菜の花の春 | 石本美穂の日常ブログ「キラ・ピカ・りせ日記」

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札幌在住 少女漫画家のエッセイ&ブログです

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春の食べ物、と言われて頭に浮かぶのは
筍の炊き込みご飯、
蛤のお吸い物、そして

菜の花の辛子和え!


菜の花は、大人になって
仕事の打ち合わせや
打ち上げの食事会で
いつもよりちょっとグレードが高い
お店に連れて行って頂くまでは
実は一度も食べた事がなかったけど、

高校の恩師の家に
同級生2人でお呼ばれした時に、
グッと身近に、そして
特別に感じたのでした。


10数年前の早春。


「春だし女の子だから」という事で
懐石料理かと見紛うほどの
品数の手料理のおもてなしに、
それまではバリバリの女性教師にしか
感じていなかった恩師に、
ベトラン主婦としての顔も見られて
尊敬し直したのでした。


蛤のお吸い物の他、
菜の花の辛子和えもあり…
鮮やかな春色のお料理が視界に広がる中
お喋りに盛り上がり、
新年早々
仕事でヘマして落ち込んでの参戦だったのに
人生や社会人の先輩に
かなり励まされ、すっかり元気に。


その、
菜の花の辛子和えが
何より美味しかったので、
レシピを聞いて以来
自分でも毎春、何度も
作るようになりました。


山菜は冬の間に身体に溜まった
毒素を流してくれると聞いたことが
ありますが、
当時
すっかり気持ちや身体中の
血の流れも良くなったように感じ、
「よし、仕事がんばろう!」と
決意した、20代半ばだった、あの早春…


恩師のおもてなしに
色々な毒素が流れたー!と
体感?して奮起する機会にも
なったのでした。


I先生、ありがとう…!


その時の菜の花の辛子和えは
カツオの出し汁に
薄口醤油、お酒、そして
練り辛子ではなく、
粒マスタードを溶かした漬け汁に
サッと茹でたての菜の花を和えたもの。

マスタードの粒(種)と
ほのか~な酸味が、
葉の苦味へのアクセントに
なってる気がします。


あああ


また作って食べたくなってきた!!
菜の花が売ってるのも
今のうち!
スーパーへ急げ!!


でも


自分で何度も再現してみようとしても、
実は今も何かが違う気がする…


先生が作った、
あの辛子和えを食べたら
あの時以上にくじけたてで
くたびれた今も
毒素が流れて
奮起できる気がしてしまう様な…


10数年前に退職された後、
今もバリバリ外国語の趣味や
ジムなどで
身体中や頭を鍛えてる先生。


久々にお会いしたいな…


…と


木漏れ日色の菜の花を思い浮かべながら
北国の遅い春を待ってる私です。

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