今日、滋賀県守山市にある佐川美術館で開催されている「ウルトラマン 創世紀展」に行って来ました。
佐川美術館は、佐川急便株式会社創業４０周年記念事業の一環として、滋賀県守山市に開館されました。
館内には、日本を代表する芸術家である日本画家の平山郁夫氏と、彫刻家の佐藤忠良氏、陶芸家の樂吉左衛門氏の作品を展示。日本画・彫刻・陶芸と３つの柱を携える美術館となっております。
この美術館は、以前から訪れようと思っていた美術館でした。今回、ウルトラマンの催し物が開催されているのを知り、ようやく機会が訪れたのです。今回の催し物は、私にとって一石二鳥でした。
これが佐川美術館ですが、本当に大きな美術館です。ただ、これはほんの一部で、この奥にもまだあります。夜になると、ライトアップもあるみたいなのですが、そのライトアップが格段と美しいらしいのです。今回は見ていませんが、また訪れる時に一度見てみようかなと思います。
ただ、佐川美術館に行くバスが１時間に１本しかないので、そこは改善して欲しいなと感じました。
今回開催されている「ウルトラマン 創世紀展」ですが、「ウルトラＱ」から「ウルトラマン８０」までのウルトラシリーズを取り上げ、その人気の秘密を探ると共に、多くの世代にウルトラマンの世界を思う存分楽しんでもらう事がテーマになっております。
先週の日曜日に訪れた京都タカシマヤでの「円谷英二 特撮の軌跡展」では、円谷英二氏を中心にスポットが当てられましたが、今回の催し物はウルトラＱ誕生からウルトラマン８０までが取り上げられました。
写真撮影は勿論禁止でしたが、数多くの資料等が展示されていました。中には、あっと驚く物まで展示されていました。
ウルトラシリーズが誕生する前、フジテレビで放送する事を前提として制作されたものの、最終的には見送りになった「ＷｏＯ（ウー）」の台本が現物展示されていたほか、ウルトラＱから８０までの台本が全話、当時のまま展示されていました。
ミニチュアも、当時撮影に使用された物が沢山展示。ウルトラＱの第２８話に登場した異次元列車や、ウルトラセブンの飛行ミニチュア、ウルトラホーク２号やキングジョーの分離状態、ウルトラ戦士の当時のマスクは勿論、スーツの一部、隊員服、ゼットン星の円盤、怪獣のデザインの原稿も展示されており、ファンの方にはたまらない物ばかりでした。
当時使用された物が今回多く展示されていたので、本当に涙ものでした。シリーズ誕生から４８年経ちますが、４８年経った今もこうして大事に保存されているので、ある意味貴重な財産です。
美術館には大人から子供まで、多くの方が来られ、展示物を見ては驚愕されていました。それだけ今回の催し物は凄いのです。
館内は撮影禁止ですが、唯一撮影可能な場所があり、そこにはウルトラマン～８０までのウルトラ戦士が集合していました。
せっかくなので、一人ずつ写真を撮って来ました。
ウルトラマン
ウルトラセブン
ウルトラマンジャック
ウルトラマンエース
ウルトラマンタロウ
ウルトラマンレオ
ウルトラマン８０
７人のウルトラ戦士に、子供も大人も大興奮でした。
ミュージアムショップには、ウルトラグッズも販売されていました。限定のソフビは今回ありませんでしたが、私は記念にこの２点のクリアファイルを買いました。特に左のウルトラマンは、創世紀展オリジナルのクリアファイルだったうえ、数が少なかったので即買いました。
今回のウルトラマン 創世紀展でしたが、本当に大変貴重な物が多く展示されていたので、訪れて本当に良かったと思いました。どれも感涙する物ばかりだったので、絶対にこの催し物は訪れるべきだと思います。４８年の歴史を一気に感じた催し物でした。
先週の円谷英二氏の催し物でも申しましたが、こうして築き上げて来られた物は、本当に財産です。この財産は、次の世代にも伝えなければいけないと思います。当時、ＣＧと言う物は勿論無かった時代に、試行錯誤を繰り返しながら完成まで辿り着き、後に半世紀に渡る物に成長した特撮技術。その技術は今の世代の人間にきちんと受け継がれていますが、やがては次の世代に受け継がれます。大人の私達もそうですが、今回この催し物に訪れた子供達の眼にも焼きついたのではないかと思います。
今回の催し物は、本当に貴重な体験をしました。今後も、こう言った催し物を開催して欲しいです。
今回開催されている「ウルトラマン 創世紀展」は、６月１５日（日）まで開催されています。ウルトラシリーズが誕生するまでの秘話や、特撮に対する情熱や文化を体験出来る催し物ですので、皆様も是非足を運んで下さい。
詳しくは佐川美術館のホームページ
http://www.sagawa-artmuseum.or.jp/
にアクセスして下さい。