交通事故にあった猫のTom -2ページ目

交通事故にあった猫のTom

野良猫トムは交通事故にあい後脚と尻尾を失い何ヶ所も骨折していました。大手術と長い入院を乗り越え少しずつ元気になりました。今では3本足で上手に歩けるように!

僕はハチワレ猫のTom。
僕は兄弟猫と仲良く暮らしてた。
生後5ヶ月位になったある日僕はいつものように兄弟猫と追いかけっこ。
ひっきりなしに車は通っていてヒヤッとする事もたまにあるけどいつものように駆け抜けられるはずだった。
でもその日はちがった。
大きくて重いカタマリは僕の身体を一瞬でめちゃくちゃにしたんだ。
僕は転がるように逃げたよ。這いつくばって逃げた。
でもおかしいんだいつもみたいに動かない。
駐車場の奥で僕は力つき倒れた。
僕はなにが起きたかわからないくらいの衝撃と痛みで鳴いた。
呼吸が荒くなって意識も遠くなるけど一生懸命泣いたんだ。
僕の鳴き声に気がつく人もいたけど誰も助けてくれない。
部活帰りの女の子が僕の姿を見て涙を流した。
その子はその場から走って消えた。
辺りは真っ暗になり僕は不安でたまらなかった。
その時誰かが近づいてきた。
僕は力を振り絞って鳴いて居場所を教えた。
「怖がらなくて大丈夫だよ」と僕をタオルで包み車へ。
着いた先は動物病院。
僕はレントゲンを撮ったり点滴につながれたり怖くて怖くて。

僕は後ろ脚と尻尾がなくなっていたんだ・・・
残った後ろ脚も骨板も前脚も1本バキバキに折れていた。
お腹も傷だらけ。
身体はショック状態ですぐに手術する事が出来ないんだって。
僕を動物病院に連れてきたあの中学生の女の子とお母さんは泣いていた。
僕をどうしてあげるのがいいのかわからなくて。
きっと乗りかかった事の責任の重さに潰されそうだったんだ。
僕は野良猫らしい出来るだけ力強い目で女の子とお母さんを見た。

「僕は死ぬつもりなんてないよ」
そうしたらお母さんは獣医さんに「この子に出来る限りの事をしてください。痛み止めは切らさないであげてください」って言ったんだ。
何日かして僕の身体の数値が少し安定した事と感染症が危ないからと手術が始まった。
長い長い命がけの手術だ。
シッポはキレイに切断された。
千切れてた脚も根本から断脚した。
そして骨板も半分になり前後2本の骨折した脚はプレートで固定された。
皮膚がボロボロだったから縫うのが大変だったみたい。
手術は無事終わり僕は耐え抜いた。
そしてご飯まで食べてみんなを驚かせた。

お母さんはね、長い入院期間、病院がやっている日は毎日毎日僕に会いに来てくれた。エリザベスカラーで不自由な僕に水やご飯を食べさせてくれた。
いつも「トムー」と言ってケージを開けてくるんだよ。
僕はだんだん「トムー」って言われるとワクワクするようになったんだ。
「トムくんいい子」と言いながらグルーミング出来ない僕に変わって身体を撫でてくれるお母さんを僕はだんだん好きになってきた。

その頃僕は感染症と闘っていた。
手術の傷は化膿し大きな穴となり痛いはずなのに僕はお母さんに撫でられるとゴロゴロがとまらなくなっちゃう


長い入院が続き感染症がやっと治って来た時に僕はまた車に乗せられて知らない場所に連れて行かれた。
犬や猫がいる所。
お母さんもお姉ちゃんもいる所。
僕は知らなかったけどお父さんとお兄ちゃんもいたんだ。
お母さんが「トムくんここがトムくんのおうちだよ^ ^ずっとずっと一緒にいれるよ」って言ってくれた。
僕はまだちゃんと歩けなかったけどお母さんがずっと一緒にいてくれるから嬉しくていつもゴロゴロ喉がなっちゃう。
猫のお兄ちゃんもとっても優しくしてくれた。犬のお姉さんはちょっと怖いけど・・・

月日がたって僕は3本脚で上手に歩けるようになったよ。激しい動きは出来ないけど自由に部屋を行き来できるよ。
出窓に乗りたい時は出窓を見るんだ。
そうしたらお母さんがすぐに乗っけてくれる。
まさに「あ・うん」の呼吸だよ。

お母さんは僕の事を本当に好きなんだ。
僕にはそれがとってもよくわかる。
僕も入院してる時に毎日「トムー」って会いに来てくれた時から大好きなんだ。
これからもずっとずっと生きている限り一緒にいよう!