「僕ってさあ、中学まではスッゲーいい子だったんだよ」
「意味もなく、親に反抗したりもしなかったしな」
「けど、高校で勉強についていけなくなっちゃってさ」
「すると、今までいい子だった分、反動が来てさ」
「言葉にならない気まずさみたいなものがあってな」
そんなことだから僕は、いつまっでたっても大人になれないんだってさ
いつまでも大人になれない、子どものままだそうだ
身体ばっかでっかくなって中身がそれについていってない…
それに、左目が隠れる程の長い髪
まるで僕だ
まあ、っていっても僕の周りにはあんな奴らはいないし
僕にはあんな意志も勇気も特殊な事情も何もない
僕には何もない
でも俺にしかないものもある…はず
