2001年 9月 11日
長女 9才 次女 6才 三女 2才
長女と次女はもう何日かで
それぞれお誕生日を迎えるというころでした。
子どもたちは
特に上の子は、小4ながら
なんでどうして?と
事の重大さにその背景を何度も
あらゆる角度から聞いてきました。
バーミヤンの遺跡爆破や
ペンタゴンへの攻撃
荒れ野に落ちた飛行機内での
乗務員や乗客の命をかけたことの顛末
その後の報復攻撃・・・
とても子どもにわかることばで
説明するのに
自分でさえも果てしなくわからないことだらけなのに
とても苦労しました。
今でも折に触れて話をします。
終わりなき話を・・・
人の命を奪うことの ある意味いともたやすいこと・・・
また
人一人の命の重みをその手に感じつつ
救うために全力を傾けることの
なんとも果てしない時間と努力を要することがあるということ・・・
ちいさな存在である わたし という人間が
声高に叫ぶのにも限界があり
ならば
命を支えていく人間のひとりであるという自覚と
命を支えていくという志をもつ人間を育てるという
役割を認識しつつ
その「一人」が 寄り集まることの 「力」が
必ず これ以上この世の中を悪くすることがない、
たった一人でも、多くの命を救うことにつながるものと信じて
明日も 一生懸命に 生きようと思います。
今日
やせほそった 母のおでこに手をあてて
寝たきりがゆえに 乱れきった 白髪を
バッグの中から取り出した ブラシでゆっくりととかし
ついでに・・ ほんのり色づくリップクリームを
こっそり薄めに 塗ってあげて
ファンデーションのコンパクトミラーをみせてあげました。
ほとんど表情を変えることのない母ですが
少しだけ・・ うれしそうな表情をうかべたように思いました。
こんなになってしまった母のことを
お世話になっている病院のスタッフの皆様は
きれいに体を清拭してくださり、きっちりと体位変換してくださり
酸素飽和度が保たれるように 痰の吸引をしてくださり
本当にありがたくて ありがたくて。
肩をさすりながら・・・
ああ、明日は 9月11日だな・・・
あれから10年
あれから半年
いつ だれが どうなるかも わからない世の中なのですが
母とこうして 過ごさせていただける時間に感謝して
きれいな月を見上げられる この時間に感謝して
先ほども書きましたが・・・・
今を一生懸命に 生きようと思います・・・。
そして・・・
ささやかな 心の支え
アルバムを 静かな夜に
一人で聴ける日を 楽しみに。
日本、韓国 両方で購入することになります。
それぞれの明日が
どうかどうか
平和な一日でありますように
そして
それが 大切な思い出の 積み重ねでありますように・・・。
さいごに・・・
祝! パソコン 復活 o(^▽^)o![]()
