福島第一原発 連続放水と電源復旧 | ナンでもカンでも好奇心!(tomamのブログ)

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硬軟取り混ぜた種々雑多なネタについて書いてみようかと思います。
全くまとまりがないと思うけど、それが自分らしさということで。。。

福島第一原発、昨日はいくつか安心側のニュースがありました。

最も喜ばしいことは、3号機に対し、東京消防庁の送水車と屈折放水塔車を使って、くみ上げた海水を連続的に放水することに成功したこと。これは20日未明まで継続されています。

それから、5、6号機では電源ケーブルの接続して熱交換器の稼働に成功、水温が下がったとの報道もありました。2号機でも、ケーブルはつながったようです。

http://www.bloomberg.co.jp/apps/news?pid=90920000&sid=aODfo0GLfz.4

5、6号機では、復旧チームが非常用ディーゼル発電機で貯蔵プールの熱交換器を動かすのに成功。5号機のプールの水温は約20度下がり、午後6時現在、48度になった。

東京消防庁の緊急消防援助隊は屈折放水塔車を使って同日午前0時30分から約20分間、3号機から約2メートルの地点で、プールに向けて約60トンの海水 を放水した。午後2時5分からは、約800メートルのホースを車両に連結し、くみ上げた海水を無人のまま自動放水。1時間あたり180トンの放水が可能 で、20日未明まで続けられる見通しだ。



NHKの報道で、東京消防庁では、福島第一原発の問題が起きてからすぐにこの送水車と屈折放水塔車の派遣要請を想定していたとのこと。それなのに、出動要請が18日だったとは。
なぜもっと早く要請しなかったのか、残念でなりません。


いいことがあると、それと関係のない問題まで解決したように錯覚しがちです。
悪いことを冷静に想像しておきます。杞憂に終わることを期待しつつ。。。

2号機は電源ケーブルが接続されても、配管やポンプが動く状態かどうかはわかりません。
2号機は火災爆発していないためかえって外からの放水が困難ですので、冷却系統が再稼働してくれないと冷却が困難です。

最近は使用済み核燃料の危険性ばかりがクローズアップされていますが、原子炉側はどうなっているのか、忘れていて大丈夫なのか?と思います。
東電のホームページを見ても、1~3号機とも「引き続き原子炉への海水注入を実施しております。」とだけ書かれています。
前から書いているように、本来、原子炉・反応容器・タービン・凝縮器は閉鎖系のはずなのに、注入した海水がどこに消えて行っているのかがわからないままです。



NHKで、東京消防庁の方の記者会見が放送されていましたが、「最も難しかったことは?」、と聞かれて「隊員です」と答えた方の涙に感動しました。

こういう方々のおかげで、少しずつ機器からの脱出に近づいていると信じます。