スーパーの小説レビュー、今回がやっと4回目になるね~
今年は卒論と資格試験でなかなか忙しくて気になる小説を全然読んでないし
レビュー書く暇があるなら勉強しようか撮り溜めたドラマ観ようと思っちゃうんだな~
今回久々に書こうと思ったのも、、、
実はスーパーマサのバンドが6月にレコ発企画を打つことになったのですよ!!
で、その企画名がとある小説のタイトルに因んだもので是非この小説をみんなに紹介したい!!というの応援してくれている皆様へのちょっとした奉仕精神が僕の中で燃えていたからです、、、です、、
さてさて、その前にいつもの
一回目の記事にこのコーナーを初めた理由などが書かれてあるから是非読んでいただきたい!
第4回目は
J.Dサリンジャーの『ライ麦畑でつかまえて』
ジョンレノンを暗殺した者が当時持っていた本として有名ですね
スーパーマサの思い出の小説
読んで気に入った人はきっと一生忘れないような小説
この小説は中二病の塊で
青春本来の姿が刻まれた物語だ
星新一先生の言葉を借りると
青春の本来の姿とは「暗く不器用なもので、明るくかっこよくスイスイしたものは 商業主義が作り上げた虚像にすぎない」
主人公の16歳のホールデンは寄宿制の高校を退学になり、親に通知が届く前に学校を抜け出し実家のあるニューヨークへ向かう
もちろんニューヨークに着いてからはまだ何も知らぬ親に会える訳でもなくただ三日間彷徨っていた
彼の口癖と言えば「インチキ」が一つとして挙げられる
16歳というのはちょうど子供から大人へと変化する過渡期の真っ只中に位置する年齢だ
そりゃ色々葛藤があるだろう
大人の世界は子供の世界とは大違いだ
色々と「汚い」ものを見てしまうのだろう
まだ純粋な心が残ってる彼は大人の世界に対して過敏になり色々と受け入れ難いことが数え切れない程ある
だからこそ、この年齢は孤独だ
皆さんも思春期の頃は複雑な感情を持っていたと思う
恋も自分のことも将来のことにも対してわからなくなって、葛藤の波に揉まれて成長してきたはずだ
「インチキ」な世の中をを敵に回したホールデンだが、
彼も決して子供のまま無垢である訳ではない
彼も不本意ながらも「インチキ」な大人へと変わっていっていることがわかる
きっと彼もそのことに気付いているのだろう
ストーリーの中で彼が自分の変化をどう受けれていく行くかが文章の背後に薄暗く描かれている
この本を最初に読んだまだ高2の僕は正直「なんて退屈な本なんだ」と思い
また、全てに嫌味を言うホールデンに苛立った
しかし、何故だろう
数年後にまた彼に会いたいと思いこの本のページを再び捲る
これまでにおよそ3回この本読み返したと思う
当時理解できなかった彼の気持ちが今になってわかるようになって来た
それは、僕がすでに大人になり当時の自分を客観視できるようになったからなのだろうか
それとも
僕はやはりまだ未熟者でいまさら自分の成長がホールデンに追い付いたのだろうか、、
高校の時、この本が大好きな先生がいて
彼女には必ずこの本をプレゼントをするらしい
そして、この物語に共感出来ない女性とはうまくやっていけないと思っているという噂を耳にした
その時は「ちいせぇー男だなー」と生意気に思っちゃったんだけど
今となってその先生の気持ちがわからなくもない
ホールデンに共感出来ない人たちをどうしても「インチキ」だと思ってしまう
ライ麦畑とはインチキな大人たちに浸入されることのない純粋な子供たちの世界でありホールデンが妄想した理想郷である
僕ももう20代で「インチキ」に染まりつつある
僕だけではなく周りの人々もそうだ
だから、せめて一晩だけでもみんなに「インチキ」から逃れてほしいと思い
自身のバンドのレコ発企画のタイトルを
「ライ麦畑」
にした。
新しく公開されるアルバムの収録曲たちも変わっていく自分へのアンチテーゼである
ここでアルバムのタイアップ曲のMVを貼らせて下さい、、
アルバムタイトル"The Underground"とは大人に支配された社会と対照的な世界を指す
ホールデンのライ麦畑のような所なのかもしれない
ホールデンが学校を離れてからの3日間の回想記を書いたことと
僕がこのアルバムを制作したことは似ているのかもしれない
僕にとって一生物の本だ

