中東の某国への出張途上、今回のフライトはシンガポール航空になり、シンガポール・チャンギ空港で乗継ぎ便待ち中です。待ち時間が6時間もあるので、ラウンジで書いてます。
おかげさまで心配いただいた(誰も心配してない?)扁桃腺炎の症状は医者の薬のおかげですっかりよくなり、元気を回復しています。
しかし、シンガポールは寒い国(!)ですねぇ。
もちろん、冷房が効きすぎているという意味です。節電の日本とは大違いです。
もしシンガポールに来られるときは、上着は必須ですのでご注意を。
さて、皆さんご存知の通りのことですが、衆議院本会議で菅内閣への不信任案が否決されました。
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20110602/t10013284721000.html
(引用開始)
菅内閣に対する不信任決議案は、2日午後に開かれた衆議院本会議で採決が行われ、民主党から2人の議員が賛成票を投じましたが、賛成152票、反対293票の反対多数で否決されました。一方、賛成する方針だった民主党の小沢元代表や小沢氏に近い議員の一部が採決を欠席し、同じく賛成する意向を表明していた鳩山前総理大臣は反対しました。
菅内閣に対する不信任決議案の採決に先立って菅総理大臣は、党の代議士会に出席し、「震災に一定のめどがついた段階、私がやるべき一定の役割が果たせた段階で、若い世代の皆さんにいろいろな責任を引き継いでいただきたい」と述べ、東日本大震災からの復旧・復興や東京電力福島第一原子力発電所の事故の収束に一定のめどが立った段階で退陣する意向を表明しました。そして、午後1時半から開かれた衆議院本会議で、決議案の採決が行われた結果、自民党・公明党・みんなの党・たちあがれ日本が賛成しましたが、民主党内で賛成する意向を示していた小沢元代表らが採決を欠席し、鳩山前総理大臣や原口前総務大臣らが反対に回ったため、決議案は、賛成152票、反対293票の反対多数で否決されました。民主党では、松木謙公氏と横粂勝仁氏が賛成票を投じ、小沢氏や田中眞紀子氏ら15人が欠席または棄権しました。また、共産党は棄権し、社民党は欠席しました。本会議のあと、民主党の岡田幹事長は、輿石参議院議員会長と会談し、内閣不信任決議案に賛成した議員は除籍、欠席や棄権の議員は党員資格停止の処分とし、現在、党員資格停止中の小沢元代表については除籍としたいという考えを伝えましたが、輿石氏は、認められないと反発し、調整が続いています。
(引用終わり)
管首相が頼りにならないことは事実で、これはこれで大問題ではありますが、被災者が大変な時期に政局ばかり考えている野党の自民党・公明党他は何をやってるんだ、民主党内部でも小沢と取り巻き連中も勢力争いばかりを考えて、もうこの国の政治家にはもううんざりですね。
こうして見ると、社民党や共産党が、ずい分筋の通ったまともな政党に見えます。
まぁ、特に共産党なんかは筋が通り過ぎてて個人的には支持はできませんが。
小沢なんか岩手が地元なんだから、菅政権を批判するばかりの政局で動くのではなくて、本当に岩手や東北の人々のために誠心誠意、地道に行動すれば、菅首相なんかよりもずっと支持されて、結局それが求心力になったに違いない、言い方は被災された方にたいへん失礼だけど、チャンスだったのにと思うのですがねぇ。
震災への対応で、日本人の素晴らしさが世界中で賞賛されている一方で、政治家のレベルがこれほどに低いことは、多分、世界中で謎だと思われていることでしょう。私の近くのイギリス人もその一人です。
政治家っていうのは、誰にでもなれる一番簡単な職業だと聞いたことがあります。
「お笑い芸人から政治家になった人間はたくさんいるが、反対に政治家からお笑い芸人になった人はいない。」
俳優でも弁護士でも官僚でも医者でもそうでしょう。
必要なのは野心くらい?
もっとまともな政治家、まともな政党が出てこないですかねぇ。
(・・・というように他人任せなところが、日本にまともな政治家が少なくなった大きな原因ですね。はい。)