　今日の天気も雨模様だったので、G230エンジン作業の続きを行った。

　ピストンを軽量化したので直ぐに組み立て出来るのですが、エンジンのバランス率を考慮して組み上げて見る事にします。

　ここからは、NETのあちこちで書かれていて、オープンになっている部分。

　まずは、ピストン及び周辺のパーツ（ピストンピン・クリップ・ニードルベアリング・ワッシャー・ピストンリング）の重量測定。

　28.33gである。この重さが２万回転以上で、往復運動をすることになる。

　対して、ピストン周りの重さに対抗するのは、クランクシャフトのバランサー部分の重量となる。

　コンロッドの重さも関係するので、コンロッド小端部に錘をぶら下げて吊り合う重さに調整。ナットやワッシャーをぶら下げて測定する。

　吊り下げた錘の重さは、8.87gだ。いわゆる、クランクシャフトのバランサー部分の重さとなる。

　一方、コンロッド小端の重さは。

　コンロッドが水平状態になった所の重さを測定。7.28gであった。

　それぞれの重さからバランス率を計算して見ると、純正クランクシャフトで組み上げた時は45%程度のバランス率となる。

　ピストンを軽量化してあるのでこの値ですが、純正ピストンはもっと重いので40％程度かと思います。

　ピストン周辺とクランクのバランサーが同じなら、100%となって相殺する事になるが、上死点(0度)と下死点(180度)のみで、90度や270度ではバランスが採れない。

　自分は50％程度を目標に、バランス率を採るように考えている。以前、Abbateエンジンのバランス率を測定させて頂いたが、50％に近かった。

　では、クランクバランスを幾つにしたら50%程度になるか計算して見た。

　10.5g程度に納めれば良いと言う結果だ。

　今日はここまで。

　明日は、走られるかも。

G230エンジンの改造（２）