大満足です。 高畑勲さんの生き様を見ることができました。 私はてっきり、高畑さんも作画をされると勘違いしていたのですが、違うんですね。アニメの演出家として数々の作品をこの世に生み出されていました。
特に印象深かったのは「赤毛のアン」 の主人公は意図して可愛くなく描いてあったということ。また、会話の面白さを追求したアニメにするために原作に忠実な台本にしてあるとか。そういう指示をするのがアニメの演出家としての役目だそうです。
そして、高畑勲さんの作品は常にメッセージ性や挑戦にかける力がすごい。わざとスケッチ風の作品を作ったり、記録映画としての「火垂るの墓」 を作ったり。 常につくる作品一本一本の社会的だったり歴史的な立ち位置を意識して制作していたんだな と思います。
私は個人的には宮崎駿派? で「アニメは面白くて夢があれば良いじゃん!」 って思いがあるのですが、 そういう社会的な面もきちんと考えるのが高畑勲さん流なのだなと感じました。
アニメにかける想い、 本当にアニメの未来を切り開いていった人物なのだなと心から思いました。