『砂の器』のシンクロが教えてくれた、出雲と東北の繋がり。

昨日の記事でお伝えした東北の謎の祭り。

『砂の器』のシンクロが無ければ気付けませんでしたが、私には、この祭りの元は、美保神社のコトシロヌシ(エビス様)に繋がっているとしか思えません。

どちらの祭りも私の地元からは遠く離れているため詳細は知りません。

しかし、ネットの情報を調べるとともに、いくつかの共通点が見えてきた気がするのです。

美保神社の祭りは、国津神から天津神への国譲りを歴史絵巻のように再現している祭りです。

どちらの祭りも、数百年の間には、少しずつ変わっていった部分はあると思われますが、東北、男鹿の祭りが主祭神を『牛頭天王』から『スサノオ』に、あまりにも分かりやすく変えているところから見ても、その前にも『事代主命』から『牛頭天王』に変わった歴史があるように思えるのです。

私が同じ祭りだったのではないかと着目したポイントが３つ。

まず、神様役、つまり依り代となる方の異様さです。

男鹿のお祭りでは、お酒で酩酊状態のまま牛で運ばれます。

一方の美保は、瞑想状態。やはり、一人で普通に歩ける状態ではなく、海からの帰りは土を踏んではいけないということから、頭から布を被された状態で持ち上げられ、神社に戻られます。

次に、神社から二艘の船の待つ海に向かうこと。

ちなみに、これが繋がるかは分かりませんが、男鹿のお祭りでは船での舞いを「くも舞い」または、「蝶舞い」と呼ぶと書かれていましたが、美保のお祭りでは、神様役の方が蝶形の扇を持っています。

そして、どちらのお祭りも1年かけて準備を行うこと。

お祭りが終わると、もう次の準備となるのです。それを数百年守り続けるのって、スゴすぎませんか？？？

しかし、そんな人々の思いをよそに、時の権力者によっていつの間にか『スサノオ』にされてしまったように、神様は時に隠されて、時に悪者にされてしまうのです。

あっ、今気付いたのですが！！！

男鹿のお祭りは『統人行事』と呼ばれていますが、美保のお祭りは依り代となる方を「当屋」と呼んでいます。

漢字は違いますが、どちらも『とう』ですね！

ここで、締めようとして、ふと気付きました。

『砂の器』のシンクロの前に、もっと大事な布石がありました。

それは、エビス様LOVEの私が、出雲大社に行った時に、どうしても立ち寄りたいと、バスを乗り継いでコトシロヌシ系のエビス様の総本宮である美保神社に行ったことです。

そもそも、私自身がエビス様LOVEでなければ、美保神社の御神事など知ることもなく、この祭りの繋がりになど着目することもありませんでした。

最後に、この2つの祭りの繋がりを裏付けるようなことが書かれている文献などは何もなく、私のただの妄想でしかないと、付け加えておきますね

鬼や悪魔にされた神々⑤ 出雲と東北の繋がり