Keval:"In every state of the US, all people who work for the government, even guard men, can get the same amount of pension as their salary."

ここで言うpensionは日本の年金とは大分違う。まず年金は事前に納めていなくてもよい。次に、年金開始時は、年齢でなく、勤続年数による。最後に、現役の時代と全く同じ額がもらえる、ということだ。

 州議員では大体年棒$95、000もらっている。彼らの多忙さを考えると、妥当もしくは少ないくらい、とKeval君は語る。では彼らにとって働くことの一番の魅力は何か?年金だそうだ。

 この年金制度は警官だろうがオフィスのマネージャーだろうが、州や国に雇われている人全員に当てはまることである。つまり、決められた勤続年数分働いて年金を受給する資格をもらったとたんに 仕事を辞めても構わない。その次の日から、給料と同額の年金が、黙っていても入ってくるのである。これは全体で考えるととんでもない金額である。

 例えば年金受給資格が勤続年数15年だとして、20歳から働いて、35歳に退職して以降働かずに済むのである。ということは、仮にその人が80歳に死ぬとしたら、public sectorはその人に45年間、給料を払い続ける。それが全員分。新しい世代も含め、ずっと続く。人件費はものすごい。これがカリフォルニア(だけではないが)のdeficitのひとつの原因でもある。このことを知っている国民は少ないが、そういう人たちはpublic servantがあまり好きではない。彼らはそのpensionをもらうためだけに働いていて、国民に還元することは考えていないと考えるからだ。それでも生の議員を知っている私としては、彼女の人格が素晴らしく、しっかりとした動機に基づいて働いていると感じるのだが。

ちなみにkeval君は以上の話を大変熱く語ってくれた。彼のお姉さんは刑務所で歯医者として勤めようとしているらしく、その時の就職試験の一つに、速く走れるか、というのがあるらしい。いざという時に、囚人から走って逃げられるか、ということを見るものらしいが、囚人は歯医者一人追う暇があったら、走って脱獄しそうなものだけれど。