とある受験の能力開発 -49ページ目

#101

寝台列車で移動中、偶然友人が乗っていた。

当然の流れで酒盛直行。

かなり酔いも回ったころ、ちょうど長いトンネルに差し掛かった。

気持ちよかったので窓を開けてたそうだが、轟々と風の音に混じって、たしかに男の声が聞こえた。

酔いのせいかと思ったが、友人も聴こえたと言う。

その後、酔いが回ってそのまま寝てしまった。

数時間後目が覚めると友人はいなくなっていた。

先に降りたのだろうと思い、起き上がろうとするが、起き上がれない。

酔いも残っていたが、かなりの熱があった。

目的の駅に着いたが、頭痛と吐き気がする。

もともと霊感が強かったので、すぐについてきたのだとわかった。

家に帰るとすぐに塩で清め、お経を唱えたが熱が下がらず、三日ほど寝込んだ。

ようやく体調も戻ったころ、警察から電話があった。

友人はあの列車で会った日を最後に行方不明らしい。

彼の荷物は列車の中にそのまま残されていたそうだ。

今も行方不明だそうだ。