12/17 (日)  全日本ジュニアチャンピオンシップ

空手道選手権大会@ドルフィンズアリーナ(名古屋)


長男 中1男子軽量級 優勝

長女 高校生女子軽量級 準優勝



この1年の全国の予選大会を勝ち抜いた、
強豪集まるこの大会。
1回戦からタフな選手ばかりだ。

長男は小1から数えて7度目の挑戦で、
過去6回入賞歴無し。

何度も阻まれた壁を超え、最高の結果を得た。
決勝含め5回戦い、1回戦から全て接戦。

が、私も長男もなぜか淡々としていた。

長女の決勝戦前というタイミングで、
露骨に喜べないこともあった。

負け続けた毎年を思い出したら、
確かにグッとくるものがあったが、こらえた。
私も長男も、嬉し涙を流したら何となく
いけない気がしたのだ。
満足して良いのかもしれないが、
『ここをピークにしないぞ!』というような、
複雑な思い。

『よく頑張った。すごいぞ!』
『でも、お前だけの力じゃない。
まわりの人に感謝するんだぞ!』と、まず伝えた。

今日の勝利は、大きな自信にしてほしい。
でも決して、『人生の勝利者』ではない。
お前の人生の一部に、空手があり、
その中の、1つの大会で勝っただけのこと。

今日は思い切り喜んで良いぞ。
でも明日からは、浮かれず地に足つけて過ごせ。



私と長男の、空手をする上での3つの約束がある。

① 空手を続けること

『試合で勝てなくなったから』『忙しいから』
空手を辞めるとかは、許さない。
身体も心も、たった数年くらいでは
本当の強さは身に付かない。
空手道場では、学校や家で学べないことを
たくさん経験できる。
良い時も悪い時も経験し、それでも継続すること。

② 優先順位を間違えるな

 1. 学校での勉強、生活態度
    2. 部活(陸上部)
    3. 空手

テストで平均を下回ったり、生活態度を注意されたら、空手は制限する。
自分で選んだ部活動だから、今しかできないことを真剣に取り組む。
空手を理由に部活を休んだりしないこと。

学校➡️部活➡️空手道場
となると、クタクタである。
『あとでやろう』ができるはずない。
授業も部活も空手も、
その時に、集中して全力で取り組むこと。

部活も空手も、親が熱心になりすぎると
子供は強くプレッシャーを感じたり、それを
嫌いになる可能性がある。

③ 『自分にとって空手は
 何か?』常に考える

自分にとって空手は誇れるものであり、
誰にも負けたくないことだと、長男は言う。

自分で誇りを持つことには、妥協しないこと。

『疲れたから』『忙しいから』と、
理由をつけて稽古に行かない人が、
誰にも負けたくないなんて、矛盾している。




今まで長男には、人一倍叱ってきた。
空手の内容について叱ったことは、ほぼ無い。
物事や人に対する姿勢、態度、考え方の甘さについて叱ってきた。

だがその2倍、ほめてきた。
注意するポイントを見つけることは簡単だが、
具体的にほめるって、意外と難しいのだ。

また来年も、頑張ろうな!

最後になりましたが、お世話になりました皆様、
ありがとうございました。

(小原先生の指導とセコンドのおかげで勝てました)

次回は長女編をお送りします!