今の住んでいるところが2階建てのシャレ(スイスで郊外や山にある木造の小さなの家をシャレと呼んでいる)の1階で、玄関のドアには猫が通過できるような小さなドアがある。ドアの外には露台としても使えるやや小さな通路がある。通路の向こうには、牧場が斜めに広がり、4月になると、北風が牧場の青々しい草の匂いとともに牛の糞の匂いも一緒に運んでくる。牛の糞の匂いが好きではないが、慣れると意外とそれほどのことでもなく、清々しく感じる時すらもある。(ちなみにスイスの郊外を散策すると、牛の糞や馬の糞と遭遇するのが日常茶飯。)そこに引っ越してからよくその通路でコーヒーを飲んだり、牧場の景色を眺めたり、頭をすっきりさせるため牛の糞を匂ったりしてきた(笑)。露台でコーヒーを飲むたびに、2階の隣人の猫が必ずやってくる。最初はこちらとして拒絶反応を示したが(知らない猫を触らないほうがいいと思った。)、何故あの子すごく懐いてくるので、ついつい彼女が家に入られるようにあの小さな猫用ドアを開けるようにした。そうしたら、悪夢が始まった…

 

1ヶ月に1回〜2回ペースで家に鼠を嬉しそうに運んでくる。大抵の場合は死んでいて、彼に死体処理あるいは残骸処理をしてもらっている。1回だけあの子が調子に乗って生きている鼠を家に連れて帰ってきた…私はあまりにもの恐怖でトイレから出られなくて…彼がキッチンであの鼠を捕まえるのに必死に頑張った…プラスチックの桶を使って鼠を確保したらしい。その後確保した鼠を自然に帰した。その時に、猫に怒鳴りしたので、それ以来彼女が鼠を家の中に連れ込むことがなくなったが、今度は小鳥になる。この1ヶ月で2回ほど生きている鳥を家の中に連れてきて、まぁ鳥ならまだ何とかと許してやった。

 

昨日、朝起きて、ドアを開けたら、またいつもコーヒーを飲む露台に血の跡と鼠の一部の体を発見した…賢い猫だなと嘆いた。家の中ではだめなら、ドアの外であれば大丈夫でしょうと。

 

早くコロナが収束するといいね…心から祈る!