こんばんはー・・・マックです| 壁 |д・)コソッ
もうねー、仮面の更新とか久しぶり過ぎてどうしようかと…(汗)
多分皆さんも話覚えていらっしゃらないかと思うです。
しかも前回まで別館で宇宙遊泳楽しんでいましたからね~←
えっと…とりあえず、お店でまさかのいたずら仕掛けた蓮さんが、それに気が付いた別のお客さんに帰り際注意されたのですが、きょこたんホワイトアウトさせちゃうんですよ(ざっくり)
ええ、ざっくりおおざっぱすぎて訳わからないと思います。
でもこちらの全体公開で詳しく書くわけにもいかないので…まあ、そんな内容って事だけわかってもらえれば:*:・( ̄∀ ̄)・:*:←
※この話は、夜はホステスな才女きょこたんと、同じく夜はホストの准教授蓮の組み合わせです。
完全パラレルです。
前回ホワイトアウトしちゃったきょこたんの夢と言うか回想なシーンから始まります。
仮面のコーンときょこの出会いです。
…一応、仮面ではこの二人、10歳差です。
゚・*:.。..。.:*・゚゚・*:.。..。.:*・゚
あの日…コーンと出会った日は、とても蒸し暑い日だった。
宿泊客も「京都の暑さは半端ないね」と次々口にしていた。
「今日は旅館のお手伝いは大丈夫だから、ショータローの面倒を見てくれへんか?」
そう言って旅館を追い出されたキョーコは行く宛てもなく、フラフラと旅館近くにある森へ来ていた。
(ショーちゃん…は、多分かおりちゃん達と一緒に遊園地に連れて行ってもらってるよね…)
先日隣のクラスの女子達が、親に強請ってショータローも一緒に遊園地に連れて行ってもらえるようにできたと喜んでいるのを聞いた。
恐らく「実家が旅館だから、遊びに連れて行ってもらえない」事をショータローが相手の親に泣き付いて、同情を引いたのだろう。
夏休みのプール講習の場で大声で話されていたのだから、嫌でもキョーコの耳に届いた。
(遊園地かあ…いいなあ……)
日の光を浴びてキラキラ輝く乗り物や、美味しいソフトクリームやポップコーンなどに思いを馳せて、キョーコは小さく溜息を吐いた。
大型連休であろうとなかろうと、どこかに連れて行ってもらえないのはキョーコも同じ。
いや、それ以上にまず、実の親と年に数度会えるか会えないかだと言うのに…
自宅は一応あるけれど、仕事が忙しくて母はほとんど帰宅する事がない。
そんな育児放棄に近い状態のキョーコを預かっていたのが、ショータローの実家である旅館だった。
「ここをキョーコちゃんの本当の家やと思ってくれて構わないさかい。」
そう女将さん…ショータローの母は言ってくれたが、厄介者扱いされたくない一心でキョーコは色んな手伝いをしていた。
6歳の子供に出来る事などたかが知れているのだが…
それでも、母に必要とされなかった分を、誰かに必要としてもらう事で埋め合わせしたかったのかもしれない。
(お母さん…次、いつ会いに来てくれるかな)
陰でひっそりと「あの子は捨てられたんじゃないか」と言われているのを知っている。
預かるのはいいが引き取るのは嫌だと思われている事も知っている。
そんな心無い言葉達を信じたくなくて、それらをハッキリと否定してほしくて。
会いたいのだけど、手を振り払われるのが怖い―――
母を求める手は、足は。
自然と癒しと涼を求めて、最近のキョーコのお気に入りとなっている森の中の小川へと向かっていた。
(青い葉っぱとお水の匂いがとっても気持ちよくて、妖精さんはきっと大好きだと思うのよね~!)
日の光を反射して輝く水面は、きっと遊園地のイルミネーションにも劣らない。
何よりも遊園地に妖精が沢山いるかと聞かれると、そうでもないかもしれない。
だって、妖精は静かな場所を好む者が多いと絵本に書いてあったから。
なら自分は、妖精達と少しでも触れ合えるかもしれない場所の方がいい。
そんな事を思いながら、キョーコは鬱蒼と茂った森を抜けた。
ぱしゃんっ―――――
―――ばしゃっ
(………え?)
昏い森からいきなり抜けたキョーコの目が捉えたのは、水と戯れる先客。
小川の浅瀬で踝までを水に浸け、物思いに耽る横顔が端正な青年。
すらりと伸びた腕を数回ブラブラと振ったかと思えば、彼のとった行動はいきなりのバク転。
蹴りあげた水しぶきと共に太陽の光を浴びて輝くのは、彼の金色の髪だった。
それはあまりにも美しい光景で、スローモーションのようにゆっくりと宙を舞うしぶきと彼の髪の色、そして碧い瞳がキョーコの目と心に焼き付いた。
ばしゃりと再度水しぶきを上げながら着地した彼の視線が、一連の動きをぽーっと見惚れていたキョーコを捉える。
鋭い目線でじっと自分を見る彼に、キョーコはパチパチと小さな手で精一杯の拍手を送った。
「すごぉい!!あなた、妖精さん!?」
『…』
「私はねっ、キョーコって言うの!最上キョーコ!あなたのお名前は?」
『………クオン』
「コーンって言うの!?素敵なお名前ねっ!」
「…うん。 初めまして、キョーコちゃん。」
輝く水面と日の光を背後に浴びて、「コーン」と名乗った青年は微笑んだ。
それは太陽以上の光を放っているようにキョーコには思えて…
彼の背に、虹色の羽が見えたような気がした。
それが二人の出会いだった。
***
「………ん…」
まだ慣れない過ぎる快..感に意識を堕としていたキョーコは、懐かしい思い出を夢に見て、ゆっくりと目を開けた。
慣れないが見覚えのある、規格外に大きなベッドと高い天井。
ここが昨日自分が処..女を散らされた蓮の家だと気付くと、キョーコの身体は緊張の為に一気に硬直した。
(え!どうして…!?)
自分がなぜまた蓮の部屋にいるのかが分からない。
(確か店を出た後、エレベーターを降りたところで中野さんがいて…)
(あ…)
いたずらを仕掛けた蓮の前で、また、自分に心配を寄せてくれていた男の前で。
何よりも室外と言う所で、意識が飛ぶ程頂点へと昇り詰めてしまった事が恥ずかしい。
自分のはしたなさに、ぐわっと顔に熱が集まる。
そして、いまだ自分の内に残された異物を感じ、どうしたらいいのかと辺りを見渡した。
「やあ、起きた?」
その時、水のペットボトルとタオルを持った蓮が入ってきた。
「………先生が、『コーン』だったんですか。」
「別にだましていたわけじゃないよ?君がそう聞き間違えたんだ。」
ベッドサイドのテーブルに持って来た物を置くと、蓮はにっこりと微笑んだ。
「やっと思い出してくれて嬉しいよ、キョーコちゃん。」
************
ひっさしぶりすぎてすみませ…!!
(石投げられても仕方がないレベルで連載停滞中)
でも間は空きましたが、これが最初から考えていた蓮キョ@仮面の出会いの流れなのです。
って、出会いも大して原作と変わんねーじゃんって声が聞こえてきそうですが…
パラレルなんだもん、二度目の出会いはきょこの大学入学って事になってるので、多少は原作と同じような設定部分もあってもいいかと。
実はもう終わり部分は自分の中では見えてるんだけど…
頑張れるかなー。いや、頑張る。
口にしたらやるんだ!やればできる子になるんだ!
(こんなアラサーですみませんorz)
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