今日、万博競技場で行われたガンバ大阪の今季最終戦の観戦に行って来ました。今年の最終戦はいつもの最終戦と少し意味が違います。
と言うのも、今日でガンバ大阪が万博競技場で公式戦を行うのが最後だからです。なので、最後の万博の試合を一目見ようとゴーストを観終わった後直ぐに家を出ました。
大阪モノレール「万博記念公園駅」で降りました。写真は木曜日にオープンしたばかりのエキスポシティ。１０時過ぎに着いたのですが、最後尾が出来るほどの行列でした。
オープンしたばかりのエキスポシティへ行くお客さんと重なった為、モノレールは満員状態でし7た。
駅から歩いて１０分、ようやく競技場に辿り着きました。公式戦、そして万博最終戦と言う事もあってか、多くのサポーターの方が来られていました。
開場時間は１１時半からでしたが、１５分ほど早く開場し、入場して席に座りました。
この競技場で試合が行われるのも今日が最後です。１９９３年にＪリーグが始まって２３年、長い間数々のドラマを生み出したこの競技場ですが、最終戦はどんなドラマが展開されるのか楽しみでした。
試合が始まるまでのガンバはこの時点では年間４位。３位のＦＣ東京とは勝ち点が２。ガンバ大阪がチャンピオンシップに出場出来る条件はただ一つ。
勝利あるのみ！！
ガンバが勝ち、なおかつＦＣ東京が引き分け・負けでガンバが３位に上がってチャンピオンシップに出来るのだ！！
なので、今回の試合は何が何でも絶対に勝たなくてはいけない試合なのです。
もしこれで勝てなかったらおそらく競技場は荒れるだろうなと不安がありました。
最終節の相手はモンテディオ山形。昨年の天皇杯の決勝の相手で、去年Ｊ１に昇格しましたが、１年でＪ２降格してしまいました。
ですが、油断の出来ないチームなので、果たしてどうなるのか？
「勝て 勝て 勝て 勝て ホームやぞ！！」
最終戦と言う事もあり、サポーターの方々の応援にも気合が入っております。
暫くすると、長谷川監督が登場！！
続いてガンバイレブンが登場！！
サポーターの方々に挨拶に来られました。
俺達がついているぞ！！だから絶対に勝ってくれよ！！
山形の選手達と握手を交わしていよいよキックオフ！！
試合が始まりました。しかし、なかなかゴールの機会を何度も潰し、逆に相手チームに追い込まれてピンチになるシーンもありました。
なかなか試合が進展しないまま前半の４５分が過ぎ、そのままハーフタイムに突入してしまいました。
点は入らんわ、頭は痛くなるわでイライラした前半でした。
他のチームの途中経過を見てみると、ＦＣ東京とサガン鳥栖の試合も０－０のままでした。例えＦＣ東京が負けても、ガンバが勝たなければ話になりません。このままで終えていいのか！？
そのまま後半に突入。後半は前半と比べてちょっとガンバのペースになったので、これは期待出来るかもと思いました。
すると、長谷川監督は選手を交代させました。そして後半が始まって１６分、ついに試合が動きました！！
大森選手がゴールを決めて１－０。まずガンバが先制しました。サポーターのテンションが一気に上がったままその２分後、またしても大森選手がゴールを決めて２点目。
更にその後も２点入り、僅か５分で４点先取したのです！！この怒涛のゴールラッシュに流石に目が点になりましたね。僅か５分ですよ！！大袈裟な言い方ですが、運が一気にガンバの方に向いて来た様に見えました。
だが、例え４点差とはいえ油断は禁物です。まだ後半が始まって２０分が過ぎただけです。あと２５分あるので、油断大敵です。安心は出来ません。
その後も、ガンバのペースは続くものの、なかなかゴールに辿り着けません。惜しいシーンもありましたが、山形の反撃の隙を与えませんでした。そして、終了のホイッスルが鳴り・・・
４－０でガンバ大阪が勝ちました！！
今季最終戦、そして万博最後の試合を見事勝利で飾る事が出来ました。
だが、ガンバ大阪にはまだ待たなければいけない物があります。それはＦＣ東京の試合結果です。ガンバが勝っても、ＦＣ東京の試合の展開次第でどうなるか分かりません。
ガンバの試合が終了した時点で、ＦＣ東京側はまだ試合が終わっていませんでした。０－０のままだったので、私の周囲のサポーターの方々はスマホを見ながら「はよ終われ！！」と言っていました。
そして、ＦＣ東京の試合終了のアナウンスが流れた途端・・・
ガンバ大阪が得失点差で年間３位に上がりました。これにより、
ガンバ大阪のチャンピオンシップの出場が決定したのです！！
私は最初、状況的に今季は無理かも知れないと思っていたのですが、これは本当に奇跡以外の何物でもありません。
最後までガンバ大阪とそれをサポートする方々の思いが生んだ勝利です。今日ここに来るまではＡＣＬ、ナビスコ杯を逃してしまい、意気消沈の状態だったので、最後の最後で決めてくれて本当に良かったです。
競技場内のボルテージが高ぶるまま試合は終了。山形の選手達と再び握手を交わすガンバイレブン。
この後、２０１５年の最終戦セレモニーが行われました。「２０１５年 黄金の脚賞」の発表が行われました。
今年も選手達はチームの勝利に大きく貢献してくれたので、誰が受賞してもおかしくありませんでした。ただ、敢えて言いませんが、誰もがあの選手だと思っていました。
今年の黄金の脚賞は丹羽選手でした。ご本人もまさか自分が受賞するとは思っていなかったらしく、コメントもタジタジでした。
続いて遠藤選手のコメント。まず「丹羽大輝がすみませんでした」と笑いを取りましたが、この後の遠藤選手の様子が少しおかしかったのです。
コメントを度々噛んでいたのです。周囲も「あの遠藤選手が珍しく噛んでいるな」と言い出すほどでした。いつもはビシッとコメントしている遠藤選手も、噛みまくっていました。
そして、遠藤選手はチャンピオンシップで勝利する事を宣言し、更に、来年の優勝まで宣言しました。
おいおい、大丈夫か！？
大きな目標を立てるのは良い事だけど、もし達成出来なかったら反動が怖いぞ。でも、宣言した以上は来年は何としても頑張ってもらわないといけませんね。新スタジアムも出来たし、周囲の施設も生まれ変わったので、上位にいてもらわないと困りますよ！！
続いて長谷川監督のコメント。まず遠藤選手と同じく「丹羽大輝がすみませんでした」と言って爆笑を誘いました。だが、直後の様子がおかしかったのです。
何と、長谷川監督も噛みまくっていました。どうやら二人ともまさかチャンピオンシップに出場出来るとは思っていなかったらしく、本当にコメント噛みまくりで、流石にサポーターも呆れたのかどうかは分かりませんが、ちょっとだけブーイングが起きました。
ですが、まだ戦える事を喜んでいました。まだ天皇杯とチャンピオンシップが残っています。ガンバの戦いはここからが正念場です。
これで今季のリーグ戦は年間３位で終了しました。今年も色々ありました。負けが込んだ時は痛烈に批判した時もありましたが、やっぱりこのチームは一生懸命と言う言葉がそのまま形に出ているチームだなと思います。
リーグ戦は終わりました。だが、チャンピオンシップと天皇杯があります。相手はどれも強敵ばかりです。ここまで来た以上、死に物狂いで頑張って、勝利の二文字を持って帰って来て欲しいですね。
これからも頑張れ！！
だが、これで終わりではありません。
今回で万博競技場で試合が行われるのが最後なのです。
何と、歴代のガンバＯＢが集結したのです！！最後の万博競技場のセレモニーがこの後行われました。
西野政権時代、ガンバの勝利に貢献していた宮本選手がスピーチを行いました。宮本選手のコメントには重みを感じました。
この思いを無駄にしない為にも、ガンバ大阪にはこれからも頑張って欲しいです。
「ありがとう 万博」
Ｊリーグが始まって２３年間、この競技場には様々な思い出が詰まっています。私は途中からガンバのサポーターになりましたが、Ｇビジョンの映像を見ていると、２３年間を一気に体験した様な気がします。
かつては「Ｊのお荷物」とまで言われていたガンバ大阪ですが、今では３冠を達成する等、Ｊリーグの歴史に名を刻むほどのチームになって来ました。Ｊ２に落ちてしまった時期もありましたが、一気に這い上がり、ここまで来る事が出来たのです。
来年は新しいスタジアムで試合が行われますが、相手チームはますます警戒して研究して来るでしょう。
ガンバ大阪には、これからもサポーターは勿論、地元関西を盛り上げるのに大いに貢献して頂き、常勝チームとしての地位を築き上げて欲しいですね。
これが来年からのガンバ大阪の本拠地・市立吹田サッカースタジアムです。このスタジアムは、何と全て寄付金で出来たスタジアムで、４万人収容出来るのです。周囲にはエキスポシティもあるし、万博記念公園もあるので、来年からは大いに盛り上がりますね。
その為にも、何度も申していますが、ガンバ大阪には更なる高みを目指して欲しいですね。
これからも頑張れ、ガンバ大阪！！
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