久しぶりに午後からオフになった。
夕方には彼女も学校が終わり、仕事は入っていない。
せっかくだからデートをしようと言ったのだが。

「敦賀さんはお疲れなんですから、ゆっくり休んでください!」

と、速攻で却下されてしまった。

(久しぶりの休みくらい、キョーコの為に使いたいけどな…)

家で暇を持て余していると、玄関のチャイムが突然鳴る。

「ご飯作りに来ちゃいました…っ!敦賀さんが観たがってた映画も借りてきたんですよ?一緒に見ましょう!」

息を切らして荷物を俺に差し出すきみ。
学校が終わった時間からそんなに経っていない…

「もしかして、走ってきてくれた…?」
「だって、久しぶりにゆっくり出来るんですよね?
私も敦賀さんと少しでも長く一緒に、ゆっくり過ごしたかったんです」

その言葉が嬉しくて、荷物を受け取るとキョーコの額にキスをした。

「ありがとう、キョーコ。俺も少しでも長くキョーコと一緒にいたいよ。」


それは、一緒に幸せを噛み締める魔法。
きみがいてくれれば、どんな時間も特別なものになる。


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おうちデート編。
あとでお外編もあったり…500文字だし時期関係ない話で綴っているので、とにかく難産です(凹)

メロキュンの研究所ですが、次の企画が間もなく登場です!
次は5月1日0時に、参加者が一斉に記事アップ!!
電波ジャック致します☆
(ネットジャック???)
乞うご期待!!!