子供のころの白黒

強いものとよわいもの
悪と正義


グレイはなくて
ゼロかひゃく
全てが陰か陽で


昼間と夜

照らすものは太陽か月

でも太陽と月は全く別物で。



悪いことといいこと
あのころは識別できてたのに、大人になるってなに?
グレイに浸蝕されること?

だめなことをダメだと言えない世界に生ぬるく浸かって
惰性惰性で生きていくこと?

りんごをかじってしまったイブは、堕ち続けるしかないの?
楽園は追放されてもなお、蜃気楼を追い続けているのか



小さなころに思っていた正義が、いまの大人に通用しないわけがない
小さなころの判断の方が迷いがなく純粋で、
なぜグレイに染まるのか

利潤、私欲、状況、経済
そんなものどうでもいい

蜃気楼の中で暮らしているみたい
みんな本当のものは掴めてない
届かない
触ってない

真実はどこ

うすぼんやりした世界の中でまさぐり続ける手を

誰がつかんでくれる?
誰かつかんでくれる?