―――ふろむ☆つるがびじょん!―――
久し振りに会う事の出来たキョーコは、やはり抜群に可愛らしかった。
『絶対に絶対ですからね?』
潤んだ瞳で見上げられ、思わず再び暴走しそうになったのは仕方がない事だろう。
約束させられた手前、速攻で羽目をはずすわけにもいかず、ここはぐっと堪え、彼女が用意してくれていた年越し蕎麦を夜食として一緒に食べる。
時刻は間もなく午前0時。
新しい一年の始まりだ。
この瞬間を、彼女と迎える事ができて幸せだ。
来年も再来年も、ずっとずっと一緒に迎える事が出来るように願いたい。
(琴南さんに感謝しないとね…)
今夜キョーコが来る連絡は琴南さんから来た。
社さんが『キョーコちゃんの事は、琴南さんにお願いしたから~!』って言ってたから、きっと何か助言をしてくれたのだろう。
結構陰で色々言ってくれてるらしいが、それでも彼女の親友で、そして困った時にはこうして助け船を出してくれる。
キョーコはいい友人を持ったなぁ…などとしみじみ思ったところで、ふと電話先で言われた一言を思い出した。
「そうだキョーコ。琴南さんが『プレゼント用意してましたから』って言って…たけ、ど…」
瞬間、彼女の手から箸が転がり落ち、すごい顔をして固まった。
「…えぇ…そうです、そうなんですけどね……今がいいんですか?」
「え?うん、まあ…キョーコが俺の為に用意してくれてくれたんだろう?気になるんだけど……」
「そう、ですか…まぁ、恥ずかしいので、お食事終わってからでも大丈夫でしょうか。」
『恥ずかしいので』と言う割に、表情は怖い顔で固まったままだ。
何だろうか、また誕生日プレゼントのような物だったのだろうか…
「うん…じゃあ、早く食べて、一緒に片付けようね……」
おどろおどろしい空気を背後に背負ったままの彼女と、そんな彼女が用意してくれたプレゼントの内容が気になるが、一先ず目の前の蕎麦に再び箸をつけた。
〈ごーん…ごーん…〉
付けていたテレビから、いつからか始まっていた除夜の鐘の音が流れ、部屋の中で静かに響いた。
*
「では…はい、こちらが遅くなったクリスマスプレゼントです。」
食べている途中で年明けの挨拶を交わした俺達は、いつものように並んで使った食器を片付け、食後のコーヒーを楽しんでいた。
そこへ持ってこられたのは、赤いリボンでラッピングされた少し大きめのギフトボックス。
X'masらしく、柊と松毬のオーナメントが付いている。
きっと彼女の事だから、ラッピングは自分でしたのだろう。
中身も外身も全て彼女のセレクトである事が、俺の心を必要以上に浮わつかせる。
「ありがとう、キョーコ。早速開けてみてもいい?」
「…私が帰ってからじゃダメなんですか?」
「だって、すぐお礼がいいたいだろう?」
「そうですか…わかりました、どうぞ……」
何故か渋々といった感じで了承の意を示すキョーコ。
(一体何なんだろうか……)
ガサガサとオーナメントとリボンを外し、包み紙のシールまで綺麗に剥がす。
彼女自身を脱がすかのように丁寧に一枚一枚包装を解いて箱を開け、中身を確認して……
言葉を失った。
************
あ、ごめんなさい。
長くなりすぎちゃったのでプレゼント開封までで切っちゃった←よって、通常公開が1話増
今度こそ限定www
でもご期待に添えるようなものはないですよー。
HENTAIプレイは無事回避!←
久し振りに会う事の出来たキョーコは、やはり抜群に可愛らしかった。
『絶対に絶対ですからね?』
潤んだ瞳で見上げられ、思わず再び暴走しそうになったのは仕方がない事だろう。
約束させられた手前、速攻で羽目をはずすわけにもいかず、ここはぐっと堪え、彼女が用意してくれていた年越し蕎麦を夜食として一緒に食べる。
時刻は間もなく午前0時。
新しい一年の始まりだ。
この瞬間を、彼女と迎える事ができて幸せだ。
来年も再来年も、ずっとずっと一緒に迎える事が出来るように願いたい。
(琴南さんに感謝しないとね…)
今夜キョーコが来る連絡は琴南さんから来た。
社さんが『キョーコちゃんの事は、琴南さんにお願いしたから~!』って言ってたから、きっと何か助言をしてくれたのだろう。
結構陰で色々言ってくれてるらしいが、それでも彼女の親友で、そして困った時にはこうして助け船を出してくれる。
キョーコはいい友人を持ったなぁ…などとしみじみ思ったところで、ふと電話先で言われた一言を思い出した。
「そうだキョーコ。琴南さんが『プレゼント用意してましたから』って言って…たけ、ど…」
瞬間、彼女の手から箸が転がり落ち、すごい顔をして固まった。
「…えぇ…そうです、そうなんですけどね……今がいいんですか?」
「え?うん、まあ…キョーコが俺の為に用意してくれてくれたんだろう?気になるんだけど……」
「そう、ですか…まぁ、恥ずかしいので、お食事終わってからでも大丈夫でしょうか。」
『恥ずかしいので』と言う割に、表情は怖い顔で固まったままだ。
何だろうか、また誕生日プレゼントのような物だったのだろうか…
「うん…じゃあ、早く食べて、一緒に片付けようね……」
おどろおどろしい空気を背後に背負ったままの彼女と、そんな彼女が用意してくれたプレゼントの内容が気になるが、一先ず目の前の蕎麦に再び箸をつけた。
〈ごーん…ごーん…〉
付けていたテレビから、いつからか始まっていた除夜の鐘の音が流れ、部屋の中で静かに響いた。
*
「では…はい、こちらが遅くなったクリスマスプレゼントです。」
食べている途中で年明けの挨拶を交わした俺達は、いつものように並んで使った食器を片付け、食後のコーヒーを楽しんでいた。
そこへ持ってこられたのは、赤いリボンでラッピングされた少し大きめのギフトボックス。
X'masらしく、柊と松毬のオーナメントが付いている。
きっと彼女の事だから、ラッピングは自分でしたのだろう。
中身も外身も全て彼女のセレクトである事が、俺の心を必要以上に浮わつかせる。
「ありがとう、キョーコ。早速開けてみてもいい?」
「…私が帰ってからじゃダメなんですか?」
「だって、すぐお礼がいいたいだろう?」
「そうですか…わかりました、どうぞ……」
何故か渋々といった感じで了承の意を示すキョーコ。
(一体何なんだろうか……)
ガサガサとオーナメントとリボンを外し、包み紙のシールまで綺麗に剥がす。
彼女自身を脱がすかのように丁寧に一枚一枚包装を解いて箱を開け、中身を確認して……
言葉を失った。
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あ、ごめんなさい。
長くなりすぎちゃったのでプレゼント開封までで切っちゃった←よって、通常公開が1話増
今度こそ限定www
でもご期待に添えるようなものはないですよー。
HENTAIプレイは無事回避!←