メールで指定された待ち合わせ場所に向かうと、敦賀さんは車に長身を預けて立っていた。
そんな姿も絵になるなんて、ズルい人。

「お待たせ致しました…っ」
「大丈夫だよ、さっき着いたところだから」

走ってそばに寄ると、頬に手が添えられる。
心ぱく数が急上昇。止まってとまって!

「うん、今日もよく似合ってるね。可愛いよ。」
「そっ!そんなお世辞なんていいですよっ。」
「お世辞じゃないんだけどな…あ、今日はお礼に奢らせて?」
「お礼なんて!ただ預かっただけですから…」

ハンカチ一晩預かっただけでおご馳走って!

「いつものお礼も兼ねてるから。…もう少し一緒にいたいんだ、ダメかな?」

少しだけ首を傾げて、背中にきゅーんとわんこをしょう敦賀さん。
~~~っ!
最近敦賀さんのこのおねだりの仕方に弱いのよぅ。
うっかり陥落してしまうわ。

「仕方ないですね、でも高級な所は嫌ですよ?」


それは、胸がときめくまほう。

あなたの仕草にキュンとします。


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必殺、かいんまる。

キュンキュン悶えるきょこたんに、心の中ではガッツポーズな蓮がいる!?

え、それメロキュンじゃない…!