今年も粛々と感謝と謝罪をしに九段へ。
この日の九段はまるで70年代にタイムスリップしたかのような雰囲気。
しかし、いま思えば学生運動そのものが平和の上に成り立っていたモノ。
表層的な喧騒とは裏腹に内情は未だ平和だからこその衝突にも思えた。
左右双方とも相手を揶揄するような幟や聞くに耐えない罵声。
思想家の前に人間としての品格を失っている。
そのような者たちが人の道を説き、社会を糺せるとは到底おもえない。
誤った認識に基づいた価値感を正義と勘違いしているのも痛々しい。
そこに思想家としての信念や覚悟は微塵も見えなかった。
これからの日本は本当に厳しい時代に入ると僕は思っている。
ゆえに思想運動、社会運動にはより一層の変革が求められる。
「ごっこ」をしているヒマはないのだ。
平和ボケから目覚めなければならないのはこの人達なのかも知れない。
そんな事を考えさせられる一日だった。