう。
あとは日本と枢軸国との間で、いつどのタイミングでサインするかという感じだったはず。
落としどころを探っていた状況での原爆投下。

ひどい話です。

本来はアメリカは世界中の国から非難されるべきなのです。
しかし、そこは戦勝国。

アメリカは非難されるどころかその後、世界最強の武装国家となり世界の警察と言われていました。

毎年夏になると原爆投下が思い出され、その9日後が終戦記念日で、念仏のように
『戦争反対!世界平和!核武装反対!』
となります。

戦争はしてはいけないしするべきではないし、ましてや核兵器を人間に使ってはいけない。

僕は広島の原爆資料館に数回行ったこともあるし、長崎の資料館にも行ったことがあり、原子爆弾でひどい状況になった様を見てきた。

戦争は悲惨だ。

出来ることならしないほうが良いし、話し合いで平和的に行きたい。

これは武器商人以外、みんな思っていること。

71年間、日本は戦争にかかわらず、自衛目的以外の武装もしなかったから日本は平和でいられたという人がいる。

これは正しくもあり間違いでもあると僕は思う。

人は悲しいかな、強いものには弱いのであり、弱い者には強いのである。

戦後の日本は外交で頭を下げ続け、金をばらまき続けてきたから平和を維持している。

それでも日本が平和ならそれでいいじゃないかという人もいる。

それは違うと思う。
海外にばらまく金を国内で困っている人々に使えばいいと思う。
日本は国内で困っている人に我慢を強いて外国に金をばらまいている。
なんで日本に刃向ってきている国に金をばらまく?

どうせ金を使うなら国内に使えばいいし、武装に使えばいい。

そろそろ日本も自国の地位向上、いや、地位の維持のために国の力を強くする必要がある。

他国の領土を占領する必要はない。

しかし、本来の日本の領土は正当に日本の管理下におくべきだ。

出来ることなら日本の核武装は避けたいが、必要なら核武装もアリだと僕は思っている。
本当に作らないでも、いつでも作れるんだという意思表示くらいはしてもいいと思う。
何ならサンプル位作ってもいい。

武器を持つと戦いたくなるというが、持ってないからやられるというのもある。

力で来る者にはそれに対処できる力が必要じゃないのか?

核兵器をぶら下げてものを言ってくる相手に、核と同等以上のものを持たずに対等に相手できるのか???

あれから半世紀以上たった今、これからの日本の維持に関してもう少し踏み込んだほうが良いと思う。

なんでも話し合いで解決できる?

もしポスダム宣言の交渉中に日本が原子爆弾を完成させていたら日本に原子爆弾を落とされていただろうか???