他店から、店長が来ることになりました。


12月から。




店長候補としてこの何ヵ月かやってきたあたしにとっては、



とても悔しいです。




沢山の人にフォローしてもらいました。



みんなに押し上げてもらってきました。





あたしのこれまでの経験の中で、



自分が店長に向いてないこともわかっていました。




適材適所というのはあるもので、




あたしにとっての適所は、縁の下の力持ち的な場所で、



間違いなく、サブだということを、



あたしはわかっています。





それでも、店長候補として日々精進してきたつもりです。





朝イチ、エリアにその話を聞かされ、



自分にその事実を落とし込むのにすごく時間がかかりました。




そんな今日はつけどつけど売れないし、



正直、売れないのもわかってた。




でも、やるだけのことはやらんと気が済まないし。





やってる姿だけは見せたかった。




悔しさで泣きそうになりながらも



涙を喉で飲み込んで、



あたしはプロとして笑っていたくて、



不調でも、何でも、プロ意識だけは持っていたかった。




諦めたら試合終了だってわかってるし


自らの手で終わらせたくもなかった。




何度振られても、挑む姿勢は崩せなかった。




そして、1日の業務が終わり、




エリアと帰宅し、




別れ際に、




ご飯でも食べてくか~?




って言われて。





今日は行かないといけないって思った。





そして、お店に入り、



タワイもない話をし、


あ、あの話したいわけじゃなかったんだー…。




と思った矢先、





新店長のこと聞いて、率直にどう思った?



と聞かれ…。





お店にとっては、懸命な判断だと思います。



と答えた。




個人的感情から言えば…


正直、すごい悔しかったです。




と。


そして、それまで我慢してた涙が溢れてしまって。





わかっていたかとは思いますが、

社歴も短くてわからないことだらけで、

でも、フォローしてくれる仲間がいて、

だから頑張ろう!って

ここでなら出来る!と、

ここでしか出来ないことはわかっていたけど、

ここだから、この仲間がいるからやれる!って信じてここまで来ました。

不安でした。

でも、その不安すら仲間がいてくれたから乗り越えよう!とやってきました。

あたしがやるんだ!って思ってきました。


だから、悔しい!って気持ちだけじゃ伝えきれない。


悔しいだけじゃないんです。



と、いつぶりか、


面と向かってボロボロ泣いてしまいました。




あんたは、

人を集め、扱う才能がある。

人から信用を得る力がある。

あたしから見ても、羨ましいなと思うくらい、

あんたには人がついてくる。

でも、影で人がついてくるだけのことをあんたがしとるんよ。

分け隔てなく、フォローも出来る。

だから、下もついてくるし、

上も本音で話せる。

あんたが、人に対して本気で向かい合っとるからやで。

それはな、誰にでも出来ることじゃない、

あんたの才能なんやで。




と。




最初はただ負けた気分だった。



戦ってもないのに負けたんだ。と。



不戦敗ほど悔しいもんてないなぁ


なんて思って、すごくやりきれなくて、

虚無感に喪失感に

目標すらわからなくなった。





あんたは、スーパーサブになる力持ってると信じてるんよ。


だから、新店長を支えたって欲しいんよ。


最高のチームにして欲しいんよ。


あんたなら出来ると思うんよ。


あたしらの知らんところで、


新人とご飯行ったり、


先輩と飲んだり、


誰よりチームワーク、チーム力を考えてるのがあんただって


わかっとる。



だから、サブとして力つけてって欲しい。


そして、そこを経て、


店長として推せるだけの人材になっていってもらいたい。


ここで、しっかり力をつけて欲しい。





あたし、会社の為に服売ってるわけじゃない。



会社の為に、数字を意識してるわけじゃない。


ぺーぺーのあたしに、今日までこんな業務をさせてもらえたこと、


感謝してる。



悔しさは今日まで。



この悔しさをバネに。



新しい希望を胸に、心機一転あたしはやっていくだけ。




大事なのは悔しがることじゃなく


その悔しさをどう扱うかだって


今、すごく思う。



だから、人が望む以上のサブになる。



どこのお店よりチーム力のあるチームにしていく。



これまで以上に。



別に降格になったわけじゃないさ!



ぺーぺーから副店長に昇格するんだ。


何も絶望することはない。



着実に上がってる。



下ってなんかない。



道が拓けたんだ!



サブは決して、トップのお膝元じゃない。


トップの駒じゃない。


サブにはサブの重要な役割がある。




トップが“父”なら


サブは“母”だ。



父が方針を決め


母が以下子供たちにそれを落とし込んでいく。


父がこうしたいと言ってるよ!
ほれ、支度しな!行くよ!



と言う役目。




娘がドライブ中におしっこしたい!となれば


父へ、


娘がトイレ行きたいってよ!
ちょっとどこかに寄って!


と言う役目。



そうして、心を1つにしていくのが


これからのあたしの役目。





それが、チーム力。




ちょっと予定外で戸惑っただけ。



こっちの方があたしには向いてる。



でも!でもでも…



悔しいです!



本気で悔しいです!



だけど、道が絶たれたわけじゃないので、


明日から心を入れ換えて、


新しい空気を入れて、


明るく楽しく前向きにやっていきますよーーーー!!!!




うん!



すっきり!!!



泣いたらすっきり!!!





もう大丈夫。