こんばんはー!マックです。

最近思い付き系統の短編を挟んで申し訳ありません。

本日も小ネタです。小ネタのつもりでした!

小ネタのつもりが・・・普通の長さになった∑(゚Д゚)←


本日は、ブログの管理ページを開いた時にふと見た「ブログネタ」から。

「何歳まで恋愛したい?」と言う物でして・・・

このブログネタ、結構色んな方が目にしてるんじゃないかな?


では、どうぞです。


※蓮キョ成立後・同棲前設定。






゚・*:.。..。.:*・゚゚・*:.。..。.:*・゚





「ねえ、キョーコは何歳まで恋したいと思う?」


日付も変わる頃に帰宅した家主は、食後のコーヒーを運びながら唐突に質問をしてきた。


いつもであれば、食後はコーヒーなどを飲みながらゆっくりと、お互いに本日起こった出来事の報告が始まる。

全く予想していなかった質問に、泊りに来ていたキョーコはリビングへとゆっくり戻って来た蓮の顔を見上げた。


「何歳まで、ですか?」

「そう。実はね、今日あの有名な舞台女優とトーク番組で一緒だったんだ。」

「あ!もしかして最近半生がドラマ化されたあの方ですか!?」

「そうそう。最近体調が思わしくなかったらしくて、ギリギリまで出演交渉断ってたらしいんだけど・・・」


キョーコの脳裏に浮かんだ人物は、80を過ぎても現役の舞台女優であり続け、昨年体調不良と年齢を理由に第一線を退いた大物女優だ。

蓮の反応からして間違いはなさそうだ。


あまりテレビドラマには出演はなかったが、それでも少ない出演作品では癖のある役柄を見事に演じており、準主役であっても主役級の存在感を放っていた。

キョーコも何作か見た中で、彼女のファンになっていた。


若手の大物俳優と謳われる敦賀蓮と、彼女が隣・・・でなくとも、同じ画面に映る。

何て豪華な番組なんだろう、だるまやに帰ったら録画予約を女将さんにさせてもらわなくては!と、キョーコの心は弾んだ。


「それは凄いですね!お話し一緒にされたんですか?」

「うん。出演作をいくつかご覧いただいていたらしくて、今度舞台の経験も是非積むといいとアドバイス受けたよ。」

「へぇー!さすが敦賀さんです・・・!」

「いやいや、俺はまだまだって事だよ。」


「じゃあ私はもっともーっと!まだまだ未熟者って事ですよー」と、ぷくぅと頬をめいっぱい膨らませて見せる可愛い彼女の仕草に、蓮の口元はふわりと緩む。


が、ここであまりキョーコの機嫌を損ねると、本題に入る前に本気の拗ねモードに入られて今日が終わってしまう。

蓮はキョーコの前にこつりとカフェオレ入りのカップを置き、自分のカップも置いてからキョーコの隣へと座った。

自分が腰掛けると、柔らかなソファーはゆるやかにキョーコを少しだけ自分の方へと近付けてくれる。

その瞬間が、恋人の関係になる前から蓮は好きだった。


「それでね?彼女が言ってたんだ。「元気の秘訣は、いつまでも恋する気持ちを忘れない事」って。」
「恋する気持ち・・・ですか?」

「うん。素敵な出会いにときめいたり、好きな人を想ったり・・・素直に「好き」って言う気持ちを表現する事なんだって。」

「へえ・・・表現・・・」

「それで、キョーコは何歳まで恋したいと思うのかなって、聞いてみたかったんだ。」


そう蓮に言われて、キョーコは困惑した。


彼女が言いたい事は何となくわかる気がする。

自分の見たり聞いたりしたもの、体験したもの総てが「自分」を作り上げ、そして芸の肥やしになる。

畏れ多くも「新進気鋭の若手女優」と言われ始めたキョーコにとって、それはすでに身を持って実感しているのだ。



だけど―――



「・・・私は、恋はもうしません。」

「それはどうして?」

「恋は成就すると、いずれ愛に変わるんです。愛に変わると想いが深まるのと同時に、ひとつ歯車が噛み合わなくなれば最後、総てが狂ってしまって・・・最後は終わってしまうんです。」

「・・・」

「それに今は私、畏れ多くも敦賀さんの・・か、彼女にならせていただいたわけですし。もう恋なんてしなくて十分だと思うんですっ!」


蓮との恋人関係がいつか終わりを迎えると考えたら、胸が張り裂けそうな程悲しくなって。

それにネガティブな発言は蓮が好まない事を承知のキョーコは、慌てて「蓮に恋をしたことで満足」と黙ってしまった蓮に伝えたかったのだが・・・

「蓮の彼女」という言葉が恥ずかしくてついどもってしまう。



でも、うまく言えなくて良かったと思った。

うまく言えてしまえば、「例え別れたとしても、貴方を想い続けるから」と言う心の言葉が言葉の端に色を見せてしまうから―――



赤くなった顔をパタパタと扇ぐキョーコを、蓮は優しく抱き寄せると一気に膝の上に乗せた。


「俺は生涯恋をすると思うよ。」

「え・・・?」

「相手は君以外にありえないけど。」


蓮の言う意味が解らなくてキョーコが振り返ると、蓮は同じ目線の高さでにっこりと笑っていた。


「勿論、キョーコへの気持ちは「愛」だよ。間違いないね。だけど、可愛いキョーコにいつだってときめくし、離れていてもいつだってキョーコの事を想ってる。会える日は嬉しいし、一緒にいるだけでドキドキワクワクするね。この気持ちって、「恋」じゃない?」

「え、えっと・・・」


すぐ側にある優しい瞳が「ん?」と自分を覗き込む。

小さい頃から褒められ慣れていないキョーコは、かぁっと首まで赤く染め上げた。


「恥ずかしいです・・・」

「自分の気持ちを素直に伝えるのも大事な事だよね。キョーコ、愛してる。」

「は、ハイ・・・」

「で、キョーコに一生恋をするよ?もうこれは絶対だから、先に宣言しておくね?」

「そ、そんな宣言恥ずかしいです、やめてください・・・」


ニコニコと微笑みながら優しく耳元で囁かれると本当に一生彼に大事にしてもらえそうな気がして、あまりの嬉しさに胸じゃない、身体の奥からじゅんわりとした熱が生まれてくる。



ついさっき、いつか別れを切り出された時の為に心に小さく決め事を作っておいたのに・・・

傷付かなくていいようにって、予防線を張ったのに!

どうしてこんなに身体の奥底から喜んでしまうの・・・っ!



蓮の言葉が嬉しくて、心も身体も喜んでいる自分が恥ずかしくて。

キョーコは顔を覆って蓮から隠してしまった。


それでも蓮はクスクスと笑って拘束する腕の力を更に強める。


「ホラ。恥ずかしがるその表情も仕草も可愛い・・・今またキョーコに恋をしたよ?」

「!!も、もう恥ずかしいからやめてください~っ!」


キョーコも背中をきゅっと丸めて「これ以上は本当にやめて」と拒否の意思を見せる。

蓮は拘束の腕を解いてキョーコの体を横抱きにし、名前を呼んで目線を合わせさせる。

逃げられないように、キョーコの頬を両手で優しく、だけど強く包み込みながら。


「キョーコ。確かに「愛」に変わる「恋」もあると思うよ?だけど、もし噛み合わなくなりそうな時が来たら、ちゃんと自分の気持ちを素直に言葉にして伝えて?俺もそうするから。」

「敦賀さん?」

「言葉だけで足りなかったら、身体でもきちんと話そう?」

「えっち・・・」

「いやいや、真面目な話だよ?心も身体も噛み合わなくならないようにきちんと「対話」して、そうして仲のいいおじいちゃんおばあちゃんになろう?」


確かに蓮の様子にふざけて言っている気配はない。

だけど・・・


「敦賀さん、気が付いてますか?何だかプロポーズみたいです・・・」

「えっ、これはプロポーズじゃないよ!?プロポーズはキョーコの好きそうなシチュエーションでちゃんとするからね!?今のは違うよ?」

「ふふっ・・・はい、わかりました。」


本当にいつか、自分好みのプロポーズをしようと色々練ってくれているのだろう。

蓮にしては珍しく慌てた素振りがこそばゆくて、キョーコの頬はまた赤くなる。

だけど、表情はとても柔らかい。



この人とおばあちゃんになるまで一緒にいられたら、本当に素敵。

ずっとずっと、一緒にいたい―――



クスクスと笑うキョーコの心はすっかり晴れていた。

そんなキョーコの様子に蓮もクスクスと笑いながら、横抱きのままキョーコを抱えていきなり立ち上がった。


「きゃあっ!敦賀さん・・・!?」

「キョーコは自分の気持ちすぐ我慢しちゃうからね、今夜はたくさん話そうか。」

「話すって・・・」

「ん?ベッドの上でね?」

「普通にお話ししませんか!?」

「せっかくのお泊りだし、今夜はじっくり身体で話す事にして・・・キョーコは嫌?」


広い蓮の自宅ではあるが、脚の長い蓮が歩けば寝室までの距離もあっという間だ。

壊れ物を扱うかのようにそっとベッドに置かれたキョーコは、真っ赤になりながら今にもきゅうんと鳴き出しそうな大型犬の様相を呈した蓮を見上げた。


「~~~っ!!・・・いや、じゃ・・ない。デス。」


恋人同士の関係になる前からそうだったが、蓮のこのお願いの仕方にはいつも負けてしまう。

大きな体格に見合わない可愛さに萌えて、どうしても「NO」と言えないのだ。

最近は特に連敗続きな気がする。


「「好き」ってたくさん伝えるから、ね?」


嬉しそうに微笑みながら優しく顔中に降ってくるキスの嵐に、きっと自分も一生彼にドキドキし続けるんだわと思いながら。

キョーコはそっと目を閉じて蓮の愛を受け止めた。








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あれ?最後はいつも通り寝室へGOしちゃったYO!w←

ちなみに最初「生涯現役」ってタイトル考えてて、でもそれじゃシモに走りそうと思って慌てて変えたと言う。

いい加減下ネタから離れろ自分。


ちなみにマックも死ぬまで恋はしていたいです。

それが叶う叶わない・叶えられるか叶えたいかは置いといて。

(だってTVの中のアイドルとかでもいいわけだもん)

いつまでもときめきを忘れないでいたいなあと。

ちなみに今・・・?恋してますよ!

好みの漫画やアニメ&キャラが多くて幸せの絶頂ですね!←違


『あり○ままで』、いい曲ですよね!




あ、どうでもいい情報ですが、家庭の事情により今週1週間は更新難しいです。

生存はしてると思います。

庭でキーキー言いながら収穫してたら「ストレスでぶっ壊れたな」と思ってやってください。←